スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

羽生結弦×野村萬斎 表現の極意を語る12/30

2016.01.06.Wed.01:02
12月30日にBS1で放送された、羽生くんと野村萬斎さんとの対談。


2015/12/30 22:00-22:50 BS1 羽生結弦×野村萬斎 表現の極意を語る
8月東京 銕仙会能楽研修所 (ナレーション:AKB48横山由依)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 1

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 6

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 10

羽生:(お辞儀)こんにちは
野村:どうも、こんにちは
羽生:初めまして、羽生です

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 11 緊張してる

野村:野村です。まあようこそ能舞台に、来ていただきまして。初めてですか?
羽生:いやぁ、初めてです
野村:ほんと?
羽生:はい。すごい緊張してるんですけど

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 14 進化

―進化を続けるフィギュアスケーター、羽生結弦選手

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 15 狂言師

―狂言師、野村萬斎さん。伝統芸能の革新者です

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 16 表現者

―表現者二人が語る、表現の極意とは

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 18

野村:リズムに支配されるのではなくて、その人がリズムを支配してるというような

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 20

羽生:表現者として考えるんであれば、絶対的に、見せなくてはいけないんですよね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 22 二つの魂

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 23 共鳴

―究極を追い求める二つの魂が、ここに、共鳴します

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 24

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 25

―狂言師、野村萬斎さん。六百年続く狂言の世界で、三歳の時から舞台に立つ、第一人者です

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 26 陰陽師

―2001年公開の映画『陰陽師』。舞台は平安時代。実在の人物、陰陽師安倍晴明の活躍を描いた、エンターテインメント時代劇です

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 27 陰陽師

―主役の安倍晴明を演じる萬斎さんは、狂言で培った演技力で、独特の世界観を表現しました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 30

―今シーズン、世界最高得点に挑み続ける、羽生選手

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 30-2

―決意の表れが、フリーの演技に込められています

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 34

―『SEIMEI』 萬斎さんの映画『陰陽師』を題材に選びました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 35 スケカナ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 37 スケカナ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 38 スケカナ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 40 スケカナ

―羽生選手は、自分にしかできない、最高難度のプログラムを目指しています

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 41 陰陽師

羽生:お願いします
野村:よろしくどうぞ

羽生:えっとー、まあ今シーズン、『陰陽師』ということで
野村:はい
羽生:えー、まあ、名前は『SEIMEI』というふ、ふうに、改めさせていただいて…
野村:「安倍晴明」と、命の「生命」と掛かってるんですか
羽生:そうですね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 43 やっぱり

野村:やっぱりそうだ(微笑)
羽生:あの、「セイメイ」という言葉自体に、日本語の、いろんな意味が、込められているので

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 48 いろんな

羽生:まあそのー、まあ『陰陽師』と、ありきたりにパンと出してしまうと、いろんな、思いを持たれる方がいらっしゃるかもしれないということで、そういうふうにさせていただきました
野村:(うんうんと頷く)

■ 「SEIMEI」に込められた思い
羽生:安倍晴明って、ある種、伝説的な、方じゃないですか
野村:そうですねえ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 53 型が

羽生:でそこで、その役作りということをする時に、そんなに型が、無いところで、どのように、意識して、役作りをされていたのかなと
野村:まあでもやっぱりその、ちょっと世の中の人とは違った、あの、あの世かわからないけども違う世界と交信している繋がっているっていう、ニュアンスはやっぱり、どうしたら出せるかっていうそれは台詞の説明ではなくて、一挙手一投足
羽生:(うんうん頷く)
野村:やっぱり一つ一つの所作をする、間であるとか、っていうことを、やっぱり、気を付けましたね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 57 こういうふうに

野村:まああのー、『陰陽師』という映画では(口の前に人差し指と中指を立てて)こういうふうにするのがその、印を結ぶっていうか
羽生:はい
野村:すごい省略された形らしいんですけども
羽生:(頷きながら)はい
野村:でもまあ、これやってると、チチンプイプイみたいに見えちゃうじゃないですか
羽生:あはは(笑)はい

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 58 威力

野村:でこれに、何かその、威力を持たせる、ためには、ただ単にこうやって呪文を唱えるだけじゃなくて

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 59 指先の

野村:やっぱりその指先の一つの、(二本の指先を顔の前から右方向へ水平に動かしながら)表現力っていうものを、こう見せてくっていう、なんかね。技術っていうものを、まあ、あー使ってくっていう時にまあ
羽生:うんうん
野村:狂言を、身に着けた私がやると少しはなんか、(もう一度印を結んだ右手を水平に滑らせて)威力があるように見えた、(羽生くんを振り返って)らしいみたいなね(笑)
羽生:ははははは(笑)その、例えばその、印を結んだ後に、えー、その指先に集中させる
野村:(頷きながら聞く)
羽生:っていうことに関しては、やはり、お客さんの、または見ている方々の、その視線をそこに、引き付け、させる
野村:そうですね
羽生:ていうことなんですよね

野村:ある種不自然ですよね。(もう一度印を水平に動かす)だってこうやって動かす人いないですからね
羽生:そうですね(笑)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 63 そうですね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 66 ことっていう

野村:普通にはね。そうですから不自然なことっていうものにまあ一種、見てる人の想像力を働かせるっていうことが
羽生:(頷きながら)うんうん
野村:やっぱり僕らの、真骨頂な気はするんですね
羽生:(力強く何度も頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 69 真骨頂

野村:あのねえ、えー安倍晴明の舞はね、実は僕の即興なんですよ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 72 そうなんですか

羽生:あっ、そうなんですね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 73 ばらしていいのか

野村:(笑)ばらしていいのかわからないんですけども

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 74 わからない

羽生:あはは(笑)
野村:まあねあの時はね、晴明が、舞い狂うと、いうようなニュアンス、っていうことをまあ、まあ丸投げされて

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 78 丸投げ

羽生:丸投げされたんだ
野村:はっはっはっは(笑)えーまあ、じゃあまあ舞いましょうと

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 80 即興

羽生:即興なんですねあれ(笑顔) びっくりしました。もう完全に、もうこれやってくださいって言われてるのかなと
野村:能狂言でも見たことないような型も少し、こう自分でその場で作りながら、えー、まあでもその代わり気持ち良く舞ったわけです
羽生:なるほど。そうなんですね
野村:うん。もうフリーですから
羽生:フリーですね(笑)
野村:(笑)

―映画『陰陽師』で、萬斎さんが演じる安倍晴明の舞

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 81

―羽生選手は、演技冒頭の振付を真似ています

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 85 気になる点

―萬斎さんは、その振付に、気になる点があるといいます

■ 表現における”型”の意味は
野村:例えばその『SEIMEI』の初めの方でこう
羽生:はい

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 88 それを自分

野村:(冒頭のポーズ)同じポーズしていただいてますけど
羽生:はい、はい
野村:例えば僕らだと、(頭の上を示して)ここに烏帽子があってここに、自分のバックに(袖を回すようなジェスチャー)こうなるように、こう大きな袖が来るわけですよね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 90 どう表現

野村:でそれを自分の中の身体感覚として絵でこう、(両手で大きな四角を描くように)ここに大きな白い一枚の布がきて、ここに烏帽子があってこうなってるっていうふうに、ま、なるわけですけど、それをまあ、どう表現されるかな、っていう
羽生:ふんぅん…
野村:僕も狩衣が無ければなんかもっとグッ、というふうに、だんだんフラメンコチックになってくるなとかね
羽生:あははは(笑)
野村:まあそういうふうにこう、やっぱりちょっとずつ、やっぱり身に着けているものが違うとアレンジする必要性があるとか、どこを見せるのかっていう、感覚の時にじゃあこの左手は何ぞやと
羽生:(小声)なるほど…
野村:ていうふうなことは、僕はちょっと気になりました
羽生:(頷きながら)うん…

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 94

―萬斎さんは、狩衣と呼ばれる長い袖を、左手で掴んでいます。これには、衣装全体を美しく見せる狙いがありました。一方、羽生選手には、長い袖がありません

羽生:もう完全に振付をされたが、ままに、やってる状態なんですよ
野村:ああ、そうか。でもそれはね、たぶんね、「型」はねやっぱり自分で解釈していくもんだと思います
羽生:うん…

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 96 何の意味が

野村:やっぱりそれは、この「型」に何の意味があんのかなっていうのをわからないというか放っとかないで
羽生:(うんうん頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 98 放っといてやって

野村:もちろん放っといてやってくうちに、気が付くでもいいんですよ
羽生:(頷く)
野村:例えばこれも、(口の前で右手で刀印を結び、左手を頭の上に)まあ晴明がやってたから、っていう、だけでなくてこれにすることで何かこの

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 101 司っとる

野村:例えばこれが(天井に向けた左手をパンと右手で叩いて)天を向いていてこっちが(口の前に結んだ印を前に示して)水平軸を持っていて自分の意識は、地に、足にあるとかっていうような、「天・地・人をまさしく司っとるのや」と(笑)
羽生:(何度も頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 105 360度

野村:いう意識を込めれば、それが集中の一つの、契機になりますよね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 106 お客さん

野村:360度お客さんがいる中でそういうふうななんかベクトルを、全方向に使ってくためにはやっぱり使ってくっていうことが、手であるとか指であるとか、ねえ、いろいろ、おありなんじゃないかと思うんですけどね
羽生:それが例えば、そのお客さんに、全てが伝わるとか、そういう、意味合いではなく、その自分が、その振りに、どういう、意味を込めてやってるのか…
野村:そうですよね
羽生:っていうことですよね

―指先から足の先まで、意味を宿らせることに、気付かされた羽生選手。萬斎さんから教わったアドバイスが、生かされていました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 107 NHK杯冒頭

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 109 NHK杯FS

―『SEIMEI』冒頭のポーズ。左手は、天を向いて開いています。「天地人を司る」天を表す意味を持たせました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 113 NHK杯FS

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 114 NHK杯FS

羽生:一つの型でも、いろんな、喜怒哀楽があったりだとか、またはその、みなさん、に捉えて欲しい、イメージっていうものがまた違ったりもされると思うんですけれども
野村:(上目使いで頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 118 捉えてほしい

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 119 成りきって

羽生:その時って基本的には、自分、がもうそれに成りきって、その気持ちに成りき…ってやるんですか、それとも、見てもらうことを意識して、それをやるという形なんですか
野村:それは深いですね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 119-2 どっちかって

野村:演技者っていうのはどっちか、っていう時に、まあ、…えー、俳優、養成の感じで言うと成りきって、笑う時には本当におかしく本当に悲しくて気持ちから入る方法論と

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 122 型

野村:我々のように型から、例えば泣くっていう時だってこういう(右手を額の前にかざして)型をすれば泣くなんだっていう、ことなんだけど、まあ僕はそれは両輪だと思うんですよね
羽生:(頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 125 泣いていて

野村:人にそれが泣いていて気持ちいいとか、美しいと思わせるっていうことは表現者として重要なことだけども

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 128 気持ちも

野村:それをやっぱり裏打ちする気持ちもないと、やっぱり形だけになってしまうので、やっぱり、気持ちも重要だし、そしてそれをちゃんと人に表現として見せるっていう、両方が必要だなという気は、しますよね。なんかそれは、本当スケート見てても、ただ単に振付とかその体操してるみたいな人と
羽生:ははは(笑)
野村:あの(笑)情熱…パッションを感じる人と、両方いらっしゃいますよね。で両方できる方がまあ一番、強いってことになるのかもしれませんけれども

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 131 そこは

羽生:はい。そこは、たぶん、一番僕達が目指さなくてはいけないところではあると思いますし

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 132 アーティストで

羽生:やっぱりそこが、ある程度、ある、アスリートである、部分と、アーティストで、なくてはならない部分だと思ってて。勝敗があるからこそジャンプを跳ばなきゃいけないとか
野村:うぅん(唸る)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 133 難易度

羽生:その、難易度を高くしなくてはいけない部分に関してはすごくアスリート的なものがありつつ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 134 ものがある

羽生:その、アーティストという面では、その、振付、だけではなく、気持ちも入れなくてはいけない
野村:(考えるように仰ぐ)
羽生:ていうのはすごく感じますね

■ 音をみせる難しさ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 138

羽生:音楽の編集も、ちょっと、携わったので
野村:へえ~
羽生:今回初めてなんですけれども。音、っていうことに関して、僕はなんか人一倍その音をすごく気にしてしまう、タイプで
野村:うん
羽生:例えば、昨年から使用させていただいてるそのクラシックの、曲であったら、割とゆったりとした音なんですね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 139 2014NHK杯SP

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 140 2014NHK杯SP

羽生:それを、聞いてしまって、でその曲に合わせなくてはいけないと思いながら跳んでしまうがゆえに、タイミングが遅くなってしまったり
(転倒シーン)
野村:うーん
羽生:だからその速いビートを刻んでいる、例えばうんとー、オリンピックの時に、やらせていただいた『パリの散歩道』という、楽曲があるんですけれども
(ソチ五輪SPパリ散演技映像)
羽生:あれは、ものすごく速い、ビートで、やってるので、ちょうどよく、そのジャンプの、タイミングと合ったんですよね
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 143 そういう音

羽生:そういう、音、と、その表現、という概念だと、どういうふうに捉えてらっしゃるのかなと…
野村:やっぱり一番その、日本的なものと、西洋的なものの違いは、音楽をどう、体で表現するかと。どちらかというと西洋的な人達はやっぱり音を全て体現しようということで
羽生:(頷く)
野村:リズムを全て刻んでしまって
羽生:なるほど
野村:振りが多くなると
羽生:はい
野村:やっぱり僕らは、そういう意味で言うと省略の文化で、ほんとに、わざと、音が無いところまですーっと来て(空で手を握る)ある種準備動作も無いままパンと跳んだかと思ったらドーンと落ちる、その瞬間にものすごい、エネルギーがあったことに気が付くというか。まあそういう、感じですよね
羽生:その、無のところとか
野村:そうですね
羽生:静のところから、その、何かが出てくるというか…
野村:そうですね。ですからずーっとリズムを感じさせるっていうところも、もちろんあるし、急にリズムが無いところから一種の無の状況にふっとなったかと思ったら軽やかにふわっと跳んだかと思ったらドーンっていう
羽生:(頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 146 ついたり

野村:そういう意味で言うと、音に、付いたり離れたり
羽生:うんうんうん
野村:っていうことがこう自在に、あるのがまあ僕らの感覚ですよね
羽生:ある種のそのメリハリ
野村:そうですね
羽生:みたいなものですよね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 147 楽器

野村:楽器の要素もあんですね、能舞台の下に甕が、あったりして、もうほんとに、シンプルだから、こういうところで(音を踏み鳴らして)、こう、音がさせるような構造にはなってるし跳ぶ時も、(両足で跳んで一音で着地)っていうふうにこうまあ
羽生:(見ながら何度も頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 150 こうまあ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 151 三番叟という

野村:落ちる方に、意識をさせますよねえ。『三番叟』という、ものの中にね、三連続で跳ぶっていうのがありますけれども
羽生:(うんうん頷く)
野村:まあそれなんかもこう来てね、(左手の方を指差して)こっち跳びたいんですよ、わざとこっち跳びたいのに、(反時計周りに体を回転させて右へ移動する)逆回転すんですよこうやって
羽生:うんうんうん
野村:一度後ろに振っといて、そして、(二回音をさせずに跳んで、三回目で大きな音をさせて着地)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 152 最後だけ

野村:最後だけ音をさせると。まあそういうような(笑)ことにはなってんだけど

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 153 三番叟

―狂言『三番叟』の三回連続で跳ぶ演技。最後の音だけを鳴らすことで、演技にメリハリを持たせています

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 157 最後のがすごく

羽生:強弱の、上手い使い方ですよね。その音に関してもそうですよね。そう考えるとその、柔らかく、音を出さないようにやれば、それはすごく柔らかく見えるけれども最後のが、すごく、映えるというか
野村:そうですね
羽生:(額に手を当てて呼吸)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 158 まあですから

野村:まあですから押すだけではなくて引く演技というかね
羽生:(目を見開いて頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 159 どうしてもこう

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 161 見て見て

野村:どうしても、こうやりたいああやりたいっていうの見て見て見てって言うためにはその分引いている部分、ていうものがあった方がより効果的に見えるっていう
羽生:もう全てを、忠実に、そのリズムとか、全部やってるよりは、その、一瞬の間があったりだとか
野村:そうですね
羽生:そういうところから、さらにまた乗っていくところがあるってことですよね
野村:そうですね

野村:リズムに支配されるのではなくて、その人がリズムを支配してるというような
羽生:なるほど…(何度も頷く)
野村:見え方がする時には
羽生:うんうん
野村:何かこう見てる人間が本当に、見てて良かった生きてて良かったっていうかここにものすごい生き物がいるっていうような、なんか感動をね
羽生:なるほど
野村:なんか与えるのかなっていう気がしますけどね

―表現者二人が語り尽くす、演技への熱きこだわり。次は、”流れ”で見せる表現

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 162 

野村:先程ちょっとだけ『SEIMEI』も拝見しましたけど

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 163 ありがとうございます

羽生:ありがとうございます
野村:スケーティングも、ある種周ってる時っていうのは
羽生:割と、そうですね、あの、そういう萬斎さんのお話から言うと無の状態に
野村:そうですよね
羽生:なるかもしれないですね
野村:一種、全体の小節が何小節かある中でぐるりと周るというのはたゆとうてるというかね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 167 たゆとうてる

【たゆたう】 物がゆらゆらと動いて定まらない


羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 168 ステップを

野村:かと思えばステップを踏むっていう時にはリズムを刻むわけではないですか
羽生:はい
野村:そういう意味で言うと、まあ僕らも、この舞台はね結構周るんですよ

―舞台を囲むように、ゆったりと周る、立ち振る舞い

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 168-2 周る

―氷の上を、滑走する姿

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 168-3 氷の上を

―萬斎さんが感じた、表現の共通点とは

■ 緩急で魅せる表現
野村:周ること自体は、何か演技かって言うと、それ自体が演技というのはやっぱり一種の時の流れであったり
羽生:うんうん
野村:エネルギーの何か螺旋を見せるとかっていうことで

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 170 ていうこと

羽生:(頷く)
野村:なんだろねえ、客観的な
羽生:なるほど

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 172 もうちょっと

野村:星の運行にも近いけれども、そういうようなこう、もうちょっとこう大きな、世界観を見せる時間のような気がしますよね
羽生:(うんうん頷く)
野村:そこから具体的な何かが
羽生:うん…
野村:直接的に、何か型をするっていうようなことにこう、なっていく
羽生:よりその型が目立つようにというか
野村:そうですね
羽生:よりはっきり伝わるようにっていう
野村:そうですね。ですから周ってる間はある種無になっている
羽生:うん
野村:体が。もちろんその中に序破急という僕らのね、あのー、独特の考え方で

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 174 序破急

【序破急】劇の構成または曲のテンポを三段階で示すもの
「序」はゆったりとした導入部 「破」は中間
「急」は急テンポの終結部


野村:ゆっくりなところからだんだん加速して盛り上がる。ジェットコースターと似てるけど(笑)ずーーーと行ってすっと行くっていう。その周る、まあるく周るにしてもそういう序破急をつけるんですね
羽生:(頷く)
野村:おんなじ速度で周るって言っても人間が、込めたものがこうすーっとスピードになって抜けてく瞬間
羽生:(うんうん頷く)
野村:みたいなものを、お見せしてる気はしますよね

羽生:ジャンプに関しては、ある程度スピードがないと、跳べない、ものであって
野村:そうですねぇ、うん
羽生:スピードを、その助走の部分でつけるんですけれども
野村:うん
羽生:それが、最初っからじゃあ、トップスピードで行くかって言ったらそうではなくて
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 177 合わせられるように

羽生:そのジャンプのところに、トップスピードで合わせられるように徐々に徐々に上げていく…
野村:うん。その時に、まあ…
羽生:より、惹き付け…
野村:惹き付けられるし、大きなものを感じますね、波が大きいみたいな感じでね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 178 それはでも

羽生:なるほど。なんかそれはでも、すごく、スケートに、生かせるなと、今すごく感じてたんですけれども

野村:能狂言もそうだしおそらくスケートも、もう跳ぶっていうのがわかるじゃない
羽生:はい(笑)はい

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 181 はい

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 183 こう跳ぶんだ

野村:でこれはこう跳ぶんだっていうのがわかっててもそれを、おお…と思わせなきゃいけない、っていうことが、まあ一つ、型のある者の宿命
羽生:(うんうん頷く)
野村:でそうした時に、我々は、おそらく、もう、お客様が期待されること以上のことを
羽生:(何度も頷く)
野村:本当に以上かはわからないけれども、その時の、お客さんにとっては自分が思ったよりも上を見せる…(微笑)
羽生:(無音で)なるほど…
野村:ていうことをしなきゃいけない
羽生:(こくこく頷く)

羽生:振付が、やはり、毎回同じものをするので
野村:うん
羽生:その、違う試合であっても毎回同じプログラムをするので
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 187 うん

羽生:やっぱり、わかるんですよみなさんが。あここで何する、あれ何するって。ここでジャンプ跳ぶみたいな(笑)
野村:(笑みを浮かべて)来るぞ来るぞと待ってるわけですね
羽生:そうなんですよ(笑)ここで4回転来るぞとかって出るんですよ
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 188 じんときました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 189 宿命ですね

羽生:もうそういうのをなんか、すごく、なんか自分の中でじんと来ました
野村:うん。これは宿命ですね。はっはは(笑)

羽生:なんか、すっごいもう、すごいためになりすぎて、今頭がちょっと混乱してるんですけれども
スタッフ:(笑)
羽生:パンパンなんですよほんとは。(額に右手を当てて顔を伏せて)すごいなあ…なんか…すごいなあ、すごいところに来てるなあ俺(腰を折って俯く)
野村:あっはっはっは(笑)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 190

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 194 2010NHK杯FSチゴイネ

『15歳でシニアデビュー』

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 196 2010NHK杯FSツィゴイネルワイゼン

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 198 チゴイネ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 204 チゴイネ

『初めてのグランプリシリーズで4回転ジャンプを成功させる』

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 205 2012NHK杯FSノートルダムドパリ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 207 ノートルダム

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 208 ノートルダム

『地元宮城の観客を前に成長した演技を見せる』

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 213 ノートルダム

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 214 ノートルダム

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 216 ノートルダム

『NHK杯初優勝』

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 219 2014ソチ五輪SPパリの散歩道

『19歳で臨んだ初めての五輪』

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 221 ソチ五輪SPパリ散

(ジャッジ前の笑顔バージョン!このアングル間違って消しちゃって語り亭のスローしか残せてなかったから嬉しいー!)

『ショートプログラムで世界最高得点(当時)を記録』

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 222 ソチ五輪SPパリ散

『日本選手男子初の金メダル』

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 223 花は咲く

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 224 2014NHK杯EX花は咲く

『震災復興への願いを込めたエキシビション』

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 225 花は咲く

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 226 花は咲く

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 228 花は咲く

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 229 花は咲く

―表現の極意を語る、羽生選手と萬斎さん。続いては、表現者が直面する、あの瞬間です

【Live】 なま、生きる
鮮明な、活気のある など


羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 231 続いては

■ "Live" 緊張感の中で
羽生:例えばその舞台上で失敗をされることとかあるんですか…?
野村:それはありますね人間ですから(笑)
羽生:ありますかやっぱり
野村:あのー思わぬ、息が合わないで失敗することもあるかもしれませんしそれはあのうまあ、一人だけでやるわけじゃないですね
羽生:なるほどそうですよね
野村:台詞だってね、時々うっかりして忘れるとかね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 234 見とれることはないですけど

野村:お客さんの、に見とれることはないですけれども
羽生:(笑)
野村:まあお客さんの反応がいつもと違うなと思ってて
羽生:はははは(笑)
野村:なんかこういろいろと雑念が浮かんで来たりすると、間違えちゃったりとかね
羽生:ふぅん(頷く)
野村:そういうことも、ないわけではないですけども
羽生:そういう時ってどういうふうに、気持ちを切り替えようと…切り替える、んですか、むしろ。そういう時は
野村:そうですねやっぱり僕らも同じで(笑)失敗してもそれを引きずってるとその後が、ガタガタになるので
羽生:そうですよね
野村:何が起ころうともう、失敗したらそれはそれ、もう忘れて

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 237 戻す

羽生:(頷いて)もうほんとに、元の、あったルートに戻すってことですか
野村:戻すってことですよね
羽生:(うんうん頷く)
野村:うん

野村:逆に質問させていただくと
羽生:はい
野村:その4回転とかっていうこう
羽生:はい

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 238 難易度の高い

野村:すごい難易度の高い、する時にうぁらぁ跳ぶぞっ!ていうふうに
羽生:あはは(笑)
野村:思って、跳ばれるのか、それとももう流れの中で、跳べる時にはもう何も考えずに…
羽生:(頷く)
野村:なんか流れの中で
羽生:それこそ”型”ですよね
野村:うん
羽生:”型”のまんま
野村:うんうん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 239 練習

羽生:あのー、練習、では、基本的には跳ぶぞと思ってやってはいるんですね
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 242 例えばその

羽生:ただ、例えばそのー、練習の中でも

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 244 音を

羽生:その、音を、使ってやっている時だとか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 246 ないです

羽生:そういう時は、基本的にはもう、跳ぶぞということは無いです
野村:(頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 247 選手それぞれ

羽生:基本的に、もちろん、その選手それぞれなんですけれども
野村:(じっと見て頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 250 ステップから

羽生:僕の場合は、その、ステップからの流れを大切にする時もあるし
野村:うん
羽生:ジャンプということだけは考えないですねあんまり
野村:うん(唸る)まあね、跳ぼうと思って跳ぶのと、無意識のうちに跳べてるっていうのはね、これなんとなく、奥深い話のような気がしますし

羽生:あのー、僕らは、一応アスリートではあって、その、失敗っていうのは、明らかに減点されるものであって
野村:うん
羽生:勝敗も、ある程度そこで決まってしまうんですけれども
野村:うん
羽生:そのー、ちょっと通じるものがあるかなと思ったのは、その失敗をどのように、失敗では、ないように思わせるか…
野村:(うんうん頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 252 どういう

羽生:そのなんか、その流れの一つとして

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 253 どういうふうに

羽生:どういうふうに、あのー、なんだろう、誤魔化すっていうとちょっと言葉が
野村:(うんうん頷く)
羽生:マイナスなイメージかもしれないですけれども、どのようにその流れとして一つのものに、するのかなっていうのは少し気になったんですけど…(声ちっちゃくなる)
野村:まあねえ、完璧を、まあ目指す
羽生:うん
野村:っていうのが我々の、仕事っていう気はしますけれども
羽生:そうですね、はい

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 254 あるアクシデント

野村:逆に言うと、あるアクシデントがあったりした方が、ある種のなんかその重圧?
羽生:ふんうん
野村:から、逃れるというか
羽生:うんうん
野村:まあ楽…天的にていうか
羽生:はい
野村:自分の、ポジティブにね
羽生:はい
野村:やっぱり、考えてく、しかないかなーという気はしますよね
羽生:(無音)なるほど…
野村:ええ。ですから逆にまあ、うーん、まあそんなにね、なぜそこでちょっと失敗したかってことなんて
羽生:あはは(笑)
野村:考えてられないけども
羽生:そうですね
野村:それはそれでも失敗したから
羽生:はい
野村:もう次は自由にやろう、というかね
羽生:なるほど
野村:いうふうに、考えるしかない…
羽生:その次の決まったところまでは、もう、本当に自由に
野村:そうですねえ
羽生:自分が感じるままにというか
野村:ええ
羽生:(頷きながら)なるほど…

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 256 難しい

羽生:でも、難しいですねその、音に合わせる
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 258 気持ちも

羽生:音に合わせなくてはいけない、でもジャンプも跳ばなくてはいけないでも気持ちも入れなくてはいけない、っていう…その、たぶん、同じだと思うんですけれども
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 259 練習をしてきて

羽生:そのー、僕らも、稽古というか、練習を、してきて、でそれこそ機械的に、ジャンプを跳べるようになっていって。でも、その中では、やっぱり、ライブ感というものがあって、その時の、そのお客さんの緊張感とか、その、ジャッジ、このジャッジいるなぁ~とか(笑)思ったりもするんですけど

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 260 意識されてますか

羽生:あのー、その会場の雰囲気、だとか、その前の選手ももちろんそうですし。そういう中で、どのように、その自分のリズムというか、自分の呼吸というか、そういうものって、基本的にどのように意識されてますか…(声ちっちゃくなる)
野村:そうですねえ…。うん。でもまあ、…ある種たっ…役者としてね考えた時には舞台に立っただけで、何かを感じさせて自分のペースに引き込まなきゃいけない、とも思うし、声を発しただけで、みんなが、ふっと耳を、聞き耳を立てるような、やっぱりそういう、まあ、役者になりたいな、っていうふうには、単純に思いましたよね

■ "Live" その場の時間 空気をまとう
野村:その場と、その時間
羽生:(頷きながら)なるほど
野村:空気をやっぱり纏う。それに…(聞き取れない)
羽生:もうその、音楽とかそれだけではなくて
野村:(頷く)
羽生:お客さんとか、この、会場の雰囲気だとか
野村:そうですね
羽生:そういうものですよね
野村:やっぱりそれに対して挑戦的にあまりし過ぎるっていうことではなくて、やっぱりそこを、その、空気、場を
羽生:ふんぅん
野村:味方につける、纏うっていうようなことが、できると、あのー、人は、喜びますね(微笑)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 261 喜びますね

羽生:そうですね。その、相反したもので、無理矢理、来るよりは
野村:そうですね。まあでもいろんなこともあると思いますけどね
羽生:そうですね(笑)
野村:緊張感をまず、まあ、その、場がねえ、あまりに緩み過ぎてたりとか。まさしく、前の演技者がどんな感じだったか
羽生:そうですね(笑)
野村:とかっていうことも、ね、駆け引きとして、きっとおありでしょうしね
羽生:はい

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 262 かまそうかとかね

野村:ちょっと緩んでると思えばかまそうかとかね
羽生:(笑)
野村:それは、やっぱり、ありますよね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 263 それは

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 265 ありますよね

野村:僕らなんかはこういう橋、橋掛かりという長ーいね、この廊下みたいなとこずーっと、こう、登場するわけですよね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 266 橋掛り

野村:演技始まってないかというと始まってるんですけど、もうお客さんにはちょっと意味不明な、時間、の流れの中でやっぱりこうすーっと気持ちよく出てって

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 267 自分の中で

野村:その場の空気を纏って全部の体の中に入れるんだっていう解釈も成り立つんだと思うんですけれども、人間の常軌を逸した、そういうふうに一種神がかるというか、あんまり自分の中で意識がなくなる部分ていうのはありますよね。で意識がない時の方が

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 268 気持ちよく

羽生:うん(頷く)
野村:気持ちよく、まあ、舞えると…いう感じでしょうかね

―場の空気をまとう。その場にあるもの、全てに気を込め、自分の力に変えられたら…圧倒的な表現ができる

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 269 場の空気を纏う

―萬斎さんは、そう考えています

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 270 森羅万象

野村:森羅万象、この会場の中の空気であるとかそこを、突き抜けた天とやっぱり地面と、まあ、自分と同レベルにいるようなという、同レベルかわからないけども、生きとし生ける、生命…それこそ生命(羽生くんの方を見て笑う)
羽生:(笑)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 271 押さえる

野村:生物に対しての、気を、ちゃんと自分は、押さえるのだという意識から、始めてく中で、押す、それに対して行き来するからそれを纏うっていうこともできる
羽生:(何度も頷く)
野村:気はするんですね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 272 気合を込めてく

野村そういう意味で言うとまあ『三番叟』という狂言のまあ舞踊曲ある時にやはり四方に対して気を、ちゃんと、治めてく、それは、お巫女さんの神楽でもそうですけど(舞台の四方を手で示しながら)この例えば四本柱に一つ一つ気合を込めてく、っていうような。やっぱり全部に対してちゃんと、アプローチするというか、気を送ると、やっぱりそれは、みんなの意識をね、こう、一つ、自分に向けさせてく、一種の挨拶でもあると思うんですよね
羽生:(頷く)なるほど…
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 273 ジャッジに意識を

羽生:その、まあ例えば僕らで言う、まあリンクに、意識を持っていくじゃないですけど。僕らってやっぱジャッジに意識を持ってかなきゃいけないので
野村:確かにね(笑)
羽生:結構ジャッジばっかになっちゃうんですよ(笑)
野村:(ジャッジに対して構える仕草をして羽生くんに笑いかける)そうだよねえ(笑)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 274 お客さんはいる

羽生:でも、先程、萬斎さんも言ってもらったように、その360度にお客さんはいるんですよね
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 275 お客さんは

羽生:もちろんそのお客さんは、の反応とかは、全く点数には関係ないかもしれないですけれども、その表現者として考えるんであれば、絶っ対的に、見せなくてはいけないんですよね
野村:(頷く)
羽生:でも僕らって常に全身なんですよね(笑)
野村:うーん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 276 すごくなんか

羽生:だからそのことに関してはすごく、なんか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 277 例えばですけど

羽生:例えばですけれども、これが、例えば、今、(舞台正面を指して)こっち側にジャッジがいて
野村:うん
羽生:ジャッジ側にここを見せてるのかもしれないですけれども
野村:うん、うん
羽生:振付的には後ろを見せてるみたいな
野村:うん
羽生:後ろの、お客さんがメインであったりだとか、そういう一つ一つの意識の違いって、すごく大切なんだなって、すごく思いました

野村:そういう意味では精神性がすごく重要ですね
羽生:そうですね
野村:やっぱりジャッジっていう邪な(笑)邪でもないかもしれないけど(笑)
羽生:邪な、邪な(笑)
野村:(笑)邪でもないだろうけど、まあ、その、ほんとに人だけに対するっていうことではなくて、やっぱり、周り全部の空気をね
羽生:そうですよね…
野村:やっぱり感じ取る、その緊張感ていうものはね、やっぱりその場をやっぱり味方につける一つの、ものでもあるでしょうしね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 278 ほとんどない

羽生:(頷く)何か、すごく今、参考になったのは、僕達って、リンクに意識を向けたこととかほとんどないんですよ。考え方的には
野村:ふぅん…

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 279 もうほとんど

羽生:もう、ほとんどお客さんに向けてか、それこそ邪な気持ちでジャッジに向けてか(笑)
野村:うんうん
羽生:どちらかしかなかったので
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 280 天井もあるし

羽生:その、リンクってやはり、存在するものは、もちろん、天井もあるし
野村:(頷く)
羽生:リンクも、アイスの、その氷もあるし
野村:うん
羽生:フェンスもあるし
野村:そうですよね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 282 ひとつひとつ

羽生:っていうことを考えた時に、その、もちろんそのー、一つ一つの演技、例えば、僕らはその西洋ものとかもや、やるので、例えば『ロミオとジュリエット』だったらジュリエットを想像してここにジュリエットがいるからここにこうやってやるとか
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 284 フェンスに対して

羽生:そういうのもあるかもしれないですけれども、その中に架空のものだけじゃなくて、その、リンクに対してであったりだとかそのフェンスに対してであったりだとか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 285 会場の

羽生:その会場の、壁であったりだとか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 287 壁であったり

羽生:そういうものにも対しても、その気を込めるというか…そういうのってすごい大切なんだなって思いました今…
野村:そうですねえ…やっぱり一応お客さんがいる、ところには、自分も、意識を持つために
羽生:うん…

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 288 僕らは意識します

野村:お客様にという(首を振って)、自分もそういう意識を持つために、確認のために、今日はどこまでお客さんが入ってるとかっていうことはやっぱりすごく、僕らは意識しますけどね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 289 例えばその

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 291 大小

羽生:例えばその、会場ー、のまあ大小もあると思うんですけれども
野村:うん

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 293 溶け込むというか

羽生:…支配、支配しようとされてるわけではないと思うんですけど、その空気感、の中がぁ…(目を閉じて考えながら)中に溶け込むというか、はん、溶け込む範囲というのが、(大きく腕を広げて)ここの中だけなのか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 294 それとも

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 295 そのもう

羽生:それとも、そのもう、そこの、(舞台正面の向こうを示して)壁、まで、全部なのか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 296 そのもう

野村:うーん(唸る)…それはねえ、まあ、お能はどちらかっていうとこの、四本の柱に囲まれてる中に、一つの意識っていうか小宇宙を持って
羽生:うん
野村:作り出してそれがこう滲み出てってこの壁まで行く、っていうところがあるし
羽生:はい
野村:狂言はもうちょっとね実際、会話劇だから、(手を招いて)ちょっとちょっと、とまではやらないけども(笑)お客さんに直接語りかけるような意識を、まあ、相方というか、対話する人間と一緒にやってたりっていうことはありますよね。でも両方必要な気はしますよね
羽生:(頷く)
野村:うん
羽生:じゃあジャッジに語りかけて(笑)ジャッジだけに語りかけ…周りはまあ、みたいな(笑)
野村:することもやっぱりそれは必要なんじゃないですかねえ。うん。まあ効率よくどうしていくかと
羽生:うん
野村:やっぱり自分のためと、ジャッジのためと(笑)
羽生:あはは(笑)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 297 お客さんの

野村:お客さんのためとということはあるでしょうけど、やっぱり場を支配するためには場、を味方につけるっていう意味で言うと、自分の意識を会場全体に持って行きたいし、どこまでか、お客さんいるのかなっていう、意識にはなりますよね
羽生:(頷く)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 299 意識にはなりますよね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 300 意識にはなりますよね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 301 

羽生:…でもすっごい今の

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 302 自分の中で

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 303 ためになりました

羽生:自分(の)中で、ためになりました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 304 ためになりました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 306 ありがとうございました

羽生:(お辞儀して)ありがとうございました
野村:いいえこちらこそなんか
羽生:ほんとに
野村:勝手に喋りましたけど

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 307 とんでもないです

羽生:いえとんでもないです。ほんとに、ためになりました
野村:害がないことを祈ります
羽生:いえいえ(笑)とんでもないです
野村:(手を差し出して)頑張ってください

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 308 ありがとうございます

羽生:(握手して)ありがとうございます

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 309 


羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 310 吸収しました

―羽生選手は、萬斎さんとの対談から、多くのことを吸収しました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 311 吸収しました

―自分にしかできない表現とは

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 312 見つめ直した

―一からプログラムを見つめ直した羽生選手

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 313 血のにじむ

―圧倒的な強さを追い求め、血のにじむような努力を、積み重ねてきました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 314 NHK杯

―11月、NHK杯

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 316 最高得点で

―羽生選手は、世界最高得点でショートプログラム1位に立ちます

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 318

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 319 迎えた

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 320 フリー

―迎えたフリーの演技

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 322 会場を見渡し
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 323 すみずみ
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 324 すみずみまで
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 326 すみずみまで
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 327 いました
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 329
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 330
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 331
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 332
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 334
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 336
羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 337 

―羽生選手は、会場を見渡し、意識を隅々にまで、向けていました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 338 今できる表現

羽生:自分に、今できる表現っていうのは、もっと、自然から、溢れ、出ている、エネルギーというか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 342

羽生:それを、受け取りながら、纏っているように、見せられれば

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 344

羽生:ものすごくその自分が目指してる『SEIMEI』というか、イメージ、(聞き取れない)に近付けるんではないかなと

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 345

(会場音、演技映像)

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 346

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 347

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 349

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 350

―見事に、『SEIMEI』の世界観を、表現しました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 352 歴史

―羽生選手は、歴史にその名を刻む、300点越えを達成しました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 353

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 354

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 355


羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 357 振付をこなす

羽生:一つ一つの、よりもっと細かいところに、意味を持って、でその振付をこなす

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 358 その

羽生:その振付を、なんだろう…こなすことによって

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 360 SEIMEIというものを

羽生:『SEIMEI』というものを体現する

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 361 体現する

羽生:そういうこと、は、かなり意識して、来れたとは思ってはいます

羽生:振付、というものを、型として考えて、一つ一つの、振りに、意味を持たせること、だけでも、自分の、イメージっていうのが膨らみ方が全然違って、歓声であったり、応援であったり、そういったものが、違ったものに聞こえたり…

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 363 今まで

羽生:今まで、なんてこともなく感じていた

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 364 感じていた

羽生:スケートを滑っている時に受けている風

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 365

羽生:ていうのが、これは自然界にある…なんだろう

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 368 いるんだというか

羽生:もっと、おっきな、ものの、中…に自分がいるんだというか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 371 自分は

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 371-2 自然の中に生きている

羽生:その天と、天地人っていう、えー、言い方がありますけれども、そういったなんか、自分は、その、自然の中に生きているんだというか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 374 スケートをしてて

羽生:そういうものは、なんかスケート、をしてて、感じられる、っていうなんか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 377 萬斎さん

羽生:なんて言うんだろうなあ…(目を閉じて眉間に皺を寄せて)、難しいですけれども

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 379 萬斎さんに

羽生:その、萬斎さんに

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 380 いただいた

羽生:教えていただいたからこそ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 384 感じられ

羽生:その、スケートをしている最中にそれを感じられ、る、場面は、ものすごく増えました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 387 表現したい

羽生:自分が、その時に大切にしているものであったり、その時に表現したいって思ってるものであったり、そういうものを、すごく、大切にして

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 390 どうやって

羽生:それを、どうやって伝えていくか、どうやって体で表現していくのかっていうことを、なんか、追い求めながら

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 391 追い求め

羽生:あのー、もちろん技術的なものも大切ですけれども、そういうものを、追い求めながら

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 393 スケートを

羽生:スケートをやっていけたら幸せだなっていうふうに思っています

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 394

―世界のトップを走り続ける21歳。決して驕ることなく、ひたむきに

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 395

―果てしない向上心で、羽生結弦選手は進化を続けます




今まで2015/9/22のevery2015/10/25の報ステSUNDAY2015/11/4のNHK杯番宣などで小出しにされてきた羽生くんと萬斎さんとの対談。約50分、途中演技映像も挟みながら対談のほとんどと思われる内容を見ることができて嬉しかった。羽生くんが萬斎さんにいろいろなことを質問して、萬斎さんの言葉を聞いて、「なるほど…」と頷きながら自分の頭の中を整理していく様子に2013年のフレンズプラスでの荒川さんとの対談をちょっと思い出したり。安倍晴明の舞が即興だったことを知った時の羽生くんの「そうなんですね」「びっくりしました」という受け方が年下然としてて可愛いなと思ったり、「成り切ってやるのか見てもらうことを意識してやるのか」という演じることの要に切り込んだ羽生くんの質問に対する萬斎さんの真情がこもったわかりやすい言葉での答えに感動したり、羽生くんの「リンクに意識を向けたこととかほとんどない」という言葉とそこからの気付きに驚いたり。羽生くんの言葉も萬斎さんの言葉も、それぞれの表情とともにとても魅力的だったので、ちょっと長くなってしまったけど一応まとめ。




上に入りきらなかったキャプまとめて(入ってるものもあるけど)。
良い対談だったなあ…。

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 2

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 17 表現の極意

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 20-2 見せなくては

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 42-2 SEIMEI

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 44 あの

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 46 言葉自体

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 47 まあその

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 49 伝説

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 51 型が

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 55 一挙手一投足

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 56 こういうふうに

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 61 らしい

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 62 集中させる

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 68 やっぱり僕らの

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 70 真骨頂

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 76 ニュアンス

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 81

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 84

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 91 狩衣が

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 92 そういうふうに

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 93 ちょっとずつ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 95 やってる状態

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 103 込めればそれは

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 115 NHK杯FS

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 117

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 141 うんと

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 144 ドーンと

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 155 柔らかく

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 165-2 割とそうですね

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 169 螺旋

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 179 スケートに

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 180 もう跳ぶ

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 185 そういった時に

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 186

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 210 ノートルダム

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 211 ノートルダム

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 212 ノートルダム

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 213 ノートルダム

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 214 ノートルダム

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 216 ノートルダム

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 217 ノートルダム

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 236 元の

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 248 僕の場合は

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 251 流れの一つとして

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 264 やっぱり

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 281 フェンス

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 283 リンクに対して

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 286 会場の

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 292 空気感

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 304 ためになりました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 305 ためになりました

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 366 おっきな

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 369 そういったなんか

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 373 自然の中に生きている

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 382 最中にそれを

羽生結弦 20151230 野村萬斎対談 表現の極意を語る 385 ものすごく


関連記事
コメント
No title
こんにちは!
対談書き起こしありがとうございます。
会話の一言一言の意味を考えながら読ませていただきました。

本当に濃い内容の対談でしたねー。

耳で聞いていると、つい聞き流してしまっていることって案外多いのかなときづきました。
Re: No title
みーたれさま


こんばんは!
私も書き起こしていて、こんなこと言ってたんだとか、こんな表情で聞いてたんだとか、何度か見返した後だったのに発見がありました。
この50分(正味40分ほどかな?)が対談の全てではないみたいですけど、本当に見応えのある特集でしたね。二人の立場や年齢、道程などを想像しつつ見るとまた感慨深いものがあったりしました。
私が聞き間違えて起こしている箇所などがあったら申し訳ないのですが、ちょっとでもお役に立てれば幸いです(。◠‿◠。)


つゆこ

管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。