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花山院 三島由紀夫

2015.07.08.Wed.01:08
三島由紀夫の安倍晴明。新潮文庫『ラディゲの死』収録の短編(11ページ)。
大鏡の「花山院の出家」の、晴明の台詞のところまでのお話。天文博士である晴明がどのような立場で貴人達と関わっていたかや、この時代の昼の世界と夜の世界についてなど、安倍晴明という人についての説明である最初の約2ページだけでも面白かった。高貴な女君の嘆きも飢えた狼の呻きもこの夜には同じ、晴明の心には「一面の星空があるだけ」という、読んでいて心に結ばれる風景がおどろおどろしい暗闇から涼やかな夜空に転じるところが特に好き。

 晴明の年齢を知る者は少なかった。見方によっては大そう年寄にも見え、見方によっては壮者とも見えた。鬢髪(びんぱつ)は白く、頬は皺畳んでいたが、何ものをも見透かす霊眼は、春の海のような温和な潤みをも湛えていた。慈眼というには冷たく、冷眼というには汎(ひろ)かった。むしろその目は、何ものをも宥(ゆる)してしまうあまりに、何ものをも救わない目であった。陰陽師は宗教家ではなかったのである。


晴明の「目」。この描写だけで晴明という人の姿が浮かび上がってくる気がする。

実は夢枕獏の『陰陽師』1冊目を読もうとして、どうもうまく気持ちがはまらないのでちょっと取っ掛かりになればいいなと思ってこの『花山院』を読んでみたんだけど、かつて軽い気持ちで『鹿鳴館』を読んだら数日立ち直れずそれ以来(それ以外)読んでなかった三島由紀夫にやっぱりまたダメージを受けているという…こんな短いのに。でも晴明へのイメージは膨らんだというか、晴明の話もっと読みたい!という気持ちになってきたぞ。おー。
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コメント
お久しぶりです。
つゆこさま

花山院読んでみたくなりました。
夢枕獏さんの漫画は古本屋で見つけて
全巻即買いして読んでみたのですが、
他のものも読んでみたいと思って
いたのでちょうど良かったです(^^)
ありがとうございます。
つゆこさま こんばんは。

三島、とあったのでスケートと関係ないのかなと思ったら晴明の話なんですね。夢枕獏さんも読んだことないし、読んでみようかな。陰陽師ブームがあった時はその波に乗れてなく陰陽師に詳しくない状態です。ちょうどこの前英会話で「七夕でなぜ短冊書くの、笹の葉なのはどうして」に答えられなくて英語力以前にそもそも日本のことを説明できないといつも反省するんですが…

話が変わってしまいますが前にコメント欄で書いたモダンな邦画、やっぱりまだ不明なんですが代りに 黒い十人の女 という市川昆監督の映画を見つけました。音楽は芥川也寸志さん。ちょっと面白そうかな…画像いくつか見てたんですが、中村玉緒さんって可愛かったんですねえ。
Re: お久しぶりです。
はぐさま


こんばんは!
漫画はやっぱり一番読みやすいかもしれないですね。
私も昔まとめて借りた時に、面白くて一気に読んだ記憶があります(●′ᴗ`●)
この三島由紀夫の作品は本当に短編なのであっという間に読めてしまうんですが、文章が美しいですし、有名な史実のエピソードなのでイメージもしやすくて、私には良い取っ掛かりになりました。はぐさまも機会があればぜひ♥


つゆこ
Re: タイトルなし
ぽとすさま


こんばんは!
「黒い十人の女」!実は以前ぽとすさまが”古典映画なのにあまりにモダンでスタイリッシュ”とおっしゃった時、頭に浮かんだのがそれだったんですよ。でも出演者が有名な人ばかりだから違うかな…?と思ってて。でやっぱり違ったわけですけどwww
でも黒い十人の女は本当にかっこいいですよね。おすすめです。おしゃれでモダンで、また非常に剣呑で。1961年ですからカラー作品が多くなっていたとはいえまだ白黒作品もあった時代に、今の感覚でわざとレトロに白黒のコントラストを狙って撮ったような感じもあって。玉緒さんもですし山本富士子さんや岸惠子さん、岸田今日子さん宮城まり子さんなど、主人公が手を出したくなるのがわかるような、ちょっとほっとけない感じの魅力的な女優さん達が、ストーリー同様妍を競うように共演されてて大変見応えがありました。

ぽとすさまの記憶に残ってるその映画、なんでしょうねえ…私もすごく気になります。「月曜日のユカ」とか「巨人と玩具」とか、ああいう雰囲気のものでしょうかね?って例に出しておいて私どちらも未見なので全然あてはまらないかもしれないんですけど(>_<)
カラーと白黒のどちらだったんでしょう。記憶に残ってらっしゃるワンシーンの構図はどんな…?深夜番組の中で紹介されるぐらいですから、無名の作品ではないと思うんですよねえ…うぅ気になるぅ~(o→ܫ←o)

…テンション上がって映画のことばかりお返事しちゃいました(●⁰౪⁰●;)
私もなぜ笹なのかわからなかったので今調べました!調べたけど、またすぐ忘れそうだ…!(・∀・;)


つゆこ
つゆこさま

このブログのタイトルに忠実な内容書きますよ(笑)!

黒い十人の女、きっとご存知だろうと思いました。
謎の映画、私が見たシーンは家の中で家族の話だったと思います。女性が意味深な(意地悪な?)視線をむけてて…モノクロ作品です。あまり知識がないので最初小津監督かなと考えてたのですが、画面の感じは市川監督風かも。

月曜日のユカって加賀まりこさんですよね。これもテレビで数シーンしか見てないですが、小悪魔ぶりがすごいですよね。加賀さんが学生の頃正門に車で迎えにくる男性がたくさんいたというエピソードを話されてたのですが、なるほどこりゃ迎えにいきますわ、と思いました。六本木のキャンティが行きつけのお店というのも思いだし検索したら、川端康成や三島も行きつけだったんですね。三島は自殺の前夜にも訪れてるそうです。なんかスゴイ時代です。

今週末はアイスショーで羽生君達を堪能する予定なので、再来週あたり 黒い~を借りてみようかな。あるかな?私TSUTAYA会員じゃなくて。年々ハリウッドは華やかさがなくなってきてるし、前ほど映画も見なくなり。映画館に行って気に入った映画は絶版になる前にとDVD購入しちゃってるんです。ヨーロッパ、アジア、南米は見ても…ハリウッド映画あまり見なくなったなあ。いかにもなスターが不在。英会話の先生(20代米国)に今ハリウッドの大スターは誰か聞いたら、「ディカプリオ」と答えられてしまいました…そ、それはもう知ってるから、もっと若い世代のスターは?と聞いても名前出て来なかったんです。さみしい。
連続すみません。アイスショーって書いちゃったけどテレビ放送です。楽しみ~。
Re: タイトルなし
ぽとすさま


こんばんは!
加賀まりこさんはやばいですよね。好きな時代の作品からちょっとずれてるので動く加賀さんはほとんど見たことがないんですけれど、写真だけでも身が溶けそうになるというか、危うい、破滅的な可愛らしさでドキドキします。お迎えエピソードすごい。確かにあれは行きますわ。一目だけでも10分だけでもと思わせる引力というか…ほんとに小悪魔ですよね。

謎の映画、うーんうーん、なんだろう…!
小津作品は家族内のお話が多くてたくさん魅力的な女性が出てきますけれど、モダンでスタイリッシュかというと…小津監督のおしゃれ、モダンさというのはあると思うんですが、「黒い十人の女」的な、一瞬で眼を引くスタイリッシュさかというとちょっと違う気もしますし。こんなこと言っててもし小津作品だったらどうしようって感じですがw
市川監督風…っていうのを聞いて思いついたのは、黒澤の「白痴」なんていかがでしょう?久我美子さんが森雅之さんの口を後ろから塞ぐシーンや、黒いマント姿の原節子さんの鬱屈した眼差し、三船敏郎さんの野性的で寂しげな瞳…など今思い出したのですが、これも有名俳優さんばかりだから違うかな。気になる~。女優名鑑的な本を開いて、この人!って指差してほしい気持ちでいっぱいです今(≧ω≦)

確かに最近ハリウッド映画には心惹かれるものがないなあ…と思いました。古い時代のものが好きだからというのもあるんですが、何かこう圧倒的な存在感、圧倒的な美しさに反発を覚えながらもどうしても気になる、ということが最近ないかなあ…と。スターってそういえば今誰なんでしょうね。学生の頃は毎月ロードショーとスクリーンを買っていたんですけど、今誰が表紙なのかなと思って検索したらロードショーが何年も前に廃刊になってたことを知りました…どっちかっていうとスクリーンの方が時代に置いてかれてる感あったのに…(゜ω゜;)若くて美しい男性(ですよね)スターの不在って、大きいかもしれないですね。

週末はいよいよ最後のアオーレ+FaOI神戸放送ですね♥私も楽しみです!


つゆこ
つゆこさま、こんばんは。

映画の話なのでこちらに。
黒い10人の女、近くのお店になかったんです。ネットで借りるかなあ。だんだん、私が見かけたのはやはりこの映画じゃないかなって思い始めてます。自信はない。しかしモダンな画像見つけられない。
ロードショーとスクリーン、懐かしすぎます!私の友人はいまだにそれらの雑誌を持っていて、捨てたら?って言っても価値があるかもって保管してます。私はロードショー派で、プレミアも好んで読んでました。今はFRaUの特集たまに読む程度です。
クーリックはスラリとした麗しのスケーターが大好きなので良く覚えてます。氷上のディカプリオってよばれていたのも最近思い出しました。あの頃のロシアは正統派王子様のイメージ。
今王子様スケーターはやっぱり羽生君かな。 好みの俳優さんがいても一人にハマることなく、写真集等買わなかったけど羽生君は色々買ってしまう。考え方に刺激受けたし応援してるっていうのもあるんですが、つい。
Re: タイトルなし
ぽとすさま


こんばんは。
レンタル置いてないなんて残念でしたね。でもこれっぽいと…!今のところ!(*゜∀゜*)
もうご覧になってるかもしれませんが一応youtubeにあった予告編のURL置いておきますね。
https://www.youtube.com/watch?v=s4-XrSTE7Tg
私の感想としては前半と後半で結構印象が変わる作品というか、前半で期待したものと違う収束の仕方だなあ、という感想でした。ただそれを不満と言ってしまうには自分の見方が浅はかな予感があるので、もうちょっと細部を考えつつ見直してみたい作品です。
あと白黒でモダン、というので別に思い浮かんだのは吉田喜重監督作品です。年代的にはちょっと新しくなりますが、作品がほとんどすべてyoutubeに落ちていますので、よかったらご参考までに。

ロードショーとスクリーンを捨てられないご友人の方のお気持ち、すごーくわかります…!なぜなら私も全部取ってあるからですwww同じ理由でwww付録のポスターやスター名鑑なんかもたぶんまだ全部あります。ナタリー・ポートマンとリバー・フェニックスのミニ写真集がお気に入りでした。
そうそう氷上のディカプリオ!ディカプリオも好きでしたけど、クーリックの方がかっこよくね?って素で思ってましたwww
羽生くんが今の王子様スケーター…そうかもしれないですね。もちろんイメージは人それぞれなのかもしれないですけれど、引力がすごいな、という印象が今も昔(そんなに昔じゃないですけれど)も変わらないです。


つゆこ
つゆこさま

雑誌、とってあるんですかー!これはもう友人に捨てろとはいえないw うっかり読み返すと大変なことになりそうですが。リバーフェニックス。「旅立ちの時」良かったです。
ジェームスディーンやリバーは短命だったので、繊細な美青年(特に金髪)は役者として長くもたないイメージだけど見事に覆したのがディカプリオ。 それでもタイタニック前の方が好きではあるんです。「太陽と月に背いて」とか役者としてすごいなあって。ディカプリオは繊細な中にも力強さや鋭さがある感じ。羽生君がロミジュリ演じたと知った時はぴったりだなと思いました。ナタリーポートマンも好きです。ジュリエット役候補になってたらしいですがポートマンが演じたらもっとシリアスに暗くなっちゃってたかな。クーリックは確かに顔立ちが整ってますからねぇ。全然雰囲気違うのに金髪美青年カテゴリで乱暴に同じにまとめた感ありますね。
吉田監督の情報ありがとうございます。はじめて知りました。ちょっとセクシーな映画も多いのかしら… 艶かな女優さんが出てきました。
黒い10人の女は数年前舞台化されてますね。ますます見たくなるな。
Re: タイトルなし
ぽとすさま


こんにちは!
「旅立ちの時」懐かしい…!恋人のマーサも素敵でしたね。
「太陽と月に背いて」はVHSに録画してスクリーンの付録のディカプリオのシール貼って大事にしてました。それもたぶんまだあるw
ディカプリオのロミジュリは公開がリアルタイムだったので、羽生くんがあのロミジュリの音楽を使っていると知った時は妙な感慨がありました。ナタリーもジュリエット候補になってたんですね。ちょっと見てみたかったかも。クレア・デインズも好きですけど、ナタリーの容姿はジュリエットにぴったりですよね。でも確かに暗い雰囲気にはなりそうだ。あの頃クレアのTVドラマがNHK教育で放送されてて、それを毎日(たぶん)学校から帰って見てたこととかいろいろ思い出してきました。あー懐かしい…。
吉田監督作品はほとんどに奥様の岡田茉莉子さんが出ているので、その艶やかな女優さんは彼女でしょうか。美人ですよね~。彼女の自伝を読んで、作品よりまず吉田監督の人柄にときめきましたです。


つゆこ

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