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羽生くんの『KENJIの部屋』全5回

2015.10.01.Thu.19:32
月も変わったので…(という意味のあるようでない断り)
公式レポもあるんだけど、結構違うところや欠落があるので、全5回分まとめて書き起こしてみた。
 

羽生結弦選手エピソード1 2015年9月1日(火)放送
(公式:前編①/前編②/前編③/後編①/後編②/後編③

―振付師宮本賢二がフィギュアスケーターの素顔に迫る『KENJIの部屋』。新シーズンの幕開けを飾る最初のマンスリーゲストはこの方。金メダリスト、羽生結弦

(対談前インタ)
―じゃあよろしくお願いします
羽生:よろしくお願いします
―えーとー、今日は、あのー、宮本賢二さんとのトーク収録…
羽生:(目を閉じて会釈)

● トーク番組出演は? (←放送時テロップ以下同)
―こういう番組っていうのは、今まで何回か…
羽生:うんとー、織田さんだとか、選手同士っていうのはあったんですけれども、あの、賢二先生、振付師、またはコーチという、立場の、方とこういうふうに対談というのは初めてですね

● 今の気持ち
羽生:意外と緊張して、て、はは(笑) なんか普通のその、インタビュー形式の対談とかではないので、結構緊張するな、っていう、感じは、ありますし、後は、逆に、その、賢二先生とだからこその、そのーリラックス感ていうのも、今、味わってます

● 2人の関係
羽生:アイスショーの、基本的にアイスショーのオープニングフィナーレ、に関しては、あのー賢二先生が、基本的に振付、をされていますし後は、んーと自分のエキシビションのプログラムも(「を」かも)、何回も賢二先生に、えー振り付けて頂いてるので、まあそういう関係で、あのー、いつも、えー…良くして頂いてます(笑)

● 賢二先生の印象
羽生:ぃや僕からい、言えることってな、何があるんだろうな(首を捻って笑いながら)なんか、たくさんの方々がもう、されてるんで、なんて言えばいいかわかんないですけど、僕の印象は…そうですねほんとに、非常に細かいところまで、こだわりを持っている、方だなと、いつも思っています(頷きながら)
羽生:(息を吸って考えながら)いや怖くはないですし、むしろ、すごい明るいなーとか、あの僕はやはり、まあ東北の人間なので、その、関西のノリというか(笑)なんか、そういう、面白いところがあっていいなっていつも思ってます

● どんな話をしたい?
羽生:いやもうとにかくやはり、あのー、普段、インタビュー、という形では聞けないような話を、したいなーということもありますし、またはその、やはり賢二先生との、えートークなので、その振付の話だとかスケートの話っていうのを、そのー、選手と振付師という形の、中で、あの盛り上げて行けたらいいかなっと思ってます
―じゃあ、収録、よろしくお願いします
羽生:(目を閉じて会釈しながら)お願いします

● 出会ったのはいつ?
宮本:えーと最初はちょっと、いつかわからないんですけど、アイスショーで、羽生くんが、ショー出て…ジュニアの頃ですかね。いやノービスやったかそれぐらいですかね。そんときに初めて、会いました

● 羽生選手の印象
―普段はどういう方…
宮本:あ、もう、ほんと、普通の、キャッキャキャッキャ騒ぐし、まあ、練習になると、もう一切何も見えないぐらいに集中する。で、「スケーティング練習しなさい」って言ったら、ほんとに一時間ずーっと練習して、「結構やったんですけど、先生どうですか?」って、言いに来る、ほんとに素直な子で(頷きながら)
宮本:ああ、あのーまあ本人も、言ってるけどあのイヤホンとか、音楽機材とか好きなので、あのー、パッと振付したら、あのー、「じゃあ、5分」って言えば、パッとして(イヤホン耳につける仕草)ずーっとこう(指でリンクを周回するような仕草)やってますね。練習を、休むことなく。あっ、振付中に休んでるとこ見たことがないですね。(頷きながら)うん

● どんな話をしたい?
宮本:(笑いながら)いやそのー、みなさんがねテレビで見る羽生くんていうのはいつも集中して、練習して、なんですけれども、羽生くんも、ちょいちょいジョークを言うし、変顔もするし、こうなんか、そのー普段の、あのー、楽しい羽生くんを、見せれたらいいなぁと思って、います

―進化し続ける日本男子フィギュアスケート界のスーパースター、羽生結弦を迎えた『KENJIの部屋』。笑いあり、涙ありのノーミストークが満載。オリンピック金メダリストの知られざる素顔が明らかに

羽生:(扉を開けて部屋の中に入ってきて)お疲れ様です(小声)
宮本:あら(拍手)
羽生:(スタッフにも会釈しながら)お願いします
宮本:(拍手しながら)お疲れ様です
羽生:お疲れ様です
宮本:どうぞ(椅子を促す)
羽生:(椅子の前へ行きながら)お願いします
宮本:大丈夫?課題終わったん?
羽生:終わりました
宮本:頑張った?
羽生:頑張りました
宮本:(笑)疲れてる(指差して笑いながら)
羽生:低いですね(笑)
宮本:テンション低いな(笑)
羽生:テンション低いですね(笑)

■ お揃いのTシャツで登場 現役大学生 羽生結弦選手
宮本:なんか、ごめんねなんか、(羽生くんが着ているチャームジャパンTシャツを指して)気使って頂いたみたいで
羽生:いや気、気は使ってない…ふ、普段のファッションですこれ
宮本:あぁ、ありがとう(小芝居)
羽生:ありがとうございます(笑)
宮本:休みとかちゃんと取れてんの?
羽生:そうですねぇ…まあちょっと、大学の課題も、いろいろあって
宮本:うん
羽生:まあやっぱり(胸に手を当ててマイクがゴツっと言う)大学生なので
宮本:ああ
羽生:それ頑張ってますいろいろ
宮本:まあ勉強はちょっと、(腕組んで)俺はちょっと、教えれるところが少ないかもしれないけど
羽生:いや
宮本:(笑)
羽生:ぜひ。ぜひ!
宮本:(笑)
羽生:教えてもらいます(笑)
宮本:(笑) じゃあ、まあ、今日はよろしくお願いします(お辞儀)
羽生:よろしくお願いします(お辞儀)

―KENJIも緊張している様子の中

羽生:(着席を促されて)はい。(着席して、テーブルの斜め先に固定されたカメラを見て微笑)

―いよいよトークがスタート

■ 最近どうしてる?
宮本:じゃあ今日、(手を叩いて)改めて、ありがとうございます
羽生:ありがとうございます(お辞儀)
宮本:いやほんま、忙しいやろけど、最近どうしてんの?その…ちゃんと、休みは、取ってんの?
羽生:いや、最近どうしてるのと言われると、まあ、仕事がたくさんあり、アイスショーがたくさんありというか
宮本:そうやんねえ
羽生:もうなんか、大体もう、スケートと、あとはその、仕事関係、に
宮本:仕事関係(苦笑)
羽生:ほぼ、時間を取られています

宮本:あれ(笑)ちょっと待って(指差して)何歳やったっけ?
羽生:二十歳です
宮本:二十歳ですよね
羽生:今年で21です
宮本:あっそう。たぶんね、他の人はね、「いや仕事がね…」って言わないもんね
羽生:あははは(笑)まあ大学があるぐらいは言うかもしれないですね
宮本:そうねそうね
羽生:ゼミはーとかって
宮本:でプラス勉強せなあかんもんね
羽生:そうなんですよね
宮本:大変やな
羽生:大変です。はい(頷く)

■ 仕事・スケート・大学 三足のわらじ
宮本:だって休み…なんちゅうの、その、じゃあ仕事やろ、でスケートやろ
羽生:はい
宮本:大学の勉強やろ
羽生:はい、はい
宮本:その、中でこう取れた時間ていうのは何してんの?
羽生:…うーんとー…最近その時間がなさすぎてあんまり(笑)
宮本:マジで?
羽生:そうですね。あのやっぱり大学の課題が結構、忙しくって
宮本:うん
羽生:結構、切羽詰まってる状態なんですけれども。まあ他は、ゲームしたりとか
宮本:あっ、ゲームとかはできてるんだ
羽生:あのー、できる時が、あれば
宮本:できる時(笑)
羽生:あはははは(笑)
宮本:あの、移動中とかみたいな
羽生:そうですね。移動中でも結構パソコン、持ち歩いて
宮本:うん
羽生:レポート書いてたりもしますけど
宮本:あっ…
羽生:はい
宮本:お前、ちゃんと休みや
羽生:(笑)
宮本:いやほんまほんま
羽生:いや、それ、もう
宮本:うん
羽生:いろんな方に言ってくださいよ、あのもうちょっと休ませてくださいって僕が言いたいですもん
宮本:(周りの人に)休ませてください。みなさん、休ませてください、そして、あれですよ、あの、(指差して)釣り行こ、釣り
羽生:釣り
宮本:釣りしたことある?
羽生:ないです
宮本:やってみたらおもっしろいよ
羽生:(小刻みに頷きながら)釣りゲームは、よくちっちゃい頃よくやってましたけど(笑)
宮本:ああ、だからじゃあ、大体わかるよ
羽生:ほんとですか
宮本:うん、今度行こ行こ
羽生:(頷いて)行きたいです
宮本:あの休みをちゃんと取って
羽生:休みをちゃんと取って
宮本:ちゃんと取って
羽生:ちゃんと取って
宮本:琵琶湖へ行こう琵琶湖
羽生:琵琶湖って、結構釣れるんですかそれは
宮本:…そうですねえ…
羽生:あははは(笑)
宮本:あの、いい感じですよ
羽生:いい感じですか

■ 話題になった「壁ドン」@宮本賢二オフィシャルブログ
宮本:あっ、ごめん思い出した。なんかごめんねなんか、前に、壁ドンのやつでさ
羽生:はい
宮本:すごいなんか、わってなっちゃって、なんか
羽生:はい
宮本:迷惑かけたかなと思って
羽生:いや、大、丈夫です
スタッフ:(笑)
羽生:大丈夫です(微笑みながら)
宮本:なになに、全然、大丈夫じゃないんですみたいな
羽生:ははは(笑)いや大丈夫、です(笑)
宮本:あれ、なんか、反響とかすごかった?
羽生:すごかったですね。あの他のイベントなのに壁ドンの話しかされなかったっていうのは覚えてます(笑)
宮本:(笑)す、どうも、申し訳ございませんでした(お辞儀)
羽生:(笑いながらお辞儀)
宮本:いやでもあれもさ、ただ、なんかの練習の合間にねえ
羽生:はい、そうですね
宮本:ちょっと遊んでやっただけやったのに
羽生:遊んでるだけなんですけどね
宮本:うん
羽生:まあここまで、いろいろ、いろんな意見が飛んでくるとは思わなかったです(笑)
宮本:俺もびっくりした。なんかいきなりなんか急上昇とかなんかで
羽生:はい
宮本:うん。まあ、でもまあ、ほら、ファンの人もさ、あのーいろいろあったし、大変なこともあったやろうから、笑顔が見せれる、っていいんじゃない
羽生:笑顔じゃないですから(真顔で真正面から睨み上げる)
宮本:めっちゃこんなんやねん
羽生:(笑)めっちゃ真剣な顔してましたから
宮本:今ちょっと、壁ドンやっちゃったぁ?
羽生:やってないです
宮本:(笑)
羽生:やってないです
宮本:やってない
羽生:やってない。壁ないし
宮本:壁ないし、壁ないし
羽生:(笑)
宮本:空気ドン?
羽生:空気ドン(笑)振りが雑(笑)
宮本:雑やろ俺
羽生:賢二先生振り雑ですよね割と
宮本:マジ?
羽生:うん
宮本:そやな。去り際も適当に去るしな
羽生:そうなんですよ
宮本:(笑)
羽生:どこまで、どこまで、踏み込んでいったらいいかわからない時があります
宮本:あ、大体、なんでも大丈夫
羽生:なんでも大丈夫ですか
宮本:じゃあちょっと、あれ、まじめな、スケートの方行こっか
羽生:はい(笑)あはは(笑)切り返し(笑)
宮本:(笑)

■ スケート始めたきっかけ
宮本:まあ、えーとスケート
羽生:はい
宮本:始めたきっかけっていうのは
羽生:僕は、姉ーが、えーっとー、4歳上なんですけれども
宮本:うん
羽生:姉が始めて、ほんとについて行くだけで、スケート始めました
宮本:あっ、そうなんや
羽生:ほんとにもうなんか、まあありきたりかもしれないですけれども
宮本:うん
羽生:別にスケートが好きで始めたとかそういう感じはなくて
宮本:うん
羽生:ほんとにもう、別にやらされたわけでもないんですけれども
宮本:うん
羽生:その、ただ単に姉がやってること、だったから、姉と一緒にいたいし、みたいな、感じで
宮本:ふ~ん
羽生:はい
宮本:何年か前に、その行った時に、たぶん俺お姉ちゃんと会ってるんよね俺(自分を指差して)
羽生:たぶん会ってると思いますねえ
宮本:でもまあ、俺、人見知りやから
羽生:(笑みを浮かべながら頷く)
宮本:こう、こんな感じやったけど(俯いて)
羽生:(笑)
宮本:たぶん、そうやんねまた、今度また、お話でもさしてもらいます
羽生:そうですね
宮本:で、ついて行って、滑ってて、なんちゅうの、すぐに、なんちゅうののめり込んだとかそういうわけでもないの?
羽生:のめり込んでもないですね僕。ほんとにだからただ、姉の背中を追いかけてっていう言葉が一番しっくりくるんじゃないかな
宮本:今お姉ちゃんがめっちゃ喜んでると思うよ
羽生:いやでも結構、あのー、「なんで私のことばっか言うの?」ってたぶん、逆に思うと思います
宮本:(笑)
羽生:えへははは(笑)
宮本:なんか、そういうなんか、裏のことは、じゃあやめときます!
羽生:はい、あはは(笑)はい(笑)
宮本:(笑)

■ 仙台はスケーターの宝庫
宮本:いやほんで、そのー仙台って言ったらさ、まあ、何?静香ちゃんもそうやし
羽生:はい
宮本:岳斗先生もそうやし
羽生:はい
宮本:武史、武史先生もそうやし。みんなこう、固まってるよね
羽生:そうですねえ。特にあの世代が
宮本:うん
羽生:長野五輪の、時なんか
宮本:うん、うん、うん
羽生:もう、日本選手って言ったらいいんですかね、あのペアも含めて
宮本:うんうん
羽生:4人が仙台から出てるので
宮本:あっ、あれ…
羽生:しかも全員先輩なんです
宮本:万里絵ちゃんか
羽生:はい
宮本:(笑)
羽生:全員先輩なんですけど(笑)
宮本:あそうなんや
羽生:はい
宮本:あ、それやっぱり見てたら、影響するもんとかあった?
羽生:僕長野のことあんまり覚えてないんですよね
宮本:ふんふん
羽生:ただ、あのー、その仙台で練習するにあたって
宮本:うん
羽生:まあ、いろいろ言われるんですよね。その、もちろん他の、TV局の方からも、「このリンクから誰々が出ましたよね」とかって話はされてたんで、あ自分も、出れるようにしなきゃなみたいなことは、考え、てなくはなかったです

■ 小学生の時インタビューで「五輪で金メダル宣言」
宮本:だって、あの、小学校何年生かの時に、インタビューで、「金メダル獲ります」みたいなこと言うてたんでしょ?
羽生:もう断言してましたね確かあの時(笑)
宮本:断言して、いや、でも…
羽生:金メダル獲りますって、オリン、オリンピック出たいですか?みたいな
宮本:うんうん
羽生:夢はオリンピックですか?みたいな振り方されるんですけど
宮本:うん
羽生:「金メダル獲ります」みたいなことは言ってました
宮本:え、獲っちゃったやん
羽生:獲っちゃいましたね

■ ソチ五輪で見事金メダル獲得!
宮本:もう、すごかったね
羽生:ショートだけ
宮本:…えっ
羽生:ショートだけすごかった
宮本:まあ…俺はなんて答えたらいいねん
羽生:あははは(笑)

■ FSではフリップでミス…
羽生:あのー、なんか、ブライアンに別に、特別に言われたわけじゃないんですけど
宮本:うん
羽生:ブライアン、さん自体も、その、オリンピックで、金を逃した時に、フリップをミスしてるんですよね
宮本:うん
羽生:フリップ1回ステップアウトしただけでブライアン・ボイタノさんに負けたんですよ
宮本:はあー
羽生:僕もフリップミスってるんで(笑)まあサルコウもミスってますけど
宮本:なんか、通じるところがあるんやな
羽生:通じるところがあって
宮本:うん
羽生:しかもなんか、ステップアウト、まあ僕はちょっとディダクションついちゃいましたけど、両手ついちゃったんで
宮本:うん、うん
羽生:まあ、形的にはステップアウトなので
宮本:うん
羽生:あぁなんか、ブライアンの、呪いかなんか来たかなみたいな(笑)あははは(笑)
宮本:(笑)それなんか、ブライアンに言っといた方がいいんじゃない?(笑)
羽生:(引き笑い)
宮本:今度会った時(笑)

■ ソチ五輪は緊張した?
宮本:まあまあまあでも、まあ、優勝
羽生:そうですね
宮本:はしたんやけど
羽生:はい
宮本:その、行って、その現地に着いた時に、そのモチベーションというか、なんちゅうの心境というか、どうやったの?
羽生:変わんなかったです、なんも変わらなかったです僕
宮本:普通?
羽生:はい、ふっつーでした。普通の試合前の、緊張感でした。僕緊張するとすごいしゃべるタイプなので
宮本:うん
羽生:緊張しすぎちゃうと
宮本:うん
羽生:いい緊張の時って、もうなんも言わないんですけど
宮本:うん
羽生:緊張しすぎちゃうとすごくしゃべっちゃうので
宮本:うん
羽生:だから、すっごいぺちゃくちゃしゃべってたかって言われたらそんなこともないし、普通のテンションで
宮本:あっじゃあ、いい状態で
羽生:いい状態で入ったんですよ
宮本:あっそうなんや…

■ 団体戦→個人戦 ソチで感じた事
羽生:で、団体戦があって、個人があったので
宮本:うん
羽生:団体戦ん時に、まさか自分の名前呼ばれる前にロシアコールだったとは思わなくて
宮本:え、えどういうことどういうこと?
羽生:ロシアのコールされてたみたいなんですけど、ずっと「羽生羽生」って言われてると思ってて僕
宮本:うん、おお(笑)
羽生:おお、こんな期待されてるーみたいな(笑)
宮本:(笑)あっそんなんあったんや
羽生:すげー期待されてる俺そんな有名なのかなみたいな、感じで
宮本:うん
羽生:いって、ノーミスして、おっしゃー!って思って
宮本:おお
羽生:でも拍手少ないみたいな(笑)あれ羽生コールしてたのになみたいな
宮本:あっ…あっそんなこともあったんや
羽生:はい。団体戦の時はそうでした
宮本:そうなんや

■ ソチ五輪で印象に残っている事
羽生:でも個人戦の時は違って、プルシェンコさんが、途中で、棄権されたじゃないですか
宮本:うんうんうん、うん
羽生:で、それがきっかけでもう、会場結構いなくなってたんですよね
宮本:うん
羽生:ロシア人の方々が
宮本:あっそうなんや
羽生:そうなんです。で、その拍手も結構まばらーで
宮本:うん
羽生:で、それなのにも関わらず自分がショート終わったあとはみんなもう
宮本:うん
羽生:マラジェッツってあの、ロシア語でいうとまあ「素晴らしい」みたいなブラボーみたいなこと
宮本:うんうん、うんうん
羽生:のコールがすごかったんですよ
宮本:うん
羽生:だからその団体戦のこともあったから、余計なんか、めちゃくちゃ嬉しかったというか、感動したというか
宮本:あぁそうなんや
羽生:そういうのは、すごく、その、ソチオリンピックでたぶん一番印象に残ってるところだなって
宮本:へえ~
羽生:思います

■ 日本フィギュア男子初!五輪金メダル獲得!!
宮本:でまあその、日本人初の
羽生:はい
宮本:フィギュアスケートのあの金メダル
羽生:はい、はい
宮本:こう、もらった時には、どういう、感じやったの?
羽生:あのー、(首捻って)なんかもっと、自分でいろいろ想像してて
宮本:う、うん
羽生:結構表彰式の想像とかしちゃうんですよ僕って
宮本:ああああ
羽生:メダルもらった時何しようとか
宮本:ああああ。考えたんや
羽生:結構、結構考えてたんです
宮本:おお
羽生:で、ちっちゃい頃から、絶対オリンピックで金メダル獲ったら
宮本:うん
羽生:こういうインタビューが来るはずだからこういう風に答えようっていうの全部考えてたんですよ

■ 表彰式で考えていた事
宮本:小学校の時から(笑)
羽生:小学校の時から
宮本:おお(笑)
羽生:絶対オリンピックで金メダル獲ろうと思ってたから
宮本:おお、その考えた結果?
羽生:結果、なんも出てこなかったです
宮本:あはははは(笑)
羽生:なんにも出てこなかったんですよ、その
宮本:おお、おお
羽生:実際に、それまで、ショート、ショートもやって、フリーやるまでにずーっと同じようなこと考えてたんです
宮本:うん、うん
羽生:小学校から、あぁこういうこと言おうと思って、こう、こう言おうとかって
宮本:うん
羽生:でフリー終わって、で、1位確定して
宮本:うん、うん
羽生:インタビュー、のゾーン通るんですけれども
宮本:うん
羽生:(息吸って)なん…その、言葉、一つも出て来なかったですね

■ 金メダル獲得した時に言う予定だったコメント
宮本:ん、じゃあさ
羽生:はい
宮本:あのー、その小学、校の時から温めてたこれを言おうっていう、なんか2個、2~3個教えてくれへん?
羽生:とりあえず、今まで教えてもらった先生の名前を全て言おうと思ってましたあの時
宮本:ああ~。なるほどね
羽生:全て、その先生の名前を言って
宮本:うん
羽生:この先生方、またはこのひ、この方々が
宮本:うん
羽生:支えてくださったからですっていうのを、ひとつひとつ、中継だから、全部言おうと思ってたんですよ
宮本:うん
羽生:出て来なかったですね…
宮本:もうだ、(頭から)パーンってなってしまってるんやろね

■ 時間が無かった??インタビューゾーン
羽生:あのー、出そうとは一瞬思ったんですけれども
宮本:(お茶飲みながら)うん
羽生:もう詰まってるし
宮本:うん
羽生:プレスカンファレンス行けよみたいな、空気だし(笑)
宮本:忙しいもんね
羽生:忙しかったんです
宮本:ねー
羽生:でブライアン待ってたし(笑)
宮本:(笑)焦ってたんや
羽生:ブライアン、ブライアンずっとこうやって(両手を胸の前で合わせて)、こうやって待ってたから、もう
宮本:(笑)
羽生:拍手しようと、ハグ、ハグをしようと
宮本:うんうん
羽生:ありがとうみたいな感じで
宮本:うん
羽生:握手しようと、思って待ってたから言えなかったんですよ!
宮本:もうなんかもういろいろ、場面が
羽生:そうそう(笑)
宮本:あったんや、あっそうなんや

■ 名言を残したかったが…
宮本:えーその先生を、言うっていうの、他、他にはなんかなかった?
羽生:あとはなんか名言みたいなのを残したいなって思ってました
宮本:おお名言!名言(笑)
羽生:ちっちゃい頃、ちっちゃい頃ずっと
宮本:おお、おお(笑)
羽生:自分なりの名言残したいなと
宮本:うん、それはなんやったん?
羽生:まあなんか感謝の気持ち、的なものを
宮本:うん
羽生:なんかもっとかっこよく言いたいなって思ってたんですよね
宮本:うんうん
羽生:ちっちゃい頃から
宮本:うん
羽生:なんか、それこそ、樹くんじゃないけど
宮本:うん
羽生:その難しい感じの言葉で言いたかったんですよ
宮本:…いやっ、それはどうかなあ
羽生:って思ってたんですよちっちゃい頃、ずーっと
宮本:おお、うん(笑)
羽生:最終的に、オリンピックで、金メダル獲りましたけど、最後感想は?って
宮本:ああ~
羽生:「悔しいです」って言って帰りましたもん僕。あはは(笑)
宮本:あっ、あの時のやつね。そっかそっか。あっ、でも、いいんじゃない、その方が
羽生:僕らしさが残ってよかったかなあとは思ってますけど
宮本:あの、ちょっと待ってその前に俺は別に町田くんの
羽生:(笑)
宮本:言葉を、否定しているわけではないっていうのは…
羽生:でも、でも、(指差して)否定的な感じで言いましたよね?(笑)
宮本:まあ、本人にね
羽生:(膝を叩いて)くっくっく(笑)
宮本:本人にね
羽生:はい(笑)
宮本:あれ、…(笑)
羽生:(お茶飲みながら)ティムシェル
宮本:ティムシェルやったっけ?
羽生:(飲み込みながら頷いて)あの汽水域の如くとか…
宮本:え?
羽生:言ってましたね。なんか(笑)汽水域の、如く、なんたらかんたらっていうのを言ってて、「ん…?」(顎に右の人差し指を当てて)って感じたのは覚えてます(笑)
宮本:それで、なんか、いろいろみんなが
羽生:はい
宮本:そうやって、はてなマークがずーっと、あるし
羽生:(笑)
宮本:なんか本人に直接って、言われへん感じ、が見えたから、前久々会った時に「おまえ何言うてんの?」
羽生:言ってましたね
宮本:うん
羽生:言ってました
宮本:「あれどういうこと?」って言ったら、あいつも真面目やから、最初から全部説明してくれるねん
羽生:ははは(笑)何分かかりましたそれ?
宮本:いや、だから途中で切ったよ、「いや、大丈夫やわ」って
羽生:(笑)
宮本:「ありがとう」っていう感じ
羽生:やっぱり、あれは、ねえ元からああいう選手じゃないですし
宮本:うん
羽生:元からずっとそんなにしゃべる、タイプの選手じゃなかったから僕も最初びっくりして
宮本:うん
羽生:でもなんか、あれが彼なりの集中の仕方っていうか
宮本:う~ん
羽生:そういうのもあったと思いますし、なんかそういうの聞くと、なるほどなって
宮本:ああもちろん思うことある、あるある
羽生:結構、頷けますよね

■ ソチ五輪 金メダル獲得後
宮本:獲ってみて、なんか、どう?
羽生:…(首捻る)
宮本:イエーイって感じ?
羽生:う~~~ん
宮本:なんか(笑)ちゃう、別にそんな、軽ーに、軽(笑)
羽生:う~~ん(笑)なんだろ、あのー、もっといろいろ変わるかなって思ったんです
宮本:うん
羽生:自分の心境、とか
宮本:うんうん
羽生:そのスケートに対する思いだとか、そのスケート、ま試合に対するきん、緊張感とかも
宮本:うん
羽生:もっと自信ついて、なんか、何か変わるかなって思ったんですけれども
宮本:うん
羽生:ま変わったのは周りだけで。変わっ、たのは周りと僕のスケジュールだけで(笑)
宮本:えなんかちょっと今グレーゾーンに入ってきた
羽生:あはは(笑)
宮本:またグレーゾーンですよ(笑)
羽生:あのーなんか、ほんとに、その試合に対する気持ちとかは
宮本:うんうん
羽生:全く変わらなかったですね
宮本:まあ、それがだからいい方向に全部行ったんやね
羽生:そうですね

■ FSで課題が残って良かった
羽生:あとは、いつも思うのはその、フリーが、あまり良くなかったっていうか
宮本:うんうん
羽生:自分の中ではやっぱり課題が残ってしまう演技だったので
宮本:うーん
羽生:あのー、まあそれがまた、良かったなと
宮本:うん
羽生:その、自分がこれから競技続けるに、こと、を見据えた上で
宮本:うん
羽生:ほんとに、あそこで、パーフェクトでやって、燃え尽きたっていう感じじゃなくて良かったなーとは思ってますね
宮本:うんうん。まあいつでもこの、挑戦をするタイプ
羽生:うん
宮本:なんやね
羽生:ですね
宮本:(笑)

■ SP歴代最高得点を記録「パリの散歩道」
羽生:なので、逆になんか、そのー、過去がどうのこうのっていうのに
宮本:うん
羽生:引きずら、れやすくはあるんですね。その例えば
宮本:うん(眉間に皺寄せて)
羽生:まあ、パリの散歩道ずっと
宮本:うん、うん
羽生:2年間やらせていただきましたけれども、あのー最初の大会でノーミスして、で次の試合でもノーミスして
宮本:うん
羽生:で、ノーミスが3回ぐらい続いた後に、急に、跳べなくなっちゃった時期があって
宮本:おん
羽生:でーやっぱりそのなんか、前の試合では跳べたから大丈夫、前の試合でも跳べたから大丈夫って
宮本:うん
羽生:このプログラムは絶対跳べるからみたいな感じで、緊張を、紛らわす時が、あるんですね僕、結構
宮本:おお、おお
羽生:だからそれに引きずられるとダメなので
宮本:うん
羽生:なんか、まあオリンピックによって、さらにその、もっと自分の
宮本:うん
羽生:今の演技に集中しなきゃいけないなみたいな…ことはすごく、感じさせられましたね
宮本:そのなんか…深いなあ
羽生:ふふ(笑)
宮本:いやあの、深いなの一言で済ますのは悪いねんで(笑)
羽生:あはは(笑)
宮本:でもやっぱりこう、いろいろあってこう…、うん、俺は何も言えない
羽生:はは(笑)言わないんかいっ(笑)ないんかーい
宮本:いやだからそうなんだな、いや、だからなんかほら(笑)

■ 「金メダリスト」の翌シーズン
宮本:あのー、トップでいることっていうのは大変、やん
羽生:はい
宮本:だからまあ、うん、言葉では、難しい
羽生:なんか…
宮本:なかなか難しい
羽生:オリンピックのチャンピオンになって
宮本:うん
羽生:でー次のシーズンってやっぱりすごい期待はされてたと思うんですよ
宮本:う~ん(頷きながら)
羽生:そのすごい期待の中で、どうやって滑っていくかって考えた時に
宮本:うん
羽生:やっぱり最初ーの試合でまあアクシデントはありましたけれども
宮本:うんうん
羽生:その前のショートプログラムではそのプレッシャーに押しつぶされてた感じはあったんです、よ
宮本:あっそうなんや…
羽生:あの後半の4回転入れるって言って、3回転になってしまいましたし
宮本:うん

■ 「金メダル」との向き合い方
羽生:まそのなんか、自分が、過去に何々だからみたいな
宮本:うん
羽生:その、もちろんオリンピックで金メダル獲ったっていうのもあるし、ファイナルとか世界選手権で3つ獲ったっていうのもあるし
宮本:うんうん
羽生:それに全てなんか、囚われてた、ところは、あるなと
宮本:うん…
羽生:その囚われてること自体に罪悪感を持つっていうこともあるなって思ってて
宮本:ああ~…
羽生:もうなんか、もちろん、その試合試合で勝ちたいとは思うんですけれども、
宮本:うん
羽生:勝てば勝つほど、その、追われる立場っていうことを、意識するので
宮本:うん
羽生:まそこがまた、難しいところなのかなーとは、去年、思いました
宮本:…はあ~。うん
羽生:コメントしづらいすね(笑)
宮本:いやいやいや、あのー、いや、やっぱりみんなちゃんと、考えなあかんなと思って
羽生:なんか、たぶんこれは僕自身しか経験できてないことだと思いますし
宮本:もちろんもちろん
羽生:やっぱり、4年にいっぺんの、その舞台で
宮本:うんうん
羽生:金メダルを獲るっていうのは
宮本:うん
羽生:やっぱり、並大抵な、そのー、なんというか、プレッシャー
宮本:うぅん
羽生:ではないと思うんですよね
宮本:うん
羽生:その、その大会もだし、そのオリンピックっていうものもだし
宮本:うん
羽生:その、あとこれからずっとずっと続く、称号なので
宮本:うん
羽生:それとどうやって向き合っていくかっていうのは、たぶんこれからの自分の、一番の課題かなって

■ 集中=視野が狭くなる by 宮本賢二
宮本:いや頑張って。なんかあったらすぐ連絡して
羽生:はい
宮本:なんか、あのまあこういう話(耳に両手をやる)とかもあるから
羽生:(耳に両手をやって)こういう話とか(笑)
宮本:たまに、たまーに、やっぱ、楽にならないと、リラックスしないと、ずーっとこうなってると(両手を目の横に)やっぱり
羽生:(頷く)
宮本:これって(両手を目の横に)集中してすごいいい、って言うけども、これイコール、視野が狭くなってしまうことがあるから
羽生:(小刻みに頷く)
宮本:こう、(両手を肩の高さに開いて)
羽生:オープンに
宮本:オープン、楽に。楽に
羽生:(小刻みにしばらく頷く)

■ スケート一本ではない by 羽生結弦
羽生:僕でも、意外と
宮本:うん
羽生:なんか一般的な、考えとしては賢二先生も持ってるかもしれないですけど、スケート一本みたいな
宮本:うん
羽生:スケート一途みたいな、勢いありますけど、意外とそんなんでもないんですよね(笑)あはは(笑)
宮本:(笑)だってさ、しゃべってる時、あの、あんまりスケートの話せえへんもんね
羽生:しないですね
宮本:大体イヤホンの話と、音楽の話
羽生:そうイヤホンの話と、音楽の話と…
宮本:いや、これから、こうもっと、いろいろジャンル増やしていったらいいんちゃう
羽生:そう…ですね

■ 最近ハマった事「けん玉」
宮本:あっでもハマったらハマりすぎるもんね
羽生:1個ハマると、そっちに手ぇ付けられなくなるんですけど。あの、けん玉とか(笑)
宮本:けん玉出た(笑)
羽生:昨年すごかったですね、ずっとけん玉してましたもう
宮本:ずっとけん玉やってたよね
羽生:はい
宮本:あのー、んでそれにつられて、あの他のみんなもずっとやってたよね
羽生:他のみんなが
宮本:だから、去年の、例えばアイスショーとかの、控室が全員、静かやったよ
羽生:カチカチカチカチやってましたね(笑)
宮本:カチカチカチカチ。ずーっとカチカチカチカチ
羽生:カチーンカチーンってずっとやってましたね(笑)
宮本:カチンカチンて。で、たまに俺が行って、あ、俺もやりたいってまあ俺、大体できへんやん。そんなん。でやって、そんなのもできないんだなっていう、笑いじゃなくて、みんながこうやって
羽生:冷たい視線が来る(笑)
宮本:うん。早く返してほしいなみたいな感じで
羽生:(笑)でもこないだなんか、やってた時
宮本:うん
羽生:3回ぐらいやったら「もうええわ」とかって(笑)
宮本:いやそうそうそう、もうええわって
羽生:(笑)
宮本:ちょ、なんかね…(笑)ふっ、そんな話ええねん!
羽生:いいんだ(笑)



羽生結弦選手エピソード2 2015年9月8日(火)放送
(公式:前編①/前編②/前編③/後編①/後編②/後編③

―新横浜プリンスホテルでの『KENJIの部屋』。まずは番組お決まりの、この質問から

■ 2Aはいつ跳べた?
宮本:みんなに聞いてんねんけど、ダブルアクセルってさ、一番最初のなんか、一番
羽生:そうですね、砦みたいな
宮本:うんうん
羽生:感じですね
宮本:あれそれは、いつ跳べたん?
羽生:あれはー、小学校ー…3年生かな。3年生の終わりぐらいに
宮本:え?
羽生:跳べてたのかな
宮本:マジ?
羽生:ですかねえですかねえですかねえですかねえ(首を巡らして前方にいる誰かに)小4だっけか、3年生で跳べてるよね。というぐらい、自分で、覚えてないんですけど
宮本:うん
羽生:あのー、まあその、全日本ノービス…の時に
宮本:うん
羽生:僕初めて全日本ノービス、出させて頂く時に
宮本:うん
羽生:やっぱ、ダブルアクセル跳べないと、話になん…ないので
宮本:う、うん(唸る)
羽生:まあかなり、その、ダブルアクセル、というものには、こだわりはすごくありましたし
宮本:うん
羽生:それにその時、教えて頂いてた都筑先生が、もう、まあアクセルはほんとに、キングオブジャンプじゃないけれども
宮本:うん、うん、うん
羽生:そのアクセルが跳べないと、この先、何もできないからって
宮本:うん
羽生:もう、自分の練習時間、結構、あったんですけれども、ほんとに4分の3ぐらいずーっとアクセルに費やしてましたね
宮本:えっその、はじ…スケート始めて、大体どれぐらい?
羽生:シングルアクセル跳べるのも異常に早かったみたいで
宮本:はっ(笑)うん
羽生:なんか、びっくりされ、てたみたいなんですけど、自分ちゃんと覚えてないんですけれども

■ アクセルが好き
宮本:うん。やっぱ
羽生:でも…
宮本:やっぱあれやわ、あの、変やわ
羽生:アクセルは、変人だと思います、ちょっと
宮本:変人て自分(笑)自分で言うたんやで(笑)
羽生:(笑)あのー
宮本:うん
羽生:それぐらい好きなんですよアクセルは
宮本:あホンマ
羽生:はい。アクセルが一番好きなので。特別感あるじゃないですかアクセルって
宮本:ま確かに確かに確かに
羽生:全部後ろで締めるし
宮本:うん
羽生:全部、締め方が横じゃないですか
宮本:うん、うん
羽生:でもアクセルって縦に締めるじゃないですか
宮本:うんうんうん
羽生:その感じがまた
宮本:え、で、その、その、ダブルアクセルからトリプルアクセルになる時は、こう、何かこう変えたとかこだわったとかあったん?
羽生:ああーなんか、…たぶん、根本的には変わってない、と思います
宮本:変わってない
羽生:はい

■ 「お手本があれば跳べる」by 羽生結弦
羽生:あのー僕自身すごくイメージを大事にするタイプなので
宮本:うん
羽生:あのー初めてダブルアクセル跳べた時
宮本:うん
羽生:は、まぁ姉の見てて跳べたんですけれども
宮本:んっ(笑)え?見て跳べたの?
羽生:そうなんです。ずっと跳べなくて跳べなくて
宮本:うん
羽生:まあ、跳べない期間もたぶん、人よりは短いと思うんですけれども
宮本:うん、うん
羽生:そのーなんか、姉ーが跳べてる、ジャンプを、絶対跳んでやるみたいな
宮本:ああ。そうなんや…
羽生:気持ちと。あとこうやって飛べばこうやったら跳べるんじゃないみたいな、感じで跳んだのは覚えてます
宮本:あそうなんや

■ 2Aはお姉さん 3Aは浅田真央選手
羽生:でトリプルアクセルも同じなんですよね、その、浅田選手
宮本:うん
羽生:が、その全日本の合宿の時に、いて
宮本:うん
羽生:でーその時に、浅田選手あんなに細いし
宮本:うん
羽生:あんなに、なんだろ、華奢な体っていうか、筋肉、とか使わなくても跳べるんだって思って
宮本:うん、うん
羽生:じゃあ、僕も跳べるよねって思ってやったら跳べたので(笑)
宮本:あれなんか2回目か3回目でなんか跳べたとか話なかった?
羽生:あの時は、あの練習で、たぶん3回目ぐらいで跳べてます
宮本:(笑)
羽生:いっ、2回目で、ステップアウトかなんかして
宮本:うん
羽生:「あ、跳べる!」って思って、練習時間ちょっと1分2分ぐらい押したんですけど
宮本:うん
羽生:跳べました普通に
宮本:いや、おかしいって
羽生:(笑)
宮本:おかしいでしょ
羽生:まあそのあと、アクセルが跳べない時代がすごく長かったんですけれども僕も
宮本:あ、そうなん?
羽生:あの1年ぐらい、結局きちんと決まんなかったと思います、その試合で
宮本:あっそうなんや
羽生:はい
宮本:いや、でも、いやでも、3回目で跳べるって…

■ 賢二×3A
(カンペ「賢二先生は3Aいつ跳べた?」)
宮本:ふっ(笑)賢二先生はトリプルアクセルいつ跳べたって
羽生:あはは(笑)ひどい振り方しますよねえ(笑)
宮本:ひどい、俺、俺のじゃあ、トリプルアクセル話聞いてもらっていい?
スタッフ:(笑)
羽生:はい(笑)
宮本:実は俺シングルもやってて
羽生:(お茶飲みながら)はい
宮本:ルッツまで一応跳んでたんだよ。で、ただ、フリップが、苦手で、ダブルフリップが、(手で軸を作って斜めに傾けて)こんなんやって、ひん曲がってたんやけど、まあ
羽生:(笑みを浮かべながら頷く)
宮本:じゃあトリプルアクセルを、練習しようかなっと思って、やったの
羽生:(こくこく頷く)
宮本:んまあ、跳べへんかったから、難しいから、俺4回転に行ったの俺
羽生:(笑)

■ 3A→4T
宮本:トウ、4回転トウに行って、野辺山で、練習して
羽生:はい
宮本:こう、バック、走ってくるやん
羽生:(笑)
宮本:で跳ぶやん。でまあ、3回転以上は回るやんやっぱり。で、(立ち上がって)こう跳ん…こっちで跳んで(部屋の壁を背にして)こう降りたの(壁に張り付く)
羽生:ははは。それ3回転半ですね
宮本:(振り返って)おお。これ、壁やろ
羽生:(笑)
宮本:で、こう、(壁に両手をついて)バーンてなって、もう漫画みたいにズルズルズルズルって落ちたの
羽生:くっくっく(笑)
宮本:俺ジャンプ向いてないなって言って、やめたの
羽生:え、でも3回転半回ったんですよね
宮本:3回転半は回った
羽生:アクセルもやればよかったのにじゃあ
宮本:いや怖い、も、なんか怖い
羽生:たぶん、アクセルやったら、回ったかもしれないです

■ 賢二先生の1Aは変!?
宮本:いや、それがね
羽生:はい
宮本:たぶんその時に、ゆづに会ってたら、わからんけど。アクセル、アクセルの話覚えてない?
羽生:……
宮本:アイスショーでさ、俺がこう、シングルアクセルを跳ばなあかんかった時に
羽生:(笑)
宮本:こうやってやったら(両腕を腰の横に振る仕草)、「あれ、手ぇ変ですよ」って言って
羽生:っへはははは(笑)確か変だった確かに(笑)
宮本:変やったやろ
羽生:(右手を口にあてて)変でした(笑)
宮本:俺、あの時に、言っといてもらったら、跳べたかなぁ
羽生:あはははは(笑)でもねぇそれぞれ、その、骨格とかも違うから
宮本:うん
羽生:わかんないですけど
宮本:うん
羽生:そのなんか、賢二先生ちょっと跳び方が変でした、確かにあん時
スタッフ:(笑)
宮本:(笑)
羽生:たぶんなん…たぶん長年、長年そのシングルという、あれから、離れてたっていうのもあるし、その、ダンスのエッジって結構違うんじゃないですかね
宮本:いや今ね、エッジはね、シングルつけてる
羽生:シングルをつけてる
宮本:そうそうそう
羽生:じゃあ、やっぱ跳び方が…(笑)
スタッフ:(笑)
宮本:(笑)
羽生:あはは(笑)
宮本:ちゃ、そいで、最初の方は俺ほんま、デスドロップみたいなアクセルを跳んでたの。で教えてもらってから、あのしっかり、ちゃんと跳べるようになって、毎回アクセルは跳べるようになりました。ありがとうございます(お辞儀)
羽生:いえいえ(お辞儀)
宮本:(笑)
羽生:(笑)

■ 取り組んでいる新しいジャンプ
宮本:で、今なん…そんなんええねんけど(笑)
羽生:ははは(笑)
宮本:今なんかその、次に取り組んでいってる、新しいジャンプみたいなのは
羽生:一応ルッツはいっぱん…一発だけ、ルッツ1個だけ
宮本:うん
羽生:まぐれで降りたんですよね4回転。
宮本:あ俺その場にいたよ
羽生:ですよね
宮本:うん
羽生:あのすっごいギリッギリのやつ
宮本:んふ(笑)
羽生:ぐわーってなったやつ一発だけ降りたんですけどあれから練習はあんまりしてなくって
宮本:うん、うん
羽生:まあ試合もありますし、何よりトリプルルッツトリプルトウの確率が低すぎて
宮本:(笑)えーと(口覆って)あ、うんん(笑)
羽生:あ、(口覆って)だっ、だー(笑)
宮本:うん
羽生:なんか、そのー、まずそっちを大事にしなきゃなっていうのと
宮本:うん

■ 曲によってジャンプのタイミングが変わる?
羽生:あとは、あのー、曲によって僕結構ジャンプの
宮本:うん
羽生:タイミング変わっちゃうんですよね、結構曲聴いちゃうので
宮本:うん、うん、うん
羽生:例えば、昨年やったバラード、なんかは
宮本:うん
羽生:その曲が、もう3拍子、だし、そのゆっ…ゆったりなところと緩急がすっごいあるんですよね
宮本:うんうん
羽生:その緩急によってのそのジャンプの、まあなんか、タイミングのずれみたいなものがあって
宮本:うん、うん
羽生:ちょっと跳びにくかったなーとは思ってます
宮本:まあ、確かになんかあの、スト、ストレートのジャンプと、カーブのジャンプが似合うって、あの曲によって違うよね
羽生:違いますよね
宮本:確かに違うな…(頷きながら)。あの(笑)、4回転ルッツ、跳んだあとさ、でもちゃんとトリプルルッツやっとかなあかんかっ、たやん、練習で
羽生:はい、はい
宮本:(笑)その時の、感覚がわからんって、トリプルルッツ跳べないって言ってたもんね
羽生:言ってました(笑)
宮本:あーやっぱ感覚、って全然違うんやね
羽生:そうですね

■ 実は2Aや3Tが苦手?
羽生:あと、そういう話で言うと僕ダブルアクセル跳べないんですよ今
宮本:ふ、うん(笑)
羽生:トリプルトウループもすごく難しいんですよほんとは
宮本:あ、そうなん?
羽生:はい。なんか
宮本:(笑)
羽生:僕、手ぇ広げてダブルトウループとかやるじゃないですか
宮本:おおやるやる
羽生:たまにループとかやるじゃないですか。だから、トリプルやる機会がほとんどないんですよね。もうそのあと、ダブルやったあとにもう、4回転やるので
宮本:うん
羽生:トリプルトウループめちゃくちゃ下手なんですよ
宮本:いやなんか、変やって
羽生:(笑)で、なんかアイスショーかなんかのグループナンバーで
宮本:うんうん
羽生:ダブルアクセルを跳ばなきゃいけなくって
宮本:うん、うん
羽生:何回か前にコケそうになりました(笑)
宮本:あっダブルアクセルの感覚はないんや
羽生:ないんです
宮本:はぁ~
羽生:すっごいもうなんか、(脇を開けて両手を胸の前に組んで)空中姿勢こんなんなって
宮本:できるだけ軸を緩めて
羽生:そうなんですよ
宮本:あっ…それは着地も怖いね
羽生:そうです
宮本:きゅっ、ぱっ、じゃないんやもんね
羽生:そうなんです。ぶわぁーってなって
宮本:うわーばぁ~って
羽生:ばぁ~ってなっちゃって(笑)それこそ賢二先生がさっき言ってた(壁を指差して)前に行ってガーンてなるパターンですよ
宮本:俺の話は出さなくていい!
羽生:はははは(笑)
宮本:俺の話はいいよ!
スタッフ:(笑)

■ 仙台の先輩①荒川静香さん
宮本:じゃあ(笑)あのー、荒川静香ちゃん
羽生:はい
宮本:は、もう昔から良くしてもらってんの?
羽生:昔からというか…
宮本:うん
羽生:あの僕は見てる、だけだ、ったなーっていう、感じはあります。あんまりその
宮本:うん
羽生:なんですかね、その、小さい、子達?そのまだ、級あんまり持ってない
宮本:うん
羽生:あのー生徒、ってかスケーター達と、そのトップのスケーター達って一緒に滑る機会ってほとんどないんですよね
宮本:あっ
羽生:同じ、クラブだったとしても。同じリンクだったとしても。だから、あぁすごいなっていうふうには、見て、た思い出はありますけれども
宮本:うん
羽生:むしろその、荒川さん、とあんまりしゃべった記憶もあんまりないですし
宮本:うん

■ 仙台の先輩②田村岳斗さん
羽生:どっちかっていうと僕岳斗さんに良くしてもらったなっていう
宮本:ふっ(笑)
羽生:気持ちは、ちょっとあります
宮本:(笑)
羽生:はは、はは、ははは(笑)
宮本:あーあーあー、あーあのー、岳斗先生?(笑)
羽生:(頷く)
宮本:あのー、こ、このーKENJIの部屋にも一度来てもらった…
羽生:乱入してきた(笑)
宮本:そうそうそうそう。それで、早く帰れって言って帰った
羽生:あはははは(笑)

(田村岳斗先生乱入『KENJIの部屋』2014年10月放送映像)

宮本:まさか今日、岳斗先生来てないですよね?
羽生:あはは。この振りは~、はは、ははは(笑)まさかの(笑)大丈夫、椅子がもう一個ないから大丈夫、用意されてないから
宮本:そうやね、そうやね
羽生:用意されてたらちょっと怖い
宮本:怖い
羽生:もうほんとに岳斗先生は
宮本:うん
羽生:あの~
宮本:(お茶を飲む)
羽生:なんかマッサージ受けてる、時かな
宮本:うん
羽生:リンクでマッサージ受けてる時とかに
宮本:うん
羽生:なんか、声かけられたり、してました。なんか、荒川さんとか本田さんとか、に声かけられた記憶って全然ないんですけど
宮本:うん
羽生:も、あるかもしれないですけど、あまりにもちっちゃすぎてなくって。でも岳斗さんに、何か話されてて
宮本:うん
羽生:なんかちょっかい出されてたのは覚えてます。ちょっとだけ
宮本:(笑)
羽生:(笑)ちょっかいっていう表現がダメですね
宮本:ちょっかいっていう(笑)
羽生:あははは(笑)ダメですね(笑)
宮本:まあ、まあちょっと話
羽生:話をしてくださった、みたいな
宮本:~でおますみたいな
羽生:(笑)

■ ノービス時代から既に注目されていた
宮本:まっ、まあ、そんなこんながあって
羽生:はい、はい
宮本:まあ、ノービス時代から、結構注目されてたやん
羽生:そうですね
宮本:俺、だって関西、関西ていうかその時俺フランスに住んでたからさ
羽生:(うんうん頷く)
宮本:そいでも、あなんか聞いたことある…とかやったし

■ 中学3年で世界ジュニア優勝
宮本:でその時ーでなんや、世界ジュニアか優勝したんやったっけ
羽生:…うんとー
宮本:中二?
羽生:ジュニ、ジュニアは優勝してますけれどもそれが中学校三年生ですね
宮本:三年
羽生:はい、卒業式と思いっきりかぶってたので
宮本:はは(笑)じゃあ卒業式の思い出は、ジュニア

■ 中学卒業式は校長室で1人
羽生:あ卒業式、僕
宮本:うん
羽生:一人でやらせて頂いたんですよ
宮本:えっど、どういうこと?
羽生:校長室に
宮本:うん
羽生:あのー、紅白の、幕張ってもらって
宮本:うん
羽生:一人で、「羽生結弦」「はい!」みたいな感じで(笑)ははは(笑)
宮本:小芝居みたいな感じで
羽生:そう、やりました
宮本:小芝居って言ったアカンな
羽生:やりました
宮本:あっそうなんや
羽生:はい。でその後
宮本:うん
羽生:ほんとは一人だけだったんですけど
宮本:うん
羽生:その中学校の時のクラスメイトが一番好きなんですけど
宮本:うん
羽生:中学校三年生のクラスメイトで仲いい子達がいっぱい集まってて
宮本:うん
羽生:で教室帰ったらうわーってなって
宮本:いや今ゾッとした。ええやん
羽生:「結弦お帰り」みたいな
宮本:嬉しいやん…
羽生:もうめっちゃ嬉しかったですだから。たぶん一番なんかその、学校生活、っていう中で
宮本:うん
羽生:一番印象に残ってることっていうか…一番思い出が、深いのは中学校三年生の時ですね僕
宮本:そうなんや。いや、そういう人ら大切にせなあかんよやっぱり
羽生:(頷く)
宮本:あの、同窓会とか開けばいいよ
羽生:…(無言でうんうん頷く)
宮本:言ったら、すごいみんな集まってくれるよたぶん
羽生:そうですね

■ 09世界ジュニア SP11位/FS13位 総合12位
宮本:じゃああのジュニア時代の
羽生:はい
宮本:なんか、思い出というか苦労話とか、いろいろある?
羽生:あのー世界ジュニア1年目出させて頂いた時に
宮本:うん
羽生:僕じゅうー三位、かな、だったんですけれども
宮本:うん
羽生:やっぱり、その、1人で出場して
宮本:うん
羽生:で絶対に、その、枠1人でも増やしてやるって思って行ったんですね
宮本:うん、うん、うん
羽生:でそれで、一枠しか結局取れなくてっていう
宮本:うん
羽生:その、しんどかった思い出はあります
宮本:結構、結構悔しかった?
羽生:いや結構じゃないですね。もう、ものすごい悔しかったです
宮本:あそうなんや

■ 大会に向け追い込む→腰を痛める
羽生:あのー、元々自分結構、練習時間少ないタイプで
宮本:うん
羽生:でー、その世界ジュニアに向けて追い込んだんですね
宮本:うん
羽生:ちょっと時間を増やして。でその時に腰を、初めて痛くしちゃって
宮本:うん
羽生:で一週間前にもうアクセル、シングルアクセルも跳べない状態で、もう、まずもう、起き上がれなくなっちゃって
宮本:うん
羽生:でその状態で挑んだ世界ジュニアだったので、あのー、かなりその、自分の、まあ、その頃の自分、なりに
宮本:うん
羽生:あの怪我したことというか、まあそういう状態になってしまったことが悔しかったですし
宮本:うん
羽生:でそこで全くもって自分の力が発揮できなかったことも悔しかったなと、思ってます
宮本:まあでもその経験がやっぱり、今生きてるんやろね
羽生:そうですね、あの頃の思い出はものすごく、生きてると思いますし
宮本:うん

■ 自分に言い訳していたジュニア時代
羽生:あのー、あの頃結構自分に言い訳してた、部分があって、その、まあ腰痛いから仕方ないよねみたいな
宮本:うんうんうん
羽生:例えば捻挫してるから仕方ないよねって、そういうことをすごく自分の、心に言ってたというか。まあもちろん周りにも言ってたんですけれども。まあそういう経験から、まあ僕はその、言い訳を絶対したくないな、っていうのは、はい、身につきました
宮本:かっこええな

■ 言い訳している選手に強い選手は居ない
羽生:なんか、言い訳してる選手ってほとんどいないんですよね強い選手で
宮本:ふん
羽生:その、どこどこが悪かったからとか、リンクがこうだったからとか
宮本:あーな確かにね
羽生:そんなこと言ってたら何も始まらないし、それは自分の、なんだろ実力の向上にならないじゃないですか。どんな状況でも跳べる人は、いるわけなんで。だって浅田選手なんて、骨折しながらやってたりもしてたじゃないですか
宮本:はぁ~
羽生:だから
宮本:そうなんや
羽生:そうなんですよね。それ誰にも、誰にもっていうか、そういうメディアとかに自分から発信することは絶対なかったと思うので、そういうことって大事だなって思ってます
宮本:なん、どうしたん、かっこええやん
羽生:…(後ろを振り返って)誰かいらっしゃいました(笑)?かっこいい人誰かいらっしゃいましたっけ?
宮本:かっこええやん
羽生:(後ろを振り返って)ははは、ははは(笑)

■ 10年世界ジュニア SP3位/FS1位 総合1位
宮本:いやそいで、世界ジュニアで
羽生:はい
宮本:優勝したのが、オランダの時?
羽生:はい
宮本:その時はどうやった?
羽生:あの時は、あのー、もちろんその前の世界ジュニアの時に悔しかったっていう気持ちがあって
宮本:うん
羽生:まあかなり練習を積んできたっていうのもありますし
宮本:うん
羽生:でその世界ジュニアの、前の世界ジュニアで負けた時っていうのは、ちょうど、オリンピックがあった年だったんですよ
宮本:うん
羽生:だから、ポイントを稼ぐためにシニアの選手がザーッて降りてきたんですね
宮本:うんうん
羽生:それで悔しかった思い出もあって、だからそのシニアで通用してる選手に勝ちたいみたいな
宮本:ああ~
羽生:ものもあり。その頃デニス・テン選手、なんかもももう、せ、世界選手権にも出てたんですけれども
宮本:うん
羽生:まあその選手にも勝ちたいという気持ちで、世界ジュニアに臨んだのは覚えてます
宮本:そうなんや

■ 悔しさをバネにジュニアで無敗 09/10シーズン
羽生:もう、あの時は、あのー、まあ、なんというか…もう、枠とかそういうのは全然気にしてなかったですね
宮本:うん
羽生:まあその前にファイナルも優勝できてましたし
宮本:うん
羽生:まあグランプリも1回も負けませんでしたし
宮本:うん
羽生:あのシ、あの、シーズンは1回もジュニアで負けてないので
宮本:う~ん、すごいな
羽生:ただ、フリーとショートの、バラつきはあったんですけれども
宮本:うん
羽生:元から僕ショート、苦手だったので
宮本:あっ
羽生:ショート全然跳べなくてフリーでなんとかっていう形の方が多かったんで、まあもちろんその世界ジュニアも、ショートで、3位だったんですけどれども、フリーで、まあアクセル2本決めて1位っていう形で。ほんとに自分の、得意な、勝ちパターンで
宮本:うん
羽生:行けたなっていうのは覚えてます
宮本:良かったやん
羽生:だから、もうなんか、なんていうんですかね、もうあの試合は世界ジュニアってあんまり、意識してなかったと思うんですよね
宮本:うん
羽生:それこそ、オリンピックのショートの時みたいな感覚で
宮本:うん
羽生:もうほんとに、どんなに大きな試合だろうと
宮本:うん
羽生:まあこれは一つの試合だし、これまで勝ててるから大丈夫、っていうような気持ちで
宮本:あぁちゃんと自信を持って
羽生:はい、自信を持って行けたなって
宮本:練習もきっちりして
羽生:はい
宮本:で、去年の経験もあるし
羽生:そうなんですね
宮本:じゃあもう結果としてすごい良かった
羽生:そうですね。もう、何も、あの、思い…残すことなく、ジュニアを、終えられる
宮本:うんうん
羽生:シーズンになったなと思います

■ 村上佳菜子はオランダで生にしんを食べて腹痛に…
宮本:でその、今すごいいい話をしてくれた、やけどさ、その時に一緒に行ってた選手、佳菜子ちゃんいたでしょ?
羽生:はい
宮本:佳菜子ちゃんが、オランダで、生のニシンを食べて
羽生:(笑)
宮本:お腹壊したって知ってる?
羽生:知らないです(笑)
宮本:知らんかった?
羽生:知らないです

(村上佳菜子選手ゲスト『KENJIの部屋』2015年5月放送映像)

宮本:一緒に行ってて、なんか、日本チームでみんなで頑張ろうぜって、言ってたんやけど、お腹、壊したみたい
羽生:…ほんとにねー、そういうとこ馬鹿ですよねほんとに
スタッフ:(笑)
宮本:(笑)
羽生:あはは(笑)同期だから言いますけど
宮本:同期だからね。ちょっと
羽生:ほんとね、抜けてるというか(笑)
宮本:抜け、抜けてたんかな(笑)
羽生:僕絶対試合前そういうの食べないですもん
宮本:そうそうそうそれは注意した(笑)なんで、食べちゃったんだろう、っていう、話を、前の時に、言ってた

■ ジュニアとシニアの違い
宮本:あのーまあそういうジュニアでまあいろいろあってシニアデビューした時に
羽生:はい、はい
宮本:いきなり、四大陸で銀メダルやったやん
羽生:はい
宮本:あの時の心境っていうのはどうやったのかな。そのジュニアとシニアの違いとかさ
羽生:まあ、そのーなんだろう、そのグランプリ、まずその、四大陸行くまでの間に、かなりシニアってこんなに、大変なんだな、っていうのは感じてたんですよその頃
宮本:うんうんうん
羽生:だからたぶん人よりもその期間が短いのかもしれないですけれども、人よりもかなり、濃密に、というか
宮本:濃密に…?
羽生:濃密にその時間を過ご、したなっていう(笑)

■ シニアデビューはNHK杯@名古屋
宮本:えその、一番最初のシニアの試合ってなんやったん
羽生:NHK杯です
宮本:おうっ
羽生:NHK杯で、初めて出場して、で初めて組み込んだ4回転決めてるんですよ僕
宮本:おっ
羽生:名古屋なんですけれども
宮本:うん
羽生:それで、まあ、悪い意味で言えば
宮本:うん
羽生:調子乗った
宮本:調子乗ったん(笑)
羽生:調子乗りました、あん時
宮本:うん
羽生:あ4回転跳べんじゃんって。でも確率ものすごい低いんですよ、今のたぶん、4回転ループよりも低い状態だったので
宮本:うん
羽生:あのー、ほんとに、1ヶ月やってて何本跳べるかみたいな。それを、決めちゃった、んですよ
宮本:うんうんうん
羽生:そしたらちょっと、そのなんか練習に対する気持ちだとかそういうのも、またなんか、変わってきちゃって
宮本:うん
羽生:で、次の試合、良くなくて
宮本:うん
羽生:で、ああやっぱり、これがシニアの難しさだなみたいな、ことを感じてまたさらに練習してでも跳べなくてっていうのを繰り返して、最終的には四大陸で、って感じでした

■ 11年四大陸フィギュア SP3位/FS2位 総合2位
宮本:ほんでその時はまあやっぱり嬉しかった?
羽生:四大陸は嬉しかったですね
宮本:うん
羽生:もちろんその、さっき言ったように、あのー、まあ4回転跳べたという意味では
宮本:うん
羽生:調子乗るまでは、そのNHK杯までのその貸しみたいな、ものまではならなかったかもしれないですけれども、やっぱり、今シーズン頑張ってきて良かったなというか
宮本:うん
羽生:これで報われたなって。じゃあ来シーズンもっと上行けるなみたいな
宮本:ああほんまに、こう、ちょっとずつでも成長していくっていう感じで
羽生:はい、気持ちはありました。なんか、うん、なんかその四大陸も、ある程度のきっかけですねやはり、自分がもっと、上目指さなきゃいけないなと
宮本:はあ、なるほど
羽生:そういうふうに思ったきっかけですね

■ 印象に残っている試合
宮本:じゃあその、まあじゃあ、全ー部を考えて、じゃあ一番印象に残った試合っていうのはどれなん?
羽生:…いや、オリンピックかって言われたらそんなことないんですよね
宮本:あそうなん
羽生:今までの試合の中で一番
宮本:おお、おお、おお
羽生:印象に残ったのって…なんだろうなあ。いい意味で考えたら…やっぱり僕が初めて出た、全日本ノービスとかですかね
宮本:あのその頃はまだ、あのう(頭の周りに手をやって)
羽生:こういう感じの(マッシュルームカットを手で鋭く再現)
宮本:おう、ふん(笑)
羽生:こういう感じの、頃です

■ 04年全日本ノービスB男子優勝
宮本:あっ、それ、その、その時はなんで、こう思い出に残ってんの?
羽生:僕初めて全日本ノービス出て
宮本:うん
羽生:その時もう、めちゃくちゃ、ワクワクしてたんですよ。もう緊張なんかしなかったんですよ
宮本:うん、うん
羽生:もう、試合が楽しくて楽しくて仕方なくて。で、その頃の練習量もすごかったので
宮本:うん
羽生:もう、ミスる、ミスをするという、気配すら感じなかったですし
宮本:うん(笑)
羽生:その、小学校4年生ですよ?
宮本:おお、おお
羽生:小学校4年生ながらに、絶対勝てると思ってたんですよね
宮本:あっそうなんや
羽生:で、その時、まだ6.0方式なんですけれども
宮本:うんうん
羽生:あのー、その試合、それこそ世界選手権だとか
宮本:うん
羽生:グランプリだとかそういうものを、見てて、5点台、っていうのは
宮本:うん
羽生:その、選手達が
宮本:ああ、うんうん
羽生:出してる得点だったんですよ
宮本:うんうん
羽生:ただ僕、その試合でプレゼンテーション…プレゼンテーションとか(笑)
宮本:プレゼンテーション(笑)
羽生:はは(笑)プレゼンテーションで、5.2が1人だけ、出てたんですよ
宮本:おお
羽生:もうめちゃくちゃ嬉しかったのは覚えてます
宮本:いや、そこで5点台はすごいでしょ
羽生:はい。びっくりして
宮本:うん
羽生:俺世界選手権で戦える!とかってちょっと思ってたんですよその時(笑)
宮本:その時から(笑)
羽生:小学生から
宮本:なんか、結構なんか、小学校時代にいろいろ作ってきてんねんね
羽生:作ってますね、僕

■ 小学生から人生設計通り
羽生:だってもう、だから人生設計が大体変わってないんですもん小学校の頃から僕
宮本:あっそうなんや
羽生:でそのとおり動いてるんですよ今
宮本:はあ~
羽生:だから、僕ソルトレイク、のオリンピック
宮本:うん
羽生:を見た時に絶対金メダル獲ってやるって思ったんですけれども
宮本:うん
羽生:それが、僕、7歳とか、なんですね
宮本:うん、うん
羽生:その時からずっと思ってましたもん

■ 19歳と23歳で五輪の金メダル獲得
羽生:19歳、の時のオリンピックで優勝して
宮本:うん
羽生:で、もう1回オリンピック出てもう1回優勝する、っていうのが、僕の今までの、人生経験…人生設計で、絶対に、次のオリンピック、もう2回、2回獲って
宮本:2回、うん
羽生:2回獲ったらそれはもう、伝説的になるから。その時からずっと思ってましたもん
宮本:やっぱあれやわ、変やわ
羽生:変ですね。でも絶対金メダル、獲れるとは思ってなかったんですよ。獲れるとか、獲れないとかじゃなくて、獲ってやるっていう気持ちが、誰よりもあったと思います
宮本:ああ、あー。もう獲っちゃったしね
羽生:獲っちゃいましたね
宮本:ほんでもう1個っていう
羽生:まだ、まだ、まだあるんで。もう1個
宮本:ピョンチャン
羽生:はい
宮本:ピョンチャン、ピョンチャンはやっぱり、そら狙うよねー
羽生:狙いますね。狙わないと、意味がないですよね、だってそれが今スケートやってる、一番の大きな、理由だと思うので
宮本:そうやなあ



羽生結弦選手エピソード3 2015年9月15日(火)放送
(公式:前編①/前編②/前編③/後編①/後編②/後編③

―新横浜プリンスホテルでの『KENJIの部屋』。まずは4年前に起きた、あの惨劇について

■ 東日本大震災
宮本:まあ、あのー…地震、があって
羽生:(うんうん頷く)
宮本:あのーほんとに大変な、まあ、俺なんかが、言葉にするようなものじゃないんやけども、それがあったことで、あの何か、影響とか、なんか自分の心というか思ったこととか、そっからの、あの話をちょっとしてもらえたらなと
羽生:震災があったことによって、そのあんまりきっかけとかそのプラス、っていう、表現はあんまり使いたくない
宮本:うん
羽生:んですけれども
宮本:うん
羽生:まあそのプラスマイナス、関係ない話として、まあきっかけっていう言葉をちょっと使いますけれども
宮本:うん
羽生:そのー、まあ震災が、あったことによって、その表現しようと思う気持ちっていうのは
宮本:うん
羽生:その、上下?その上限も、下限も、かなり広がったなというか…
宮本:うーん
羽生:そういうものはありますし

■ 「羽生結弦」という存在への葛藤
羽生:あとは、そのスケートに対する思いというか、スケートをやってる意味、またはそのスケート、のみならずその、羽生結弦という存在
宮本:うん
羽生:まあ僕が、僕自身が感じてるその、普通の羽生結弦と
宮本:うん
羽生:そのスケーターとしての羽生結弦と
宮本:うん
羽生:その被災地、の代表みたいな感じでその頃はすごく被災地代表みたいな
宮本:うん
羽生:感じの、目を、持たれて、た方々がいらっしゃったので
宮本:うん
羽生:その被災地代表としての、羽生結弦とそれぞれいろんな、羽生結弦像があって
宮本:うん(俯く)
羽生:じゃあそのどれを信じたらいいんだろうみたいな、葛藤も、ありました
宮本:うん…(息をつきながら、涙をこらえている感じ)

■ 自然へのジレンマ
羽生:でも、なんか、あのー、もちろんその、立場は違うんですけれども、もちろんその、ちょっとした時代も、ちょっと違うと思いますし、その賢二先生、と振付してる時に、その…(上を向いて)阪神淡路
宮本:うん
羽生:のことを先生が知っ、経験されて
宮本:ああ、うん、うん
羽生:たっていうのも、あって、なんか、もちろん共通する思いってすごく少ないと思うんですけれども
宮本:うん
羽生:ある、と思うんですよね。その、どうしようもならない
宮本:ん(俯く)
羽生:その自分たちの力ではどうしようもならないというか
宮本:うん…
羽生:もう、それこそ地球規模の話なので
宮本:うん
羽生:なんかそういう悲しみ、というか、辛さというか、無力感というか…そういうものはあるなあって思って…
宮本:あるな…

■ 宮本賢二振付EX「花になれ」
宮本:まあその時に、その、『花になれ』って
羽生:うん
宮本:やってたやん
羽生:はい
宮本:まあ、あれは、もちろん振り付けは振り付けなんやけども、その、まあ、良かったよねあれね。あのー、歌う、とか
羽生:うん
宮本:(胸の前で手を花開かせるような振付のジェスチャー)であったりとか、うん
羽生:なんか、あれがたぶん初めて、僕が日本語の曲で、滑った、ものだと思いますし
宮本:うん
羽生:でー、まあ、あれは、初めて賢二先生に振り付けてもらった
宮本:あっそうやったかな
羽生:ものですし。もちろんその、あれってその震災前のやつなんですけれども
宮本:うん
羽生:その今も、ずっとやろうと思えるのは、僕自身その、歌に、救われたっていうのもあるし
宮本:うん
羽生:その、歌詞の、意味を考えた時に、
宮本:うん
羽生:まあ、僕の、そのつらい経験だとか、そういうものも、リンクさせることはできますけれども
宮本:うん
羽生:その僕がそのつらい、表現、つらい表現というかつらいことから乗り越えた、みたいな表現をすることによって
宮本:うん
羽生:その歌詞、を、皆さんが自分自身と、照らし合わせたりだとか
宮本:うん
羽生:または、他の方、のことを思って、それをリンクさせたりだとか、そういうことをして頂けるプログラムだと思うので、非常にまだ大切に、滑らせて頂いてます
宮本:(頷いて)あのー、…(息を吸いながら涙をこらえるように)うん。泣いちゃうからやめよう
羽生:あはは(笑)

■ 東日本大震災 その後…
宮本:じゃあまあ、あのーまあ、それ以降、に、活躍がもう、すごい、活躍になってきた。で、あのー、その時、は、どういうこう気持ちでこう試合に、挑んでたんかな
羽生:最初は嫌でした
宮本:(相槌)(聞き取れない)
羽生:最初は、やっぱり、絶対に、つきまとうのがその、震災の話だったんですよ
宮本:ああ、うん
羽生:やっぱり、被災地代表、じゃないけれども
宮本:うん
羽生:もちろん津波の被害もあってないしその原発の被害だって、放射能に関しては仙台ってそんなに
宮本:うん
羽生:そんなにそんなに注目されてないんですけれども
宮本:うん
羽生:やっぱりその中で、そういうなんか、自分はただ好きでスケートやってきたのになんで、こういうものを背負わされなきゃいけないんだろう、っていう気持ちもあったとともに、でも僕にしかできないことなんだよな、っていう
宮本:うん…
羽生:いろんな思いもあって。だから、最初のうちは
宮本:うん
羽生:もうずっと(聞き取れない)に言ってたんですけど
宮本:うん
羽生:僕は被災地代表としてではなくて、日本代表の一人として
宮本:うん
羽生:羽生結弦として、これから挑む試合に出ます、って、言ってたん、ですね
宮本:うん
羽生:ただ、そこから、まあいろいろ試合を経て、えー、まあたくさんのお手紙、だとかを頂いて
宮本:うん
羽生:思ったのは、今もすごく大事にしてる、ことなんですけれども、その、僕がその被災地に近いとか、まあもちろん仙台も、津波で、被災した地区もあるんですけれども
宮本:うん
羽生:そのー、…まあそういう、ところから頑張ることによって、そういうところからの選手が、その出身の選手が頑張ることによって、まあより、何か元気になって頂ければみたいな、何か、心が動くような演技ができればというか…
宮本:うん
羽生:そういう思いを持ってやってたのが、逆に、その手紙とかをいろいろ読んでいた、みたら、逆にその被災地の方々から
宮本:うん
羽生:エールを受けてて、逆に支えられてるというか
宮本:うん
羽生:もちろん被災地の方々じゃなくてもほんとに日本全国の方々から
宮本:うん
羽生:まあそれはほんとに、オリンピックまでずっと続いたと思いますし
宮本:うん
羽生:今でもすごく、その、自分が何かをする立場ではなくて
宮本:うん
羽生:逆に、いつも、僕は好きなことをさせて頂いてるわけだし、
宮本:うん
羽生:その自分が好きなことをやって、結果を出そうと勝ちたいと、思ってることが、その、みなさんにこれだけ支えられてるんだ、っていうのは
宮本:うん
羽生:あのー、その時非常に、強く思いました(何度も頷く)

■ 誰かのために…
羽生:なんか、でも、一番大事なことだなと思います。その、誰かのためにやってるっていうのも、非常に大事だと思うんですよね
宮本:うん
羽生:誰かのために、スケートをやるとかスポーツやるとか
宮本:うん
羽生:それこそ勉強やるでもなんでもいいんですけど、それってものすごく力が出る、ことだとは、思うんですね
宮本:うん

■ 自分を通して日本が一つに
羽生:ただ、それが、例えば、別に、その被災地の方も含め、ファンの方々って別に自分がスケートやってるわけじゃないし
宮本:うん
羽生:じゃ手紙出したからどうなるかって言ったら別に
宮本:うん
羽生:僕が直接、手紙の分上手くなるとか、そういうわけでもないし
宮本:うん
羽生:手紙の分結果が出るってそういうわけでもない
宮本:うん
羽生:その目に見えない、なんかボランティア的な
宮本:うん
羽生:その、行為かもしれないですけれども
宮本:うん
羽生:それでもそういう気持ちが
宮本:うん
羽生:僕を通して、一つになれる、っていうか。その、震災のことで、それぞれ原発のことで悩んだり
宮本:うん
羽生:津波のことで悩んだり
宮本:うん
羽生:それこそ地震のことで、その…もちろん、家が、壊れてしまって住めなくなった方もたくさんいらっしゃいますし。そういう、なんか、孤独になった方々、も含めて、その西、西日本、と、その東北、東日本、ていうものが、自分を通して一つになれる
宮本:うん
羽生:そのバラバラになってるのに自分を通して一つになって下さってる、っていうのが、一番、その頃っていうか今もですけれども、オリンピック、で金メダル穫れた時もですけれども
宮本:うん
羽生:嬉しかったな、って、一番思えるものです、ものだなと思います

■ 東日本大震災チャリティー演技会
宮本:あのー最初に、神戸に来てくれて
羽生:はい
宮本:滑ってくれた時に、やっぱりみんな、あの、うん、もちろんみんな涙流したし、(涙をこらえながら)あの…うん、良かったと思う
羽生:賢二先生も、ねえ、非常に
宮本:いやいや…
羽生:つらそうな表情されてたのは覚えてますけれども
宮本:ええ、ええ

■ 羽生結弦の原動力「白鳥の湖」
羽生:あの時は、『白鳥の湖』をやって、今でも、鮮明に覚えてるんですけれども
宮本:(唇を引き結んで頷く)
羽生:あれが今の僕の、スケート、をしようと思った原動力ですし
宮本:あれは素晴らしかったと思う
羽生:うん
宮本:うん
羽生:まあジャンプの出来どうのこうのって言ったら、もちろん、良かった部分もあれば悪かった部分もあると思うんですね。ただ、あれは、たぶんもうこれから一生、あの演技は絶対できないと思いますし、やっぱり、あの時の、自分の気持ちだからこそ表現できた、その、まあ…暗いところから、飛び立っていくみたいな…
宮本:うん
羽生:ものを込めた、表現だったので
宮本:うん
羽生:あのー、なんか、あれは自分の中でも、特別ですね。あれが無かったら、あそこで、もし、僕が、神戸に呼んで頂けてなかったら
宮本:いやいや
羽生:たぶんほんっとに、スケート、を、する、時に、絶対考えてたと思うんですよ、自分がほんとにスケートしてていいのかな、っていうのをずーっと考え続けてやらなきゃいけなかったと思うんですけども、ほんとにあの神戸で、呼んで頂いたおかげで
宮本:いやいやもう、そんなそんな…
羽生:って、ほんとに、思ってますこれは
宮本:いや、(首を振りながら)もう…、ありがとうございます(お辞儀)
羽生:とんでもないです、こちらこそ(お辞儀)

―2012年の世界フィギュア。羽生結弦はショートで7位と出遅れる

(SP演技後のミックスゾーンでのインタ映像)
「まあ4回転に関してはすごい良かったと思いますし、まあちょっと、トリプルが、次につけれなかったっていう反省点はありますけども、とりあえず、あのーショートで、コンビネーションとして、つけれたっていうのは、まあ、来年に向けての、収穫になったんじゃないかなというふうに、冷静に考えてます」
「今までやってきて、4回転2回転というパターンをあんまりやってこなかったので、ちょっとそれで焦っちゃったのかなっていう、気はしますね。あのーとにかく、今までになかったパターンでも、あのー落ち着いて、冷静にひとつひとつ決めれるように、ていうことをしっかりと心がけなきゃな、っていうふうに思いました」
「こういう、特別なシーズンで、こういう舞台まで、あの上がって来れたっていうのは、今までの頑張りがほんとに、生きてきてるのかなっていうふうに思うので、あのー、みんなで前を向いて、えー、目標まで、頑張って進もうというようなメッセージを、フリーでは、最後まで、やりきることで、伝えたいなというふうに思います」
「すみませんありがとうございました(お辞儀)。明日もよろしくお願いします」


―そのフリーで観客を魅了し、銅メダルを獲得

(FS演技後のミックスゾーンでのインタ映像)
「やっぱり点数がすごい出たので、まあ自分の中でもほんとに嬉しかったですし、あのー、やっぱりほとんどノーミスな演技が出来たので、まあそれがほんとに、この舞台で出来たっていうことはほんとに自信になりましたし、あの来シーズンもこの、とてもプレッシャーのかかる舞台で、またいろんな経験をさせて頂けたらと、いうふうに思ってます」
「あの一瞬あの転倒されてましたけど、あれはどうしてですか」(Jスポ記者)
「まあ、あのー(汗をぬぐって)疲れて引っかかっちゃった感じなんですけど(笑)まあでもそれでも、逆にその引っかかったのを、しっかり、あそこでコケて休めたんだというふうに、考えて、あのー、そうですね前向きに、考えてやりました」
「まあ被災地の方々、のために、何かをしよう、または、あのー、演技をすることで、元気が出てもらえれば、そういう思いで滑っていたんですけども、最終的にこの、世界選手権のショートを終えて、まあ母と、いろいろ話して、それは違うんだなと。逆に僕達が支えられて、ほんとにその、なんですかね、元気を与える、元気を、つけて、あげるような立場ではなくて、逆にもらっている立場なんだということを知って、それをしっかり、受け止めることで、えー、ここまで最後まで、演技しきれたのかなというふうに思ってます」


■ 12年世界フィギュア SP7位/FS2位 総合3位
宮本:世界フィギュア、はつしゅつじょう(一音一音はっきり)
羽生:はい(笑)
宮本:で、3位
羽生:あはは(笑)はい
宮本:どやった?
羽生:うーん、まあ初出場で、3位なれたっていうのは、非常に嬉しかった、ことでもあるし
宮本:うん
羽生:そのー、なんか、自分にとって世界選手権ってすごく特別な場所で
宮本:うん
羽生:やっぱり自分が、それこそ小さい頃から憧れてた選手、がそこで
宮本:うん
羽生:激しい戦いをしてたというか
宮本:うん
羽生:そういう夢の舞台、でもあった
宮本:うん、うん、うん
羽生:そこに立って、でそこで、表彰台に上がるっていうことは
宮本:うん
羽生:ほぼ夢が叶ったのと同じような体、験だったんですね
宮本:うん、うん
羽生:もうすごく嬉しかったのは覚えてます
宮本:もう、「キャー」みたいな感じ?
羽生:「キャー」みたいな感じ
宮本:「キャー」なんや
羽生:「キャー」ですね(笑)
宮本:知らんがな(笑)
羽生:ははは(笑)

■ 羽生結弦はSPが下手?
羽生:でもなんか、その時ショート悪かったんですよほんとに
宮本:うん、うん
羽生:ショートが7位で最終グループ入れなかったんです僕
宮本:あっそうなんや
羽生:そうなんです。4回転降りてんですけれども4回転2回転になっちゃって、でそのあとトリプルアクセルも微妙で
宮本:うん
羽生:ルッツパンクしてるんですよ。またルッツか
宮本:またルッツか
羽生:だからショート下手くそなんですよ僕(笑)
宮本:それはなんなん、緊張してしまうの?
羽生:わかんないんですけどねぇ、ショートの方が簡単だとは思うんですけど
宮本:うん
羽生:ショート下手くそなんですよ

■ SP失敗の原因 考え過ぎ
宮本:ちょ、あれやって、だから言うたやんこの前も、あの、考え過ぎやって
羽生:ああ、考え過ぎは、ありますたぶん
宮本:ほんでほら、ってもう、でもう跳べるんやしさ、練習もしてるんやしさ
羽生:そうですねえ
宮本:あのー、大丈夫やって
羽生:(何度も頷く)
宮本:あっ大丈夫やってってこんな軽く(笑)
羽生:あはは(笑)
宮本:羽生結弦選手に言っちゃっていいのかわかんないんですけど
羽生:いや、でも、ねえ、うん、僕はたぶん考え過ぎは、結構あります
宮本:(笑)

■ 感覚・リズム・理論のバランスが重要
羽生:ただなんか、そのー、感覚と
宮本:うん
羽生:リズムと
宮本:うん
羽生:その理論を、上手いバランスで
宮本:うん
羽生:組み合わせなきゃいけないっていうのが僕の、考えなので
宮本:うん
羽生:その、そのバランスが例えば1:1:1だったら
宮本:うん
羽生:それが1:2:0.5とかになると、もうバランバランになりますね
宮本:そうなんや
羽生:そうなんですよ
宮本:(膝に両手をつく)
羽生:あははは(笑)

■ 拠点をカナダへ
宮本:あれ、その頃にカナダに、あのー
羽生:それの、世界選手権3位になったのをまたきっかけに
宮本:うん
羽生:まあカナダに、はい、拠点を移しました
宮本:で、ブライアン
羽生:はい
宮本:ブライアン・オーサーさんに
羽生:はい
宮本:教えてもらうようになった
羽生:はい
宮本:まあどうでもいい話なんやけど、俺、高校の時にブライアンさんにアクセル教えてもらってるからね
羽生:アクセル?
宮本:アクセルじゃなかったかな?
羽生:あはは(笑)シングルだったんですよね、その時じゃあ
宮本:その時はまだシングルやったんやけど。だからその、カナダ行って、クリケットでしょ?
羽生:クリケットです
宮本:クリケットクラブの、下のナチョスおいしいでしょ
羽生:食べてないですねぇ…
宮本:あ、食べてないの?
羽生:下にあります?
宮本:今もあるんかな。作りは一緒やと思うけど
羽生:ほんとですか
宮本:え、前にめっちゃデカイ芝生あるやろ
羽生:はい、クリケット場が
宮本:クリケット場。あそこでいつもフリスビーしてたんやけど
羽生:クリケッ…(笑)フリスビーかいー
宮本:フリスビー、ナチョス食べてフリスビーして、してて、まあまあもちろん練習もちゃんとしてたよ

■ 練習環境の重要度
羽生:あそこほんとにいい環境ですよね。あの、練習環境としては
宮本:うん
羽生:その、カナダ、のクリケット、特にクリケットは
宮本:うん、うん
羽生:まあ僕が選んだっていうのもありますし
宮本:うん
羽生:ほんとに、その…選手のためっていう、感じは、ものすごくありますね。もちろん会員制で
宮本:うん
羽生:結構、VIPな方々とか
宮本:おん
羽生:いらっしゃって、その、テニス、ねえテニスもありますし、まあジムもあるし、プールもあるし
宮本:うん
羽生:それこそクリケットもできるし
宮本:うん
羽生:まあ、ほんとに、まあカーリングもあるし。ほんとにいろんなことが、できる施設ではあるんですけれども。あの、そういう、環境の中で、練習できる、自分っていうのは、まあ小さい頃は想像もできませんでしたし
宮本:うん
羽生:僕、リンク1回無くなってるんですよ
宮本:うん
羽生:2回無くなってるんですよ、ホームのリンクが
宮本:あっそうか、2回か。かつ、かつ…
羽生:勝山に、移る前に、泉の
宮本:うん
羽生:泉のリンクで、ずっと、練習していて
宮本:うん
羽生:泉って言ったらわか、わかりますよね
宮本:わかるわかる
羽生:泉のリンクでやってて、でそこが1回経営難で、壊れ…あの潰れてしまって
宮本:うん
羽生:でその時に勝山に移って
宮本:うん
羽生:それからまた、復活したんですけれども荒川さんがトリノで、金獲って、そこで、トリノの会見で言ってくださったので
宮本:うんうん
羽生:それでもう、みんな県とか、市とか
宮本:うん
羽生:が動いてくれて、でまた復活して、そのあとにまた震災があって、無くなって、ていうことを経験しているので
宮本:うん
羽生:その練習環境の有難みっていうのはものすごく感じてるんですよ
宮本:うん
羽生:だから、これだけ練習に集中できるというか
宮本:うん
羽生:まあ練習に集中もできて、そのアップも、自分がしたいようにできて
宮本:うん
羽生:でそのクールダウンとかもいろいろそうですし
宮本:うん
羽生:もちろんトレーニングに関しても、何でもできる施設なので
宮本:そうやなあ
羽生:ほんとに、練習環境って大事だなあと、今、ものすごく痛感してます
宮本:あのフリスビーもしたらいいよ
羽生:フリスビーはしないです
宮本:フリスビーしない?
羽生:しないですね
宮本:ああそう
羽生:はい(笑)あはは(笑)

■ なぜブライアン・オーサー?
宮本:あれ、またなんでまたブライアン・オーサー氏
羽生:はい
宮本:になったの?
羽生:あの、やはり、その練習環境を求めたっていうのも
宮本:うん、うん、うん
羽生:かなり大きな、あのー要因ではあるんですけれども
宮本:うん
羽生:あブライアン、をというよりも
宮本:うん
羽生:僕は結構合宿とか、そのアイスショーだとか
宮本:うん
羽生:試合の公式練習とかで、上達することがものすごくあるんですよ
宮本:あそうなんや

■ 合宿・アイスショー・公式練習が上達のポイント
羽生:例えば、アイスショーで、アイスショーの練習中に、4回転初めて跳べたりだとか
宮本:うんうんうん
羽生:もうほとんどの、そうですね今までの4回転全てでもう、ブライアンとか、誰か先生に見てもらったとかじゃなくて
宮本:うん
羽生:アイスショー中に跳べてるん、ですよね。で、トリプルアクセルも、先程言ったように、合宿中に跳べてるん、ですよ
宮本:うんうん、あそうやな
羽生:だから、そういう、その、ライバルじゃないですけどいいお手本がいる中でやりたいと
宮本:あ~あ~ふんふん
羽生:いうことを考えた時に、その、その前の年にちょうど急成長してた、ハビエル・フェルナンデス選手
宮本:おんおんおん
羽生:がいる、環境に行きたいなと
宮本:はあ~
羽生:その環境に行けば、必然的にそのハビエル、の、そのー、ジャンプ、が、確率高くなった理由だってわかると思いますし
宮本:うん、うん
羽生:でそれにつられて自分が練習できればもっと上手くなれるな、って思って。はい
宮本:負けず嫌いやもんね
羽生:そうなんですよね
宮本:(笑)
羽生:ショーでもめちゃくちゃ負けず嫌いですもんね
宮本:超負けず嫌いやもんね
羽生:はい

■ カナダでのチームメイト ハビとナム
宮本:あれっ、じゃあさ、ハビエルとかさ、えと、だ、あいつ、ナム
羽生:ナム、はい
宮本:とかいるけど、なんかその、なんか面白話とかある?
羽生:…あ~…なんですかね、ハビと、ナムは結構、いろんなことして遊んでるんですけど
宮本:うん
羽生:僕はそれを見ながら「俺は遊ばねーぞ」っつって練習してる感じはあります
宮本:あっそうなんや(笑)
羽生:逆に(笑)なんか、あのー、まあそういうこともあるし
宮本:うん
羽生:あとは、なんですかね、あんまり競争とかはしないですけれども
宮本:うんうんうん
羽生:これはあんまり面白くないかもしれないですけど、その、ハビが
宮本:うん
羽生:その…例えば練習でフリーノーミスしたとします
宮本:うんうん
羽生:そし、そういう時に限って僕が調子悪かったりするんですよ
宮本:うん
羽生:もう、フリー、全パンクみたいな(笑)
宮本:ああああ、ああああ
羽生:結構やるんですよ。もうほんとやる気ねーんじゃねーかコイツってぐらい
宮本:うん
羽生:ボロッボロやったりするんですけど
宮本:うんうん
羽生:そういう時、基本的にコーチが慰めてくれるんじゃなくて、もうハビから慰めてくれるみたいな
宮本:(笑)
羽生:で、逆もあるんです
宮本:あそうなん
羽生:ハビエルが、すっごい調子悪くて、僕がめちゃくちゃ調子良かったりしてると
宮本:うん
羽生:もうコーチが慰めるというよりも、僕とかナムとかが、「大丈夫だから」って。「跳べてたじゃんこないだ」みたいな
宮本:あじゃあ、ほんとにこう、いいライバルでもあるし、仲良いし
羽生:仲間でもあるし
宮本:で、こう一緒に、こうやって(両手のひらを並べて、抜きつ抜かれつのジェスチャー)
羽生:そうなんですよね

■ 仲の良い選手は?
宮本:じゃあその、他に、仲良い選手とかいる?
羽生:あ、いますいます。ただ
宮本:誰?
羽生:名前言ってもたぶんわかんないですよね
宮本:いや俺わかると思うよ
羽生:たぶんわかんないと思う…
宮本:え言うてみて言うてみて
羽生:いやわかんないと思います
スタッフ:(笑)
宮本:え、言いたくないってこと?
羽生:いや言いたくないわけじゃないんですけどぉ
宮本:誰誰誰?ほら俺クリケット行ってたから
羽生:いや、だ、全然世代が違うじゃないですか(笑)ここまで否定すると、結構傷つきますよねすいません(笑)
宮本:いやいやいい、誰誰?ほんま
羽生:うーん、うーん。て言われるとあんまりいないのかなあ
宮本:(笑)

■ キャピキャピは日本だけ
羽生:でもなんか、そんなに
宮本:うん(笑)
羽生:そんなにそんなにクリケットで
宮本:うん
羽生:キャピキャピしてるタイプじゃないんですよ僕
宮本:あんなにいつもキャピキャピしてるのに?
羽生:日本では、あれになるんですけど
宮本:うん
羽生:日本だからこそなんですよ
宮本:なるほど
羽生:やっぱり練習環境じゃないから
宮本:あっ。もうあそこは、自分の練習を
羽生:そうなんですよね
宮本:集中させる場所なんだ。なるほど

■ 羽生結弦のオンとオフ
羽生:僕はやっぱり、スケート、と
宮本:うん
羽生:やっぱ、その、結構人格が違うって言ったらそこまで言うとちょっと変かもしんないですけれども
宮本:うん
羽生:結構スケートに対して、本気での、のめり込んでる時の人格と
宮本:うん
羽生:その他のことやってる時の、オンオフがすごい激しいんですよね
宮本:あっ、だからそれはわかるよ、振り付け中でもさ、あのーちょっと予習…予習じゃない復習しといてって言った時、あるやん。で、次に声かけようとする時に、たまに声かけにくい時ある
羽生:はは(笑)本気でやってますもんね
宮本:うん
羽生:なんか、その、集中に入り込む、時と
宮本:うん
羽生:そのスケート、にのめり込んでる時と
宮本:うん
羽生:その例えば、同期がいて楽しい時とか
宮本:うん、うん、うん
羽生:信成くんとむっちゃ、面白い話してたりとか
宮本:うん
羽生:そういう時の、テンションの差は、ものすごい激しいです僕
宮本:そうなんや

■ 羽生はツッコミ役
宮本:あの、移動中のバスとかで、あのー
羽生:(笑)
宮本:ノブと、あのー、ちょっと、いっつもはっちゃけてるよね
羽生:はっちゃけてますね
宮本:はっちゃけてるよね
羽生:まあ、基本的にノブくんがはっちゃけてるだけなんですけど
宮本:いやっそうでもないよ?
羽生:そうでもないですか?
宮本:そうでもないよ(笑)
羽生:最近なんか
宮本:うん
羽生:ツッコミが、(自分を指差して)強くなってきたんですよね
宮本:そうなんかな(笑)
羽生:なんか、ノブくん、が、別にボケてるわけじゃないんですけど
宮本:うん
羽生:わざとでもないんですけど、なんかツッコまれるようなことばっかりしてるんで
宮本:うん(笑)でツッコんであげるんや
羽生:ツッコんであげる。あげてるわけじゃないですけど(笑)耐えられない(笑)
宮本:(笑)
羽生:はは(笑)ツッコまないと、耐えられない(笑)
宮本:そうなんや。まあ今度そこに俺も混ぜてよ
羽生:え、だいぶ混ざってると思いますよ
宮本:だいぶ混ざってるか
羽生:だいぶ混ざってる。でもなんか、「もうええわ」みたいな顔してる時もありますよね(笑)
宮本:えそんなことない(笑)
羽生:あはは(笑)
宮本:そんなことない、でもなんかあの移動中のあのバスって楽しいよね
羽生:楽しいですね
宮本:ね

■ 13年も大躍進!!
宮本:ブライアン・オーサー、さん
羽生:はい
宮本:なんかこう、ブライアンて言うてまうよね
羽生:ブライアンで、いいんじゃないですか
宮本:ブライアン
羽生:僕もブライアンって言ってるからずっと
宮本:うん。ま海外ではね
羽生:はい
宮本:ブライアンに、まあ、まあ、やってもらってて
羽生:はい
宮本:でどんどんどんどんいろんな試合…え、四大陸も、全日本も初、初優勝
羽生:はい
宮本:でーそっからのまたグランプリ
羽生:グランプリ、そうですねえ僕、あの年、…その、ブライアンに、変わって
宮本:うん
羽生:でーその年の、グランプリ一戦目で、僕、まあショートで世界最高得点出してる、んですね
宮本:うん!
羽生:まあそれがものすごくお、大きかったというか
宮本:うん
羽生:それで、名前が売れたというか
宮本:いや(笑)名前はもう売れてたけどね
スタッフ:(笑)
羽生:でもなんか、自分でもびっくりしたんです、衝撃、衝撃的だったんです、自分のショートで
宮本:うん
羽生:まあ完璧、だ、ジャンプの内容は完璧だったかもしれないけれども
宮本:うん
羽生:その上手くできてないことも結構あったんですねあの時
宮本:う~んうん
羽生:で納得で、納得もしてない状態で
宮本:うん
羽生:90…って、え?みたいな85じゃないのみたいな
宮本:うん
羽生:95だったので…



羽生結弦選手エピソード4 2015年9月22日(火)放送
(公式:前編①/前編②/前編③/後編①/後編②/後編③

―オリンピック金メダリスト、羽生結弦を迎えた『KENJIの部屋』。今回も、羽生結弦の新たな一面が明らかに。あの衝撃のアクシデントを始め、激動の昨シーズンを振り返ります

―新横浜プリンスホテルでの『KENJIの部屋』。まずは、カナダに拠点を移した2012年の話題から

■ 飛躍の12/13シーズン
宮本:ブライアン・オーサー、さん
羽生:はい
宮本:なんかこう、ブライアンて言うてまうよね
羽生:ブライアンで、いいんじゃないですか
宮本:ブライアン
羽生:僕もブライアンって言ってるからずっと
宮本:うん。ま海外ではね
羽生:はい
宮本:ブライアンに、まあ、まあ、やってもらってて
羽生:はい
宮本:でどんどんどんどんいろんな試合…え、四大陸も、全日本も初、初優勝
羽生:はい

■ SP世界最高得点(当時) 95.07@GPアメリカ 95.32@NHK杯
宮本:でーそっからのまたグランプリ
羽生:グランプリ、そうですねえ僕、あの年、…その、ブライアンに、変わって
宮本:うん
羽生:でーその年の、グランプリ一戦目で、僕、まあショートで世界最高得点出してる、んですね
宮本:うん!
羽生:まあそれがものすごくお、大きかったというか
宮本:うん
羽生:それで、名前が売れたというか
宮本:いや(笑)名前はもう売れてたけどね
スタッフ:(笑)
羽生:でもなんか、自分でもびっくりしたんです、衝撃、衝撃的だったんです、自分のショートで
宮本:うん
羽生:まあ完璧、だ、ジャンプの内容は完璧だったかもしれないけれども
宮本:うん
羽生:その上手くできてないことも結構あったんですねあの時
宮本:う~んうんうん
羽生:で納得で、納得もしてない状態で
宮本:うん
羽生:90…って、え?みたいな85じゃないのみたいな
宮本:うん
羽生:95だったので
宮本:うん
羽生:85の間違いじゃないのかなってすごいびっくりした思い出はあります
宮本:あそうなんや
羽生:90っていうとその頃、当時だと
宮本:うん
羽生:パトリック選手がノーミスして90…2~3、の時代だったので
宮本:うん
羽生:90なんて出したらもう、異次元だったんですよ
宮本:うんうん
羽生:出ちゃったので、すっごいびっくりしたのは覚えてます
宮本:出ちゃったんだ(笑)
羽生:出ちゃいました。ほんとびっくりしました。そしたらフリーボロッボロになりましたけど(笑)
宮本:はっはっはっは(笑)
羽生:あははは(笑)フリーボロッボロになって95出してるのに
宮本:前と逆やん
羽生:そうなんですよ

■ SP→得意? FS→ボロボロ?
羽生:その年から
宮本:うん
羽生:その年から、僕ショート得意フリーボロボロパターンになってきたんですよだんだん(笑)
宮本:でもほら、先シーズンの、ショート、一番ちゃんとできたんは、最後の最後の、あの(笑)エキシビの時だったでしょ?
羽生:そうですね、エキシビ初めてノーミスしましたね(笑)
宮本:(笑)
羽生:だから、そのシーズン、エキシビ以外ノーミスしてないんですよ僕
宮本:(笑)
羽生:グランプリファイナルも
宮本:うん
羽生:フリーあともうちょっとだったのに、ルッツの前むっちゃ疲れてて
宮本:そうなんや
羽生:跳べる気がしなかったですもんあの時
宮本:(笑)

■ とりあえず基礎点
宮本:あれ、跳べる気がしない時は、なんなんそのテンション的にどう持っていくの?
羽生:とりあえず跳ぼうみたいな(笑)
宮本:とりあえずなんや(笑)
羽生:あはは(笑)とりあえず基礎点もらおうみたいな(笑)
宮本:基礎点(笑)基礎点大事やね!
羽生:はははは(笑)
宮本:そうやね(笑)
羽生:あの中国杯の時も、だから
宮本:うん
羽生:アクシデントあって
宮本:うん、うん、うん
羽生:あの、パンクとかしたらダメだから、とりあえず回ろうみたいな
宮本:あっそうなんや
羽生:コケてもいいやみたいな。コケても、とりあえず回って
宮本:うん
羽生:マイナス3されようが、ディダクションつこうが、だってマイナス3でディダクション1個ついても
宮本:うん
羽生:マイナス4点ぐらいじゃないですか
宮本:うんうんうん
羽生:で3…4回転サルコウとか跳んだら
宮本:うん
羽生:結局10点ちょいなので、6はもらえるわけじゃないですか
宮本:うん
羽生:じゃあそれ跳び続けるしかないみたいな
宮本:きっ、基礎点大事やな(笑)
羽生:基礎点大事です
宮本:基礎点大事
羽生:大事です

■ 14年GP中国 6分練習での激突…
宮本:聞いていいかどうかわからへんけどあのほら、ぶつかってしまった時あったやん
羽生:はい、はい
宮本:あの時は大丈夫やったの?
羽生:大丈夫ではなかったです
宮本:大丈夫ではないよね
羽生:ですね(笑)はは(笑)
宮本:大丈夫ではないよね
羽生:よく、なんか、その頃、言われたんですけど、あれ大丈夫だったのって。いや大丈夫だったら普通に滑れてるからって(笑)
宮本:まあそうやんな
羽生:そうなんです(笑)車椅子で帰んなきゃいけなかったぐらいもう足動かなかったですし。だから、自分でも不思議なんです。あの、あの時なんで4回転回れたんだろう、ていうか、なんで4分半、あんだけ滑れたんだろうっていうのが不思議でしょうがないんですよね
宮本:だからどっかであれちゃう、あのー(頭の横で両手わしゃわしゃしながら)「基礎点」、やったんちゃう
羽生:(笑)基礎点は、基礎点はしっかり考えてました
宮本:あっそれは基礎点は考えてたんやね
羽生:もう絶っ対回れば点数は取れるから
宮本:なるほど
羽生:回るだけ回ろうと思って、でアクセル1本ぐらい決めようと思って
宮本:(笑)
羽生:ていうのは思ってました
宮本:アクセル1本ぐらい決めようって、その時に考えてたんや(笑)
羽生:考えてました

■ 14年GP中国 衝突後の状況
宮本:あれ、(指で顎の下をなぞって)ここ?(右こめかみを指して)ここ?
羽生:こっち(顎を触って)が一番大量出血しました
宮本:なん、バーッてなったもんなあ
羽生:ここが一番パカーッて開いて
宮本:うん
羽生:出血してて、でこっち側(右耳の上を指して)も出血してたんです、ここ当たってて
宮本:うん、うん
羽生:(左耳の方)こっちかな?(右耳の方)こっちかな。どっちか忘れたけど。まあ、頭の横んところを
宮本:うん
羽生:たぶんハンヤン選手と、ぶつかった時に
宮本:うん
羽生:ちょっと、サックリいったのか何なのかわかんないんですけど
宮本:まあでも、まあ血はすごかったけども、こっち(右耳上と顎と押さえて)は別にそんなに大丈夫
羽生:はい、基本的に、後ろとか行かなかったんですよね
宮本:うんうんうん
羽生:(顎を触って)ここは、氷に打っただけだったので
宮本:うん、うん
羽生:(手刀切って)ガーンって打ってるんで
宮本:痛い
羽生:まあそれだけで済みましたし、こっち(右耳の上)も結局、カッて行ってるだけなので
宮本:うん、あ、頭は全然大丈夫やったんや
羽生:頭は、脳みそ揺れた感覚はなかったです
宮本:あぁ

■ ノービス時代無謀なジャンプ挑戦で…
羽生:脳みそ揺れたこと、何回かあると思うんですけど
宮本:うん
羽生:たぶん。僕、結構あって、そういう経験が
宮本:な、どういうこと?
羽生:あのーそれこそ、ほら、オリンピックで、通用すると思ってたから、その、そのノービス優勝して5点台出ちゃって
宮本:うん、うんうん
羽生:で、なんでも跳べんじゃないかっていうぐらい(笑)
宮本:おおお、おお
羽生:調子乗ってた時期があって(笑)でー、その後に、トリプルまだ、ひとつも、綺麗に、完璧に跳べてないのに、トリプルアクセルの練習とかしてたんですよ
宮本:うん
羽生:でーそれで、ダブルアクセルディレイドで跳ぼうと思って、ダブルアクセル…
宮本:ディレイドって何?
羽生:あの、パッて開いてキュッて締めるやつ
宮本:おお、おお、おお
羽生:わかります?
宮本:わかるわかる
羽生:スプレッド
宮本:うんうんうん
羽生:スプレッドジャンプって言えばいいのかな…?で、足開いて、それでダブルアクセルとか跳べてたんですね
宮本:うん
羽生:で調子乗ってトリプルアクセルやったら、あ、かかとから降りてきて
宮本:えっ、うん
羽生:こう、(頭を後ろに打ちつけるように振って)ガーンって頭打って
宮本:うん
羽生:意識飛んだり、してました
宮本:…
羽生:意識飛んで、いつのまにか、なんかあったかい部屋にいて、手足痺れて動かないみたいな(笑)
宮本:…(笑)気ぃつけや?

■ 14年GP中国 あの激突の真相
宮本:あ、まあでも、じゃあその中国杯でぶつかった時はもう全然頭は
羽生:頭っていう感じは、だい、なかったです
宮本:大丈夫やったんや
羽生:とにかく、もう、結局、もう、ひ…あの時、まあスリーターンしてたので
宮本:うん、うん
羽生:右足の、左足のスリーターンしてたんですよ
宮本:おん、おん
羽生:フォアの。で、左足でバックに差し掛かる時に
宮本:うん
羽生:ちょうどハンヤン選手の
宮本:あー
羽生:まっすぐきた膝が、(左太腿の内側を指して)ここに入ったんですよね
宮本:ああ
羽生:で、そのまま、左足で滑ってたので
宮本:うん
羽生:抜、けたんですよ
宮本:うんうんうん
羽生:だからもうどうしようもなくて(両手をハの字に広げて)
宮本:あ、こうか
羽生:そうなんです。このまま抜けたから、もうこっち(右)足ついてないですし、もうこうの状態で(両手両足広げて)、あ、どうしようみたいな
宮本:はあ、ああ
羽生:頭、ここ(顎)、ここ(右耳上)も痛かったし
宮本:うん
羽生:ガンッてなってからあ~やばい、って思って(両手両足を広げた状態でお腹を前に出して)バーンて行きました。だからお腹から行ったんですよね一番最初。でお腹が痛くて痛くて仕方がなくて
宮本:いや~…
羽生:あのスケーター誰しもこれ経験することなんですけど(カメラ目線で)、経験することなんですけど
宮本:え、もしかして(指差して)あれ、俺、それ言ってもいい?フライングキャメル?
羽生:あ、それは違う、違います
スタッフ:(笑)
羽生:(笑)あのー
宮本:うん
羽生:スケーティングで、前にコケることってありません?
宮本:あるあるある
羽生:ズッて詰まって
宮本:うんある
羽生:あの、フィギュア独特ですよね。トウ、トウがついてるから
宮本:どんなにトップスケーターでも絶対に1回はある
羽生:前に行くんですよね。ちっちゃい頃に絶対あります
宮本:ある
羽生:しかもトップスピードで
宮本:トップスピードで
羽生:ガンッて行って、(両手広げて)ビタンッて行って、みぞおち痛くて息できない状態
宮本:うん。あっ、それが
羽生:あれの、あれの
宮本:うん
羽生:たぶん20倍増しぐらいの痛さ(笑)
宮本:いやもう想像できひんわ
羽生:ははは(笑)
宮本:あーだから動けなかったんや
羽生:もう、だから最初立とうとしてるんですよ、意識あって
宮本:うん
羽生:立とうとしたんですけど、もう、(みぞおち押さえて)ここが痛すぎて
宮本:うん
羽生:で筋肉もガッてしゅうしゅ、収縮しちゃってたので
宮本:うんうん
羽生:守るために
宮本:うん
羽生:もう、(胸を張る)こう行けないんですよね
宮本:うん
羽生:だからもう、(背中を丸めて)ずーっとこうなってて、でこの状態もしんどかったからとりあえず横になろうって横になって。だからレフェリー笛鳴らしてくれないなあ…って思いながら
宮本:うん
羽生:みんな練習してるなあ…でも痛えなあ…っとかって思いながら、いたのは覚えてます。で
宮本:うん
羽生:中国の、その、ドクターチームが来て
宮本:うん
羽生:担架持って来てくれたんですけど
宮本:おお
羽生:大丈夫歩ける?って言われて、いや、いいよとかって、そんなんいらんしって、俺普通に出るしって、やってました
宮本:そこはそこはもう、行きますから、みたいな
羽生:大丈夫です、普通に
宮本:でも
羽生:普通に、普通に歩けるからみたいな
宮本:でも、ほんま、よかった、頭、じゃなくて良かったね
羽生:頭じゃなくて良かったですね
宮本:ほんと
羽生:あれはみんなに、ほんとに、あの出血が、こっち(顎)から、こっち(右耳の上)まで
宮本:うん
羽生:もう、いっぱい行ってたんで、こうずっと(仰向いて)やってたんで
宮本:うん、うん、うん
羽生:こっち(顔の前面)までダーって、行ってたんですけど
宮本:うん
羽生:こっち(右耳の上)の出血もあったんですけど、それほどでもなくて、やっぱりこっち(顎)の出血の、あれがひどかったので
宮本:まあでも、あのー、良かったよね
羽生:ほんとに良かったと思います
宮本:だって頭ガーンて打ってさ、脳震盪とか起こしてさ、なんかあってんやったら大変やんか
羽生:脳震盪はもう全っ然無かったです
宮本:ああ、良かった良かった
羽生:もうすぐにアメリカのドクターに診てもらって
宮本:うん
羽生:でブライアンも、やっぱり英語、なので心配してたから
宮本:うんうん、うん
羽生:そのアメリカのドクターとすごいコミュニケーション取ってて
宮本:いやまあ
羽生:英語で、英語で
宮本:うん
羽生:100ひく…なんだっけかな、100ひく…7はとか、いや違う、もっと難しかった、100ひく7で、そっから7を、どんどん引いて行きなさいみたいな質問をされて、英語で
宮本:えっ?
羽生:しかも、そんなテンパってる中でですよ
宮本:うん
羽生:そんな頭、頭打って
宮本:あー
羽生:顎…だったのに、脳震盪の検査しなきゃいけなかったから
宮本:なるほどなるほど、はあはあはあはあ
羽生:そんな難しい質問されて
宮本:うん
羽生:英語でしかも答えなきゃいけなくて、「え、え、え…?」ってなってて(笑)
宮本:(笑)それ、普通の時でもちょっと難しい
羽生:難しいですよね(笑)だから、それはめちゃくちゃ覚えてます
宮本:(お茶飲みながら)うーん!
羽生:いや、そんなん答えられないんだけどみたいな。でも意識あるから大丈夫だよっていう話はして
宮本:はー、良かった良かった
羽生:目も全然大丈夫でしたし

■ 一番辛かったのはシットスピン
羽生:とりあえず、ここ(顎を撫でて)、ここからの出血とこっち(右耳上)の出血はあったんですけれども
宮本:うん
羽生:顎もめっちゃ腫れましたし
宮本:うん
羽生:で、やっぱ膝が、膝っていうか太腿がめちゃくちゃ痛くって
宮本:もう筋肉にゴンて当たったんやね
羽生:そうなんですよ、筋肉が、もう持ってかれてる感じだったので
宮本:はぁ
羽生:それこそ、なんか肉離れみたいな
宮本:ああ、ああ
羽生:痛み、っていうか、ここって痛いじゃないですか
宮本:痛い
羽生:なんでも使う、ので
宮本:うんうん
羽生:あの、ジャンプよりも、シットスピンが地獄でした
宮本:…(笑)
羽生:はは(笑)結構意識ありますね、あの試合、僕
宮本:そうやね
羽生:うん
宮本:シットスピン痛そうやね、腿痛いのに
羽生:我慢しなきゃいけないじゃないですかシットスピンって
宮本:ああ
羽生:ジャンプって一瞬パッてやってガッて降りればなんとかなるけど
宮本:うん、まあ、まあ降り足(右足をパンパン叩いて)、こっちやしね
羽生:右足。シットスピンは地獄でした
宮本:地獄やなそれは
羽生:だから、覚えてるのは、この、あのー、まあサルコウ、転倒して、トウループも転倒して、でフリップ降りて、でコンビネーションスピン入るんですけどフライングコンビネーション入るんですけど
宮本:うん
羽生:その時にああシットスピンやりたくねーシットスピンやりたくねーってこれ、シットスピンやったら立てるのかな?ってすっごい、思ってたのは覚えてます
宮本:シットスピンのままシットっていう
羽生:座っちゃう的な
宮本:…いや、俺別にウケを狙おうと思って言ってないよ
スタッフ:(笑)

■ 賢二のシットスピン事件
宮本:それシッ…いや、ちが、ちょっとだけじゃあ聞いてもらえる?
羽生:はい、聞いてます(笑)
宮本:俺振付中に、そのー、シットスピンをやってみたの。こうやって(足を伸ばして)、結構俺、早く回って、でまあ立とうと思ったらギックリ腰になったの
羽生:(両手で顔覆って)くっくっく(笑)
宮本:これ、三年ぐらい前かな。それで、このまま(シット姿勢)、もう動かれへんから、(指をクルクル回転させながら)きゅーってほんままそのまま座って
羽生:…(笑)どうやって立ったんですかそれ
宮本:トモくんに助けてもらって
羽生:(笑)
宮本:で、そのまま病院行って
羽生:…(笑)
宮本:でも全然、すぐ直ったけどね
羽生:(右手を口に当てて笑う)
宮本:でそういうのがあって、言っただけであって、ウケを狙ったわけではない
スタッフ:(笑)
羽生:でも今の話、あんまりウケてなかったですよね
スタッフ:(笑)
羽生:結構、結構シーーーンてなんか
宮本:お前、ツッコむねぇ
羽生:僕は、僕は、やっぱり、僕は、すごい、笑ってましたけど今
宮本:(笑)
羽生:すごい、わかるんで、その光景がなんとなく、振付をしてもらってるのでわかるんで
宮本:うん(笑)想像はできる
羽生:想像できるんですけど、結構ースタッフのみなさん
宮本:あっ
羽生:(手を水平にして滑らせて)…っていう

■ 苦手なエレメンツ
宮本:例えばやけど、苦手なエレメンツとかあんの?
羽生:…ルッツ?ふふ(笑)
宮本:あっ
羽生:あ、でも僕ルッツそんな下手くそじゃないですよほんとは
宮本:知ってるよそんなん
羽生:ほんとはルッツはそんなに苦手じゃないんです
宮本:うん
羽生:でもなんか苦手印象ちょっとついちゃったっていうのは今ありますけれども
宮本:うん
羽生:僕一番たぶん苦手だったのは、昔はほんっとに、ジャンプが、苦手だったんです
宮本:全部?
羽生:全部です。全部ジャンプ、苦手で、まあアクセルは大好きだったからアクセルばっかり練習してたっていうのもあるんですけど
宮本:うんうん
羽生:全然跳べなくって
宮本:うん
羽生:で周りの選手ボンボンボンボン跳べるようになるし
宮本:負けず嫌い?
羽生:そうなんですよ
宮本:(笑)
羽生:すっごい、すっごいジャンプに対しては苦手意識を持ってました昔
宮本:あっ昔はそうやったんや

■ 成長出来てない→苦手
羽生:で、それこそ、あのー、エレメンツじゃないかもしれないですけど、その、世界ジュニアの話とかにすると
宮本:うん
羽生:ショートは苦手、っていうのがあって
宮本:あーあーあー
羽生:フリー得意だけどショート苦手って。でも『パリの散歩道』作ってもらってショート得意だけどフリー苦手になったんですよ今度
宮本:えもうそういうのどんどん消して行こう
羽生:あはは(笑)
宮本:消して行こう
羽生:だからなんか、何かしら成長すると
宮本:うん、うん
羽生:その成長できてない部分が、苦手、って思っ、ちゃうんですよね
宮本:あ、じゃあまあこうなって(手を交互に上へ)いいんやね
羽生:そうなってるんですよね
宮本:ん、ほならええんやね
羽生:だから基本的に、何かこれだけはダメ、っていうのは無いです。ただ時々不器用になりますけど
宮本:(笑)
羽生:(笑)

■ 他選手の演技をチェックする理由
宮本:あのー、試合の時とかでもいいんやけど、他の選手、の演技とかチェックする?
羽生:めっっっちゃ見ます
宮本:あ、めっちゃ見るんや
羽生:すっっっごく見ます
宮本:あっそう、見る方なんや、見ーひん人も結構多いやん
羽生:あのー試合ん時、あの試合ん時の、自分の出番前とかは見ないですけど
宮本:うんうんうん
羽生:その他の試合の前とか
宮本:うん
羽生:あのー、例えば練習、の期間だとか
宮本:うん
羽生:そういう時は、ものっすごく見ます
宮本:あっ、そうなん、それ見て、何を、何を見てんの?
羽生:その、ジャンプの、感覚とか…
宮本:あっその人が持ってるであろう感覚を…
羽生:そうそうそう
宮本:自分で解析して
羽生:そうなんです。特にジャンプ、はですねぇ、あとは、その腕の使い方とか
宮本:うんうん
羽生:やっぱり、自分ダンス習ってるわけじゃないので、あのー、そういう腕の使い方とか間の取り方とか、もちろん振付の
宮本:うん
羽生:ジェフの
宮本:うんうん
羽生:あのー、映像を見て
宮本:うん
羽生:覚えるっていうのもあるんですけれども、他の選手のそのスケーティングだとか、また膝の使い方音の取り方だとか、そういうものは、参考によくしてますね
宮本:あっじゃあまあいろいろな、選手のを見て
羽生:はい、はい

■ 理想のスケート
宮本:じゃあその、あの自分のそのーなんちゅうの、理想の?理想のスケートっていうのは、どういう…ふうなん?
羽生:理想ーは、やはりその、フィギュアって、そのアスリートっぽい、ジャンプスピン、ていう動きもあれば
宮本:うん
羽生:逆になんか、スケーティングとか
宮本:うん
羽生:表現だとかステップだとかそういうとこってすごく、まあ、バレエ、というかその、アーティスティックなところ?
宮本:うん、うん
羽生:もあるじゃないですか
宮本:うん
羽生:そこを、全部を
宮本:うん
羽生:その、別に、アーティストにするわけではないけれども
宮本:うん
羽生:全部を、フィギュアスケートのプログラムとして、完成させたいんですよね
宮本:うんうんうん
羽生:だから、いつも、もうこれ先生たぶん、振り付けする時によく、僕言ってるんでわかると思うんですけど
宮本:うん
羽生:その、スピンだとか、そういうものを全部表現したいんですよ
宮本:うんうんうん
羽生:でちゃんと音に合わせたいんですよ
宮本:うん
羽生:そうしないと気持ち悪くて
宮本:うん
羽生:できなくて。だから、そのジャンプの時も、そのジャンプするまでの、タイミングとか、そういうものは、全部その、曲で
宮本:うん
羽生:またはその、プログラムの内容の中で、絶対にその、スケーティングから、または表現から
宮本:うん
羽生:切り離されないようにっていうのは
宮本:うーん
羽生:非常に意識してやってます
宮本:なるほど

■ 羽生結弦×宮本賢二 14/15シーズンSP
宮本:あっ、そういえばさあ
羽生:はい、はい
宮本:あの、先シーズンのあの
羽生:はい
宮本:ショートのあの最初
羽生:はい
宮本:あの(笑)
羽生:そう、そうだ(笑)
宮本:(笑)
羽生:そうなんですよ、あのー、あれ、ジェフも、たぶん目をつぶってたと思うんですけど
宮本:うん
羽生:緊張するから
宮本:うん
羽生:目ぇピクピクピクーっとなるんですよ
宮本:おん、おん、おん
羽生:つぶると
宮本:おん
羽生:だからつぶれなくて、ね、で時々、(薄目を開けて凝視)ってなってるんですよね(笑)
宮本:あははは(笑)
羽生:しかもイメトレしてるから
宮本:あーあーあーそうやねそうやね
羽生:その時間で、トウループの、ことずっと考えてて、ルッツのこと考えてないですけど
宮本:うん
羽生:トウループのことずーっと考えてて
宮本:うん
羽生:でこうやったら跳べる、こうやったら…(凝視)
宮本:んふっ(笑)
羽生:…ドゥーン!(バラード1番の冒頭)みたいな感じになって(笑)

■ 「目を瞑る方が良いよ」by 賢二
宮本:で、それを、見て
羽生:そう
宮本:あの、いやあそこは目つぶった方が、かっこいいよ、って言ったんやねあれ確か
羽生:そうですねNHK杯で
宮本:そうやんね(笑)そっからこう
羽生:そっからは目をつぶるようになりました
宮本:目つぶるようになった(笑)
羽生:あの練習でもちゃんと目つぶるように、練習してきましたあれは
宮本:あそうなんや
羽生:そう
宮本:いやっ、俺心配してたのが、目つぶった方がもちろん曲にも合うし、始まりの、ジェフもやっぱり、いろいろやっぱ考えてるやろうし、やった…んやけど、20…15、6秒やったっけ
羽生:あれね、17…そうですね15、6秒はありますね
宮本:を、目つぶるって、すごい大変やろ?
羽生:はい
宮本:で、いらんこと言わんかったらよかったと思って、あの、感覚がわからんようになるやん、目つぶると
羽生:そうなんですよね
宮本:だからそれを心配してたんやけど、まあ、良かった、練習でもやってくれてたんや
羽生:そうなんです。だから絶対にそれは、そうなると思ったので
宮本:んは(笑)あっそうなんや
羽生:そうなると思ったので
宮本:うん

■ 目を瞑っている時に考えていた事
羽生:でしかも試合なんかだったら
宮本:うん
羽生:絶対嫌なイメージしか思い浮かばないから
宮本:うんうんうん
羽生:そういう時って、良くない時っていうのは
宮本:うん
羽生:だからもう目つぶって、もう絶対、いい、目つぶった時に曲が流れてる時に目つぶった時に
宮本:うん
羽生:曲のこのタイミングでこう行ってこういうふうに跳んでこう降りてるっていうのを
宮本:うん、うん
羽生:もう完全にインプットさせました。だから曲が流れた瞬間にその映像しか流れないです
宮本:あっ…
羽生:おんなじ尺で
宮本:あっそうなんや
羽生:ターンタンタンタンタタタタタタンてなっていきますけど、その曲の、一個一個の音が、この自分のクロス、クロスやってきて、でそっから、イーグル入って
宮本:うん
羽生:でチョクトー入って、トウループ跳んでって、その、ひとつひとつのその、動…作?
宮本:うん
羽生:が、振付じゃないんですけど
宮本:うんうんうん
羽生:それと完璧に、一緒になってるんですよね
宮本:あじゃあ
羽生:決まってるんですよ

■ イメトレは振付と同じ感覚
宮本:あれやん、じゃあこう、こうやって、立ってるやん、目つぶって、で想像してるやん
羽生:(頷く)
宮本:で例えばその想像が、あヤベ、これ、ちょっとしくった、てなったら、「あっ…」ってなってたんかな
羽生:な、たぶん、そういうふうに、ならないように
宮本:うん
羽生:もう完全に
宮本:もう練習通り
羽生:練習してたんで。だから、イメトレ、をするための、練習、みたいなことをやってて
宮本:ああ…イメトレのための練習面白いなぁ
羽生:結局だって、イメトレも、実はその、本番の一つだから
宮本:うん
羽生:その、振付とおんなじ感覚なんですよね
宮本:ふん
羽生:この曲ん時、にクロスしてって
宮本:うんうん
羽生:この時にイーグルして、っていうのがあるので、その感覚とほぼ同じで、自分の身体を動かしてないけれども
宮本:うん
羽生:脳みそは、この時にはこう動かしてるっていうのが、完全に一緒になるように
宮本:はあ…
羽生:刷り込んで行きましたもう
宮本:刷り込んで来たんや
羽生:(頷く)

■ クラシックの魅力
宮本:いやでもあのプログラムほんと、かっこいいわ
羽生:僕も大好きですね
宮本:ね
羽生:はい
宮本:で、まあ、あのーほれ、感情で、いろいろ変えれるんやろなーって見てたわ
羽生:クラシックなので
宮本:うん
羽生:それは、まあ賢二先生と振付の時も、ねえ話しましたけれども
宮本:うん
羽生:その、クラシックって、別に歌詞にとらわれるわけでもないし
宮本:うん
羽生:その曲の背景が、決まってるわけでもないので
宮本:うん
羽生:その、その時の自分の感情…?
宮本:うん
羽生:ていうのはフルで出せますよね。まあ緊張感も、より、出せますし。素の自分でというか、そういう感じはあります
宮本:ああ~…

■ 曲が振付をくれる
宮本:まあ、今のほら、今ちょっと新しい、ねえ振付ちょっと、やらしてもらってるけども
羽生:はい
宮本:あれも、まあ、こっちは、あのー、曲を聞いて
羽生:(大きく頷きながら)
宮本:なー…あれ、お、面白いもんで、曲が、あのー、振付をくれる感じ…
羽生:うんうん…
宮本:で、でまあスピン入った時に、ほら、ここは、こっちの方がいいからって、ブロックの方がいいからとか、結構こだわるもんね

■ EX「花になれ」振付秘話
羽生:あのー、たぶんそれをこだわり始めたのは
宮本:うん
羽生:賢二先生に、『花になれ』を振付さし、し、して頂いた時に
宮本:うん
羽生:あのー『花になれ』ってやっぱり最後、自分の得意なスピンで終わりたかったんですね
宮本:うん、うん、うん
羽生:だけど、それ、縮まない?みたいな。花咲いてないじゃんみたいな
宮本:俺そんなこと言うたかな
羽生:はい
宮本:うん
羽生:蕾じゃんそれ、っていうことを
宮本:ああああ
羽生:言ってもらって
宮本:うん
羽生:結局最後たぶん、バックスクラッチで終わろうとしてたんですよね
宮本:うん
羽生:でも最後トンプソン、で
宮本:うん
羽生:手開いて
宮本:言うたかなあ…
羽生:ていうのをすごい言われてて
宮本:うん
羽生:あと例えばパンケーキとか
宮本:うんうんうん
羽生:(右膝の上に曲げた左足を乗せて)これあるじゃないですか
宮本:うん
羽生:これを、すごく、ちっちゃくなっちゃうから
宮本:うん
羽生:もっとおっきくなって、っていうのを言われたのが非常に残ってて
宮本:あほんと
羽生:それからですね、その、曲に合わせて自分の得意な動きをするんじゃなくて
宮本:うん、うん
羽生:曲に合わせて、振付をしようって…
宮本:ああ…
羽生:振付をして頂きたいなって思ったのは。はい
宮本:なんか、すいません褒めて頂いて、ありがとうございます(会釈)
羽生:(会釈)んふふふふ(笑)
宮本:褒めてもらったのかどうかわかんないですけど

■ 賢二が思う羽生結弦のスゴイ所
宮本:まああの、あの、いつやったかな。あのー、俺すっごいなんか、すごいなって思ったのが、スケーティングを一回やった時あるやん、練習を
羽生:(頷く)
宮本:で、ここと、ここを注意しといてね、って言ったら、ずーっとやってたやん
羽生:はい
宮本:結構寒いリンクやのに
羽生:(笑)
宮本:で、汗だくで、「ちょっとやってみたんですけどどうですか」って。でやってたらまあきちっと改善されてて、「でもまだここが、ちょっと甘いかな」ってったらそれをまたずーっとやって、終わって、「ちょっとやってみたんですけど見てもらっていいですか」って
羽生:(笑)
宮本:「いいよ」って。「そこはまあ合ってる」「じゃあ、今度はじゃあこうしよっか」ってずーっとやるよね

■ 羽生結弦のこだわり
羽生:あのーひとつこだわり始めると、止まんないんですよね。だからなんか、完成形にさせたいんですよどうしても
宮本:うん
羽生:その、何かひとつを注意すればオッケーじゃなくて
宮本:うん
羽生:ジャンプもそうなんですけれども、跳べればいいってもんじゃないと思うんですよね
宮本:うん
羽生:いかに綺麗に跳んで
宮本:うん
羽生:いかにその体力使わないで、しゅって跳んでパッと降りる、っていうのを、すごくこだわるんですよね
宮本:うん
羽生:だからたぶんスケートに対するこだわりみたいなものは、たぶん人よりも、強いと思いますね。その、なんか表現とか
宮本:うん
羽生:ステップ、とか、ジャンプ、とか
宮本:うん
羽生:そのスピン、とかそういう個々じゃなくて、全てにおいて
宮本:うん
羽生:全部こだわりますね
宮本:なんか、…ほんまやねこだわり、なんちゅうのこだわりとかを話し出したらたぶん、二人で、ずっと、何時間でも話すやろな
羽生:だいぶ話せると思いますね
宮本:うん。やめとこか、今回は
羽生:でそうするとたぶん、ウォームアップの話から始まると思う(笑)
宮本:俺もウォームアップであるで、やっぱり
羽生:ですよね
宮本:あのまずは、動かず…
羽生:そうそうそうそう
宮本:あの動かずに汗をかくの俺
羽生:(頷く)
宮本:まあ…やめよう
羽生:やめよう。ははは(笑)やめましょう(笑)



羽生結弦選手エピソード5 2015年9月28日(火)放送
(公式:前編①/前編②/前編③/後編①/後編②/後編③

―新横浜プリンスホテルにオリンピック金メダリスト羽生結弦を迎えた『KENJIの部屋』。今回はいよいよ、羽生結弦編最終回。全力で挑戦し続ける若き王者の素顔へさらに迫ります

■ 14年世界フィギュア
宮本:オリンピックの後の世界選手権も
羽生:はい
宮本:見事優勝
羽生:はい
宮本:で?
羽生:でぇ
宮本:どうやったんその、その
羽生:(笑)
宮本:オリンピック金メダリストとして、世界選手権、その夢の舞台だって言ってた、世界選手権に出た時の、このまた、心境とかは
羽生:…変わりましたね
宮本:あっ変わったんやそこは
羽生:もう~、もう
宮本:ああ
羽生:意識、しないように、してたんですけど
宮本:うん
羽生:ものすごく意識してましたあの頃は
宮本:ああそうなんや
羽生:もうオリンピックで金メダル獲ったし
宮本:ああ
羽生:ここから負けちゃいけないだろみたいな
宮本:うん
羽生:気持ちもあって
宮本:うん
羽生:で日本開催ですし
宮本:うん
羽生:絶対僕が、獲らなきゃっていう、いう気持ちはものすごくありました
宮本:結構じゃあ集中も、半端なく
羽生:逆に集中してなかったと思いますね
宮本:あ逆に
羽生:その、意識するがあまり
宮本:ああ…

■ 「勝たなきゃイケない」
羽生:だからそのシーズンで、ショート、ミスをしたの、たぶん2試合ぐらいしかないんじゃないかな
宮本:うん
羽生:3試合かな。フィンランディアと
宮本:うん
羽生:最初の、スケートカナダ?
宮本:うん
羽生:と、その世界選手権だけなんですけど
宮本:うん
羽生:5試合連続で僕、5個連続で、ノーミスしてるんですねショート
宮本:うん、うん
羽生:なんですけど、その試合のショートプログラムの前はめちゃくちゃ緊張しました
宮本:ふふ(笑)緊張したんや
羽生:初めてそのオリンピック、金メダリストとして、出る試合だから
宮本:うん
羽生:なんか、別にオリンピック金メダルだから、獲ったから
宮本:うん
羽生:羽生結弦が変わるかと言われたらそんなことないのに、なんか変わらなきゃいけないみたいな
宮本:あーーーなるほどね
羽生:ことをすごく考えてたんですよね
宮本:うん
羽生:勝たなきゃいけないみたいな
宮本:うん
羽生:もうその、勝ちたいじゃなくて勝たなきゃいけないっていう気持ちだったんですよもう
宮本:もう重圧感半端ない
羽生:はい。あれはめちゃくちゃ緊張しました
宮本:ああそうなんや
羽生:はい

―金メダリストとして臨んだ、2014年の世界フィギュア。ショートの結果は3位

(SP演技後のJスポブースでのインタ)
―感想を、お願いします
「悔しいです。ほんとにそれだけです」
「まあ昨シーズン、先々シーズンと、あのー世界選手権に出させて頂いてるので、それに、プラスアルファひとつ試合が入っただけだと、僕ん中では位置付けてたので、しっかりと、いい練習ができてきたなというふうに思います」
「ただほんとに、演技を楽しもうと、いうふうに、心から思ってました」


―フリーでは見事な演技を見せ、逆転優勝を果たした

(FS演技後のJスポブースでのインタ)
「いやもうほんとに危ないジャンプが結構あったので、まあちょっとヒヤヒヤしたんですけれども、ただ、やっぱり、あのー最後まで、しっかりと滑れこれ、きることができたので、まずその点に関しては良かったと思います」
―えー試合前、ポイントになる点はどのようなところだと考えていらっしゃいましたか
「いや、やはり、最初のサルコウ、跳べるか跳べないか、が、一番不安だったのとあとは、あのー、まあショートプログラムの方で、得意なトウループを、ミスをしてしまっていたので、その、修正点?ていうものは、ちょっと不安、点ではありました」
「まあオリンピックグランプリファイナル、世界選手権、全部、まあ大きな試合は獲れたんですけれども、ただ、やはり、まあ全て、どのメダルも、どの金メダルも、やはりその大会でしかないわけであって、そのひ…その、このシーズンでしかない、試合なので、また次のシーズンも、あの、新たな気持ちで、しっかりと、このメダルを獲っていけるように、練習していきたいなと思います」


―大きなプレッシャーを乗り越えた羽生結弦。見事シーズン三冠の偉業を成し遂げた

―そんな世界のトップを走り続けるゆづに、ここで質問ボックス。まだまだ謎の多いゆづの、知られざるプライベートに直撃。気になる素顔に迫ります

宮本:(ボックスを振りながら)質問コーナーいっちゃいます
羽生:はい
宮本:(ボックスを差し出して)はい!
羽生:(手を入れて)え~緊張するな
宮本:ふふ(笑)ドローみたいでしょ
羽生:そう(ひとつ引き、先生に見せないようにして開ける)
宮本:いや(笑)
羽生:(カードを開いてカメラに見せて)はい、「とっておきのリラックス方法」

Q. とっておきのリラックス方法は?
羽生:はい賢二先生、とっておきのリラックス方法は?
宮本:ちゃうやんちゃうやん
羽生:あははははは(笑)
宮本:(指差して近付く)
羽生:わかってる、わかってるからわざと(笑)
宮本:とっておきのリラックス方法は寝るやね
羽生:ははははは(笑)違うし(笑)
宮本:はい
羽生:はい。そうですねえ、僕、ええ~そしたら、クドくなりますけど
宮本:うん
羽生:イヤホンの話になっちゃいますよそれこそ
宮本:あっ、それは無しにしとこうか
羽生:僕ー、ほんっとに
宮本:(笑)
羽生:ほんっとにその音楽、聞くのめちゃくちゃ好きで(笑)
宮本:もう…知ってる(笑)
羽生:あははは(笑)
宮本:知ってる
スタッフ:(笑)
羽生:めちゃくちゃ好きで、でそれこそたぶん、その振り付けとか曲のこだわりにも繋がるかもしんないですけれども、あのー、いいイヤホン、いいイヤホンで、もしくはヘッドフォンで、聞くのが、聞いて、口パクでもなんでも
宮本:うん
羽生:その曲に浸るのが、一番のリラックス方法ですね
宮本:なるほど。じゃあそれをまあ、電車であったり合間で…
羽生:電車で口パクで歌ってたらちょっと引かれますよね(笑)
スタッフ:(笑)
宮本:俺でも電車移動の時にさ、あの、やるよ。あのー…あ、いいや(笑)
羽生:あははははは(笑)
宮本:(ボックスを振りながら)はい、次!
羽生:(スタッフに)ここ使ってくださいね
宮本:次!
羽生:ははは(笑)

羽生:(手を入れて)はい。(ひとつ引いて開いて)デレン
宮本:テレーン
羽生:(カメラに見せて)はい、「一番最近泣いたこと」

Q. 一番最近泣いたことは?
羽生:なーんですかねぇ
宮本:最近泣いた?
羽生:世界選手権で2位になった時めちゃくちゃ泣きましたけど
宮本:おん
羽生:うん。それぐらいですかね。あ何、何泣いたかな…
宮本:映画見たとかは
羽生:結構泣き虫なんですよ僕
宮本:泣き虫なの?
羽生:はい。意外と
宮本:うん
羽生:意外と泣き虫で、しょっちゅう泣いてるん、ですけど、あんま、あんま表に出さないんすけど
宮本:うん、もちろんもちろん
羽生:あの、中国(杯)で
宮本:うん
羽生:その、まあ2位になれて
宮本:うん
羽生:点数出た時に、びっくりして
宮本:うん
羽生:で、あっこんなにもみんな、応援してくれたから
宮本:うん
羽生:ここまでなんとか、それこそ基礎点の話じゃないけれども
宮本:うん、うん
羽生:ここまでなんとか、しっかり回って、点数取れたんだ、っていうなんか、み、みなさんの、力、を感じて、うわーって泣いちゃって
宮本:うん
羽生:で隣にブライアンもいたので、ブライアンの力もそれこそ感じて
宮本:うん
羽生:その、こんな状況でも自分のこと、普通に支えて下さったので
宮本:うんうんうん
羽生:なんか、いろいろこみ上げて来てうわーって泣いたのは覚えてます。あれがたぶん一番の号泣だと思いますね。世界選手権は、悔しくてフゥ~(指で流れる涙の仕草)ってなってたけど。もう、中国の時はもう、ヒクヒクヒクヒクしてました
宮本:ヒクヒクしてたの?
羽生:ヒックヒック(嗚咽)ってなってました(笑)キスクラで(笑)はい、それが一番泣きましたね
宮本:それまた映像ちょっと、ください(笑)

宮本:(ボックスを差し出して)次行きます!
羽生:はい
宮本:はい
羽生:(手を入れて)はい。どんどんどんどん
宮本:どんどんぱっぱっ
羽生:(引いて開ける)はい。「人生最大の、大失敗は?」

Q. 人生最大の大失敗は?
羽生:(首を捻って笑いながら)いやあ~
宮本:あんまり言いたくない?
羽生:いやあ、最大の失敗って思ったこと無いです
宮本:あそうなの?
羽生:僕無いですねそういう、人生最大で
宮本:うん
羽生:もうこれだけしなければよかったみたいなことですね
宮本:うん、うんうん
羽生:無いですね。常にそういうことばっかり考えてるので
宮本:あそうなん?
羽生:でも後悔は、ほとんどしないです僕。基本的に
宮本:基本的に
羽生:はい。試合の時とか、例えばショーの時とかに
宮本:うん
羽生:あっこうすればもっと跳べたのに
宮本:うん
羽生:ていう後悔はありますけれども
宮本:うん
羽生:これしたから、何か、人生に、影響するか、っていうのは考えたことがないです
宮本:なるほど
羽生:それが全部運命だと思ってるので
宮本:ほお~
羽生:かっこいいこと言った。はい次いこう~(笑)
宮本:(ボックスに手を伸ばしながら)はあ~
羽生:あはは(笑)
宮本:はあ~
羽生:(笑いながら手を入れる)
宮本:なるほど

羽生:はい。(引いたものを取り出して)あ2枚取っちゃった
宮本:お、いいよ(片方取ろうとする)
羽生:(二つを顔の前で両手で持って)どっちがいいですか?右と左!
宮本:い、左!
羽生:(右をボックスに返して)ははは(笑)
スタッフ:(笑)
羽生:(左を開いて)はい。「好きな言葉は」

Q. 好きな言葉は?(座右の銘)
宮本:座右の銘
羽生:座右の銘。「初心忘るべからず」
宮本:うわぁなんか、初心忘るべからず、いいね
羽生:あのー、これは
宮本:うん
羽生:僕が、トリプルアクセルを初めて降りた時に
宮本:うん
羽生:ええとー、阿部コーチに
宮本:うん
羽生:初めて、iPodを、買ってもらったんですよその時
宮本:うん
羽生:で刻印がされてて、AAAって
宮本:うんうんうん
羽生:トリプルアクセル3Aだから、トリプルアクセルっていう意味なんですけど
宮本:うん
羽生:そん時に、一緒に贈られた言葉、なんですね
宮本:うん
羽生:「初心忘れるべからず」
宮本:うん
羽生:トリプルアクセルが跳べたから、4回転が跳べたから、それによって、有頂天になるわけじゃなくて
宮本:うん
羽生:ちゃんと地に足をつけて、もう、これからもどんどん、頑張ってねっていう意味だと思うんですけれども。それが、今もずっと、僕の座右も、座右の銘として、残ってます
宮本:いや、奈々美先生も素敵な言葉くれたねじゃあ
羽生:うん
宮本:ええやん
羽生:結構僕、その、浮かれるっていうのが、多かったんですよねその頃
宮本:まあ、さっきから聞いてたらちょっとあったよね今(笑)
羽生:その、絶対取れるしみたいな
宮本:うんうん
羽生:絶対勝てるしみたいな、感じで思うことがあったので、そういうのはすごい大事にしてます僕今
宮本:あっ、いいことです (「いい子です」かも?)
羽生:はい

宮本:じゃあ、次!
羽生:次!(手を入れて)じゃあ見られるかな(ここよく聞き取れない)はい。(開いて見て)はい。「理想の男とは」

Q. 理想の男とは?
羽生:男!(笑)なんだろう、理想の男
宮本:理想の男
羽生:カブりましたね今ね
宮本:うん
羽生:(笑)
宮本:めっちゃかぶった
羽生:なーんですかねえ。あんまり無いです。理想って僕。実はほんっとに理想って無いんです。スケートについては、具体的な理想じゃないけれどもそういうのはあるんですけれども
宮本:うん
羽生:計画とかもその、それこそ人生設計してるとかって言ってたじゃないですか
宮本:ふんふん
羽生:でも理想の男っていう理想は無いですねぇ…もう完全に。もうありのままであればいいなと。もう、たぶん、理想理想って言ってもそれを追い求めてても
宮本:うん
羽生:どうせ苦労するし、でいろんなところにぶち当たって、いくわけだから
宮本:うん、うん
羽生:それを乗り越えられたらいいんじゃないかなと(肩をすくめて)。常に思ってますね
宮本:あのさぁ、そう
羽生:はい
宮本:そういう言葉とかさ、メモって、あとで俺に渡しといてくれへん?(ボックス差し出しながら)
羽生:あははは(笑)素なんですけどね僕

羽生:(手を入れてひとつ引いて)はい。ジャラン
宮本:ジャラン
羽生:「10年後、10年後は、何をしていると思う」

Q. 10年後は何をしていると思う?
羽生:…何してますかねえ。僕たぶん…
宮本:30でしょ
羽生:さん…(笑)おっさんじゃん!
宮本:おいおいおい
羽生:(手を叩いて)あはははははは!(笑)
宮本:おい。おいおい何言うてるねん
羽生:(笑いながら右手を挙げて)ははははは(笑)
宮本:見事なおっさんが横におるがな
スタッフ:(笑)
羽生:(崩れ落ちる)はははははは(笑)ははは、はははは(笑)言ってしまった(顔に手を当てて)今の人生の最大の失敗かもしれない(笑)
宮本:ああそう(笑)
羽生:ははははは(笑)
宮本:10年後何してる?
羽生:10年後
宮本:うん
羽生:まだスケートプロでやってますね
宮本:あもう、ちゃんと
羽生:あの、まだトリプルアクセル跳んでたいなっていう、気持ちはあります
宮本:おおー
羽生:10年後。ただ、思うのはなんか、それこそ、10年、もこれから経ったら
宮本:うん
羽生:それこそスケートを、引退して
宮本:うん
羽生:支援活動
宮本:うん
羽生:であったりだとか、もうちょっとその、人生の、自分の人生の中でもう少しだけでも深み
宮本:うん、うん
羽生:が出てくると思うので
宮本:うん
羽生:重みというか
宮本:うん
羽生:そういう、なんだろう、そういう自分の人生、の中で
宮本:うん
羽生:得たものというか経験だとかを
宮本:うん
羽生:伝えるお仕事に、つけれたらいいなと、思ってます
宮本:なるほど。なんか…ほんま、全部なんか、ええことばっかり言うね
羽生:(笑)真面目に答えてますね
宮本:はあ~、それ…(聞き取れない)
羽生:いやでも、さっき、さっき10年後のところで、おっさんやん!って言ってしまったので
宮本:いや違う違う、俺聞いてて俺、それよりも6も上行ってるけど、あんま無いなと思いながら(ボックスを差し出す)
羽生:いやでも、たぶん、賢二先生は賢二先生で
宮本:うん(ボックスひっこめる)
羽生:自分の気持ちを、その振付っていうプログラムっていう形で、伝えてると思います僕は
宮本:(強めに肩を叩いて)ありがとう!
羽生:(大きく頷く)
スタッフ:(笑)
宮本:(小声)ありがとう、ありがとう(ボックス差し出す)
羽生:(笑)
宮本:いいよそういうのいいよ
羽生:(手を入れる)もっと言って?
宮本:もっと言って言って
羽生:(ひとつ引いて)はい。「理想の女性」

Q. 理想の女性
宮本:お!これはもうファンが聞きたいでしょう
羽生:理想の女性…
宮本:うん
羽生:好きになったらその人が理想でいいんじゃないですかね。ダメ?
宮本:お前…それ(指差して)、俺もこれから言うわ
スタッフ:(笑)
宮本:(笑)
羽生:ていうかほんとにそう思うんですよ。だって
宮本:うん
羽生:ねえ、理想とか言ってても、実際好きになったら違った人とか結構いると思うんですよね。理想で
宮本:うん
羽生:ほら、女の子って言うじゃないですか。お金持ちで~みたいな
宮本:ああ、ああ、ああ
羽生:かっこよくて背ー高くて~
宮本:ああ、うん
羽生:ちょっと顔濃くてみたいな
宮本:顔濃いかどうかは
羽生:ははははは(笑)
宮本:それはちょっとあんま聞いたことないけど
羽生:たぶん自分の、コンプレックスみたいな
宮本:ああ、ああ
羽生:顔が薄すぎて
宮本:(指差して)あはは(笑)
羽生:コンプレックスみたいになってるんですけど(笑)
宮本:そーう?
羽生:(自分と賢二先生を指で指しながら)対照ですよね、ここの、顔の濃さ
宮本:いや、違うの、違うぞ、違う、俺、聞いて。(メガネを外して)俺ね、見て(顎ヒゲを手で隠す)ヒゲがなかったら顔薄いねん
羽生:なるほど。でもそんなことないと思います。僕より絶対濃いと思います
宮本:いやいや、いや、俺は、爽やか系や
羽生:あはははは(笑)
宮本:はい、次
羽生:(高音)はははははははは(笑)
宮本:(メガネをかけてボックスを差し出す)理想は好きになった人か…
羽生:(手を入れる)そうですね…そう思います…(ゴソゴソ)これちょっと2個入ってるな。絶対2個入ってるな。(引いて出して)ほら(2枚重なっているのを両手で顔の前に持って、先生に見せる)
宮本:よし、じゃあ、右手!今度は
羽生:はい(左をボックスに返して、右を開く)。「最高のご馳走は」

Q. 最高のご馳走は?
羽生:最高のご馳走は。…やっぱでも、これ言うとちょっと恥ずかしいし
宮本:え?
羽生:怒られるかもしんないんですけど
宮本:うん
羽生:やっぱ母の手料理ですよね
宮本:いやーん
羽生:いやーん?ねほんとにそう思います
宮本:うん
羽生:例えば、手間が掛かんなくてもいいんですよ
宮本:うん
羽生:別にそこに手間が掛かってるから、とか
宮本:うん
羽生:そういうご馳走って意味じゃなくて、その、まあ日々、自分の健康を考えてくれたりだとか
宮本:うん
羽生:その日々のその練習、の時に?疲れを取ったりだとか
宮本:うん
羽生:その、まあ栄養管理だとか
宮本:うん
羽生:そういうなんか、自分が一番食べやすい
宮本:うん
羽生:食べ、食べることに対してあんまり、興味が無さ過ぎるので
宮本:うん、うん
羽生:その食べやすいとか。自分が好きな味とか
宮本:うん
羽生:一番それをわかって下さってる人なので
宮本:やなあ…
羽生:母の手料理が一番のご馳走だと思います!
宮本:うん。いや、そう
羽生:これもメモっときますねじゃ(笑)
宮本:いやいや、これ、俺は、選手にいつも言、ちゃんと、自分の、感謝する人をちゃんと、わかっておきなさい、っていうのは
羽生:(頷く)そうですね
宮本:(ボックスを構える)次!
羽生:はい!(ごそごそ)はい。では、「1週間休みが取れたら、何をする」

Q. 一週間休みが取れたら何をする?
宮本:何をする
羽生:グダグダしますねえ
宮本:グダグダ
羽生:もう~ひたすら家で
宮本:うん
羽生:ゲームしてるか、ネット見てるか、音楽聞いてるか
宮本:あ、結構インドア派なんやね
羽生:あのー、たぶん、ちっちゃい頃そんなインドアじゃなかったと思うんですよね
宮本:うん。いや、なんかね、ちっちゃい…俺会ったのは、まあもうちょっとおっきくなって…、結構走り回ってるイメージもあったけどね
羽生:あのー僕、ってたぶん、潜在的なものは
宮本:うん
羽生:たぶんそんなにインドアじゃない、んだと思うんですよ
宮本:うん
羽生:ただ、スケートをや、やるのが早かったんですよね4歳からで
宮本:うん、うん
羽生:だから、そのせいでというのはちょっとおかしいかもしれないですけれども、別にそんなに、そのスケート場で遊ぶのが普通だったし
宮本:ふんふん
羽生:そのスケート仲間と、その学校とあんまり遊ぶっていう機会が
宮本:うんうん
羽生:そんなになかったので
宮本:うん
羽生:ただ、昼休みとかはドッジボールとか外ですっごいしてましたけど
宮本:うん、うふ、うん。ドッジボールするんや
羽生:ドッジボールめっちゃ好きですよ(自分を指差して)
宮本:マジで?
羽生:はい
宮本:えっあのドッジボールのさああの、前の線で、投げられてパッとよけれるヒーローとかやった?
羽生:たぶん、よけれるタイプの人でした
宮本:俺もそれやってんや
羽生:ははは(笑)あの外野から投げられても即行でフッて(よけるジェスチャー)
宮本:そうそうそうそうそう。あれちょっとヒーローになるよね
羽生:で友達に当てるんですよね
宮本:ヒーローになるよねあれね
羽生:なりますね
宮本:何の話や
羽生:ひたすらよける(笑)
宮本:じゃあもう一週間あったらもう、ぐでーっとするんや
羽生:しますね。割とでも一人に浸りたいかもしれないですねそういう時
宮本:ああ
羽生:一人に、だから一週間の、間の
宮本:うん
羽生:半分は一人に浸って
宮本:うん
羽生:半分は、家族とわいわいわいわい楽しみたいですね
宮本:なるほど
羽生:それが一番、自分の、理想的な、休み…
宮本:まあ、あれだ。今できてないものだから
羽生:たぶんそうなんですよね
宮本:そうなんやろね
羽生:そしたらたぶん一人で
宮本:うん
羽生:買い物とか、街ぶらぶらしたりとかしたいかもしれないですね
宮本:そやけど今はまあちょっと無理やね
羽生:そうなんですよね。だからそれもまた、込めて
宮本:そやね
羽生:うんうん
宮本:いろいろ大変だ(ボックスに手を伸ばす)
羽生:はい、はい
宮本:じゃっこれ最後かな(ボックス振ってカラカラ鳴らす)
羽生:ラストなんですね(手を入れる)
宮本:ラストで
羽生:はい。ラスト。おお~「最近ハマっていることは」、イヤホンです!(笑)

Q. 最近ハマっていることは?
宮本:イヤホンか!

―ここでKENJIからゆづへ、とっておきのプレゼント

宮本:(白い紙袋を持って)えーっと、一つ目、は(黒い箱を取り出す)
羽生:出たー。1A(ワンエー)?
宮本:こちらです
羽生:おっ、10R(テンアール)じゃん
スタッフ:(笑)
羽生:わー。わーすげえ!本当、いいんですかこれ?
宮本:もちろん
羽生:ほんっとにいいんですか?
宮本:もちろん
羽生:僕SONYのヘッドホン、ちょっとCD…CDR-900STっていうのを持ってて
宮本:…?
羽生:そうですよ、型番で言うと、あれなんですけど。まあスタジオモニター用のやつなんですけど。そうSONYのヘッドホンちょっと欲しかったんで
宮本:…
羽生:めちゃくちゃ嬉しいですこれ
宮本:いや~ああ、よ喜んでくれたんやったら(さらに紙袋に手を突っ込みながら)
羽生:めちゃくちゃ嬉しいです(先生の手元を見ながら)
宮本:でも後半、しゃべってるの、何言うてるか全然わからへんかったけど
羽生:あはは(笑)音声さんしかたぶんわかんないと思いますこれ。へへへ(笑)

宮本:いや、それともう一つ、あの
羽生:まさか
宮本:広島カープの
羽生:あはははは
宮本:あのファンだと聞いて
羽生:(笑)
宮本:(立ち上がってユニフォームを広げて)こちら
羽生:うおおっ!これはすごい!これもすごい
宮本:前田健太さんの、本人の
羽生:えええ、えーーー
宮本:サイン入りの
羽生:(ユニフォームに触って)ええー。じゃあ(手に取る)
宮本:どうぞ
羽生:これドッキリで、ドッキリでもしかして、マエケンさん来るとかじゃないんですか?
宮本:うやっ、えーとね前回ねマエケンさんに似てる人は来てたんやけど(笑)
スタッフ:(笑)
羽生:似てる人いた(笑)
宮本:ちょっと、あれ、なんかあれみたい
羽生:めちゃくちゃ嬉しいです
宮本:着てみれば?
羽生:これめっちゃ嬉しいです
宮本:あれ、入団契約みたいな感じで
スタッフ:(笑)
羽生:(ユニフォームを広げて)くぐれるかもしれない(頭からかぶる)
宮本:(乱れた髪の毛を直す)
羽生:(ユニフォームを整えながら)超嬉しいですこれ
宮本:契約金が…とか言うて
スタッフ:(笑)
羽生:(手を出して)こういう感じで(二人で両手握手してカメラ目線)帽子かぶってないですけど(笑)
宮本:背中は背中は?
羽生:(くるっと回って背中見せる)
宮本:いいじゃな~い
羽生:(後ろ向きのまま腰に両手をあてる)
宮本:いいなあ
羽生:もう、こういう感じですよね(ボールを握るジェスチャー)ボール持って(笑)

―すっかりテンションの上がったゆづから、前田健太投手へメッセージ

羽生:はい。えとー、ちょっと興奮してちょっと(右手で顔を扇ぎながら)言葉がちょっと出ないんですけれども。ぜひ、(先生の方を向いて)対談させてください(笑) 賢二先生に言う(笑) あのほんとに、なんだろ、僕野球ほんと大好き、で、えーっと…なんて言えばいいかな、わかん…(手で扇ぐ)すっごい今テンパっててちょっと出ないんですけど(両手で目を押さえる)…(お腹の前で両手を組んで)っとマエケンさんの、そのフォームとか、えーマエケンたんそう、体操もそうですけれども、あの非常に、いつも野球、楽しませて頂いてますありがとうございます。これからも、あの、応援して頂けるということで(ユニフォームに触って)非常に、あの、力強く、感じております、ほんとにありがとうございます。これからも頑張って下さい(礼)。えへへ(笑)

羽生:はぁヤバイ超緊張した(右手扇)
スタッフ:(拍手)
羽生:(着席)

―そして、前田健太投手からもメッセージを頂きました

(羽生くんのメッセージを見た前田投手のコメント)
―いかがですか
「そうですねあの、すごい喜んで、もらえたので、はい光栄ですし、嬉しかったです、はい」
「先程も、その映像で、あの対談したいと言ってくれたので、まあ僕もぜひね、機会があれば、あのお話ししてみたいと思いますし、えーずっと、注目している、アスリートの、一人なので、えーテレビですけど、あの、応援してます。えーそして、いい結果が、出るように、えー、注目して、みたいと思うので、刺激を、受けながら僕も、頑張ります」


―前田投手、ありがとうございました!

■ 今シーズンの目標
宮本:では
羽生:はい
宮本:今シーズンの目標
羽生:はい
宮本:抱負など、教えて下さい
羽生:あのー、目標も抱負も、無いです
宮本:うん
羽生:とにかく
宮本:うん
羽生:そのー、いつも思うのは
宮本:うん
羽生:別に、限界設定してるわけじゃないんですけど目標っていうのは
宮本:うん
羽生:ただ、僕はそうやって、何かを、決めて、やりたいとは思わないんですよね
宮本:うん
羽生:常に進化し続けなきゃいけないと思いますし
宮本:うん
羽生:その時その時に求められているものってたぶん違うと思うので
宮本:うん
羽生:今だったら、それはスケーティング、なのか、それこそ体力なのか
宮本:うん
羽生:そういうものかもしれないですし、もしかしたらそのシーズンが始まってきたら、体力よりもその表現だったり
宮本:うん
羽生:またはその、曲の取り方だったり、スピンだったり、そういうものになるかもしれないです。だから、常に、いろんなことを考えつつ、何が必要で、何をすべきなのか、どこを進化させたいのかということを、考えてやっていけたらなと思います
宮本:うん。素晴らしいと思う
羽生:(会釈)

宮本:今日はほんと、ありがとうございました
羽生:ありがとうございました
宮本:もうみんなが応援してます
羽生:(お辞儀しながら)…ます
宮本:怪我と体調だけには気を付けて
羽生:(口パク)ありがとうございます、ありがとうございます。ははは(笑)
宮本:しゃす、しゃす
羽生:しゃす
宮本:じゃあ
羽生:はい
宮本:お忙しいところ、ありがとうございました。これ(紙袋を渡して)
羽生:はい。ありがとうございます、頂きます(二人立ち上がりながら)
宮本:じゃあ、また
羽生:また。どこかで
宮本:近々
羽生:また、近々ですね?(笑)
宮本:近々
羽生:ほんと近々ですね
宮本:じゃあ気ぃつけて
羽生:はーい(お辞儀)
宮本:(拍手)ありがとうございました!
スタッフ:(拍手)
羽生:(スタッフにお辞儀)ありがとうございました(扉の前でもう一度お辞儀して退場)

―貴重なお話をたくさん聞かせてくれた、羽生結弦選手、ありがとうございました。さらなる活躍を期待しています

(対談後インタ)
● 収録を終えて
羽生:思っていることというか、そういうものを、赤裸々に、あのー先生に、話すことができたなと思ってます

● 賢二先生の印象
羽生:あのーほんとに優しいですね。あのー、その、人の、気持ちっていうものに、関して非常に敏感だと思いますし、あのーその、気持ちというものを、非常に理解して下さる、そういう優しい方だなと思いました

● KENJIの部屋はどんな部屋だった?
羽生:まあ、…(上目遣いで考える)久しぶりにこれだけ、しゃべる機会というか、こうやって、長い時間、収録という形ですけれども、しゃべらせて頂けてほんと良かったなって思うのと、あとなんか、まあこういうリラックスした状態で、あのースケートの話以外でも、いろいろお話を、できたので、またなんか違った、自分を、出せたのかなというような(笑)気持ちもあります

● 収録を終えて
宮本:あのー、ほんまいっつも、しゃべってるような感じで、しゃべったので、楽しかったです。でもあのー、ちゃんと本人のやっぱり強い意志であったり、あのーそういう、奥の深い、話も、出たので、すごい、良かったなと思います

● 羽生選手の印象は変わりました?
宮本:いや、全然変わんないです。あのー、いつも、あんな感じで。あっ、そうですね変わったかもしれないです。そのスケートの、深い話っていうのはそんなに、振付中にはできないことなので、あ、やっぱり、いろいろ考えて、滑ってるんだなって思いました

● 印象に残っている話は?
宮本:まあ全部、まあ、いい話、でいうと、あのー、目標は持たない、とか、うん、なんか深いなとは思いました。まあ悪い方は、30でおっさん、って言われちゃうのはちょっと…
スタッフ:(笑)
宮本:てぐらいですかね(笑)でもほんと、いろいろ、ほんとに印象に、残るものがたくさんあって、オリンピックの話も貴重な話だし、あの、いろいろ聞けて良かったなと思います

宮本:これからも、たくさんの選手に出て頂いて、あのーその選手の魅力を引き出せるようにして、であのファンの方々がもっと応援したくなるような、そんな番組にしていきたいと思います



1回が正味26分なので、全5回で約130分。また見よう。終わったからこそぶっ続けで見よう!
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コメント
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こんばんは
つゆこさま、こんばんは。
書き起こし、すごいですね、、。うちは、契約してないから、見られたのは、無料放送してくれた第一回だけ。全部まとめて書き起こしてくださって本当にありがとうございます。さっと流し読みしようとしたのですが、いちいち立ち止まって深々と読んでしまい、なかなか進みません。内容は一応全部把握していますが、何回読んでも、改めて考えさせられてしまいます。
中国杯の話、羽生君の口から「痛かった」って聞くと、自分の身に置き換えてどんなにに痛かったかって想像してしまって、本当に胸が詰まりました。「初心忘るべからず」の言葉や、「目標は無い」って言葉など、もう、心に残る言葉だらけでした。
最後のつゆこさまのコメント、かわいいです(*^_^*)。私も映像は見られないけどこちらで、羽生君の言葉、何回も読ませて頂きます!
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Re: こんばんは
ヒサ子さま


こんばんは。
そうでした、無料放送は初回だけでしたね。
今回の対談は楽しいシーンもたくさんでしたし、震災のことや中国杯のことなども、羽生くんの今の言葉で聞くことができて…。
羽生くんの率直な言葉や明るい話し方で、どんなこともすっと心に入ってくる気がします。
あと宮本先生のスタイリングした羽生くんもかっこよかったですね♥
あさイチは爽やかで柔らかい感じでしたけど、こちらはちょっとシャープで男の子らしい感じで。髪の長さも少し違うからか結構印象が違うな~でもどっちも可愛いな~とへらへらしながらリピってますw
一応全5回を通して見て内容やテロップ、あと公式レポとも照らし合わせて確認したのですが、間違い等あったらすみませんですʕ→ᴥ←ʔ

お名前他の件も了解です!これからもよろしくです~(。◠‿◠。)


つゆこ
Re: お疲れ様です
さっこさま


こんばんは、はじめまして!
こちらこそコメントありがとうございます♥
5回分なのでまた長ーい記事になってしまいましたが、お役に立てましたなら幸いです(๑❛ᴗ❛๑)
一応録画を見返してチェックはしたのですが、間違いがありましたらすみません。

まだ最近の雑誌が手元にないのですが、いろいろなインタビュー楽しみです。
さっこさまのお気持ちにも共感致します。
私もそういう気持ちや姿勢で、これからも応援して行けたらいいなと思っております。

オータムクラシックまであともう少しですね!
私も復習しよう~(ˊᗜˋ*)昨季のショパンとショーのSEIMEIと…
あとまだ途中で止まってる陰陽師1冊目のことを今思い出したのでそれもʕ→ᴥ←ʔ

いよいよのシーズン、良いシーズンになりますように!


つゆこ
No title
つゆこさん、こんにちは!
書きおこし 凄い!凄すぎます!
お疲れ様でした。

本当に、第1回から通しで何度も見たいですね。この1か月、楽しみがあるとあっという間でした。
いよいよオータムクラシック。新しい衣装にプログラムに。ドキドキしますネ
Re: No title
MAYUさま


こんにちは。
本当に1ヶ月あっという間でしたね~。
毎週待ち遠しくて、気が付いたら火曜日が来てるという感じでした。
一回一回を見返しながら文字にするのも楽しかったです(。◠‿◠。)

オータムクラシックは練習日も含めるともう10日を切りましたね。楽しみですね~。


つゆこ

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